甘酒のニキビへの有効性と危険性

甘酒

甘酒が美容に有効だという報道は以前からされていますが、少し気になる体験談を見つけました。色々な方法を使っても治らなかったニキビが、甘酒で治ったというものです。

1 : スリムななし(仮)さん[] 投稿日:2016/12/15(木) 13:42:43.15 .net

この20年、ニキビ・吹き出物に悩まされてきた自分は、様々な方法にトライしてきた
そして、ついに、この度、ゴールにたどり着いた

1週間以上、ニキビができない! こんなことは小学生の頃以来はじめて!

・甘酒150ml(※酒粕系ではなく、米麹系の甘酒)を同量の豆乳もしくは野菜ジュース(無塩)で割って毎日飲むことで、腸内の善玉菌が激増
・ヤクルト(もしくはピルクル)を1日1本飲むことで、乳酸菌を補給
・朝晩の洗顔

これだけ! これだけ!
甘酒(米麹系)すごいよ、マジで!
日本人には麹菌が効くんだよ!
ニキビ予防化粧水・乳液とかエステサロンとか美容外科とかヨガとか、なんだったんだ!
甘いものを我慢したり、引きこもりになったり、つらかったよ!

よっしゃー! 婚活するぞー!

※先週放送されたNHKの「あさいち」

私も、単純に美味しいのと美容の意味も兼ねて甘酒を飲んでいた事があります。その頃にはニキビは改善していたので、ニキビに対する効果は分かりませんが、確かに甘く美味しいので元気にはなりました。

ただ、甘酒はデメリットにもなり得る事に気付き、今は飲んでいません。その事については後述します。

今回の、20年という長期のニキビが甘酒を飲み始めてから改善したというのは、本当であれば多くの人の希望になるものだと思い、サイトでピックアップしました。

ただ、この甘酒療法で全てのニキビが改善する訳ではないし、むしろ悪化する可能性もあるのではないかな?と考えています。(甘酒に限った話ではないですが)

甘酒が腸内環境を改善のサポートをしている

上記の投稿者も言っているように、甘酒は米麹を発酵させて作っている為、腸内細菌に良い影響がある事は頷けます。

「肌は腸の鏡」とも言われるほど、腸内環境と肌は関係が深いので、腸内環境を整える事でニキビが改善するというのは説得力があると思います。事実、私も腸内環境を改善するよう意識しはじめてから肌質が変化しました。

劣悪な腸内環境が原因なケースなら、甘酒により腸内細菌のサポートがされれば、腸内環境が改善し、ニキビが良くなる事もあり得ると思います。

腸内環境が良くなれば、単純に便秘も改善しやすくなり、老廃物の排出が皮膚から行われなくなるという点でも、ニキビのリスクは下がると考えています。

甘酒でのニキビ治療の問題点

確かに、劣悪な腸内環境を改善するという点において、甘酒はそれなりの役割を果たし、ニキビ改善の一助となるかもしれません。

しかし、甘酒を使うデメリットも存在すると考えています。私はこのデメリットを避ける為に甘酒の常飲を控えるようにしました。

血糖値を急激に上げ、皮脂が出やすくなる

まず、甘酒はかなり甘く、血糖値を急激に上げる、高GI値の食品です。

血糖値が急激に上がると、それを抑えるためにインスリンが分泌され、そのインスリンが皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌が盛んになると言われています。またこれは甘酒のみならず、甘い物全般に当てはまる事です。

甘い物で皮脂分泌が促進される図

つまり、甘酒を飲む事で皮脂の分泌が盛んになる可能性があります。当然、ニキビのリスクも高まると考えていいと思います。

劣悪な腸内環境が原因で、肌質自体は健康であるなら、甘酒による皮脂分泌の亢進もニキビを引き起こす可能性は低いかもしれませんが、そうでなければ余計にニキビを悪化させるかもしれません。

血管が悪くなり、身体が老化しやすくなる

血糖値が急激に上がる事で、血管が傷つき、血流も悪くなります。血流の悪化は万病を引き起こす元になり、冷えなどからニキビの原因になる可能性も考えられます。

また、老いたマウスに、健康なマウスの血液を移植した所、老いたマウスが若返ったという研究も発表されている事からも、血管・血液と若さの関りも否定できません。

なるべく、血管・血液を劣化させる高血糖(高GI値)の食品は避けるべきだと感じています。甘酒のGI値もとても高いので、この観点から言えばなるべく避けたい所です。

ビタミン・ミネラルの不足

多くの甘酒は米麹(精白米)から作られているので、ミネラル・ビタミンが取り除かれています。つまり、甘酒を代謝する際には、不足した分のミネラル・ビタミンを他の食品で補う必要があります。

糖質は全般的に、ミネラル・ビタミンを浪費する傾向にあるので、糖質を摂り過ぎている人は、ビタミンB不足で皮脂コントロール機能が損なわれていたり、精神疾患に罹ったり、ミネラル不足で健康被害を被るケースも見られています。

甘酒を含め、糖質を摂りすぎる事は、肌(ニキビ)のみならず健康に良い影響はないと考えています。

野菜ジュース、ヤクルトも砂糖水みたいなもの

上記の投稿者は、甘酒を野菜ジュースで割ったり、一緒にヤクルトを飲んでいたと記載していますが、どちらも砂糖がタップリ含まれていて、健康とは程遠い飲料ではないかと思っています。

野菜ジュースに関しては、ミキサーなどで自作したものであれば問題ないと思いますが、市販のものは甘さを加える為に余計なものを沢山入れているものが多いです。

そんな砂糖水と、ただでさえ甘い甘酒を一緒に飲めば、一体どれだけ血糖値が急激に上がってしまうだろうか?少し神経質になっている部分もあるかと思いますが、これを続ける事がニキビ肌にメリットになるとは思えません。

腸内環境を整えるなら甘酒である必要はない

確かに甘酒は飲みやすく、美味しく楽しく続けられて、腸内環境改善が見られるかもしれません。しかし、腸内環境をサポートする手段は甘酒だけではなく、たくさんあります。

  1. 納豆を食べる
  2. 食物繊維を摂る
  3. 運動をする
  4. ポジティブ思考をする
  5. ビタミンB酵母を服用する
  6. 腸内のPhを弱酸性にする

甘酒に限らず、上で挙げたどれもが素晴らしい腸内環境サポートパワーを持っていると考えています。特に、ポジティブ思考とビタミンB酵母は、際立って良い影響を与えてくれました。

甘酒を飲み始めてからニキビは改善した人の話が、「肌荒れサヨナラ【甘酒&乳酸菌飲料】ニキビばいばい」に挙がっているので、試してみる価値はあるとは思います。

ただ、腸内環境を整えるという点で言えば、必ずしも甘酒である必要はないのではないか?と考えました。結局、劣悪な腸内環境は、ストレスか食生活の乱れによる所が大きいので、その根本的な所を解消しなければ、甘酒は対症療法にしかなり得ません。

甘酒を使うにしろ何にしろ、大事なのは根本的な原因から解消する事だと思います。それができなければ、いずれ再発するリスクを抱えたままという事ではないでしょうか?

まとめ

確かに甘酒がニキビ改善に有効かもしれません。ただ、血糖値急上昇、血管老化、インスリン抵抗性、ビタミン・ミネラル浪費というデメリットもある事を理解しておくべきだと思います。

まぁ確かに甘酒すごい美味しいから、こんなにおいしい治療があれば嬉しいんだけどね。ゴクゴク飲み過ぎるのは良くないと思います。

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