腸内環境を劣悪にするのは、日々摂っている「食品添加物」だ

腸内環境と細菌

食品添加物が腸・ニキビを悪化させる

ニキビ治療においての腸内環境の重要性は、まだあまり広く認知されていないようだ。しかし、腸ー脳ー皮膚相関や、腸の働き・免疫などについて知れば、腸内環境を整えることが如何に重要かというのが誰でもよく分かるだろう。

腸内環境を整えることのメリットは健康だけに限らず、あまり関係ないように思われるニキビにも大きな恩恵をもたらしてくれる。それに関しては、「本気で腸内環境を整えたらニキビ跡と赤みがキレイになった」を参照してくれ。

そんなニキビ治療においても超重要な腸内環境は、あなたが日々摂っている食品添加物により悪化させられている可能性が高い。

食品添加物が腸内細菌を殺す

近年、日本人の腸内細菌は減少していると言われている。それというのも野菜を摂ることが少なくなったというのもあるが、抗生物質や食品添加物が頻繁に使用されていることが大きいだろう。

よく用いられているソルビン酸という保存料は、食品の腐敗を防げる食品添加物だ。このおかげで様々な食品が腐ることなく長期間保存しておけるようになっている。

しかし、腐らないという事は細菌が増殖しないという事。つまり、ソルビン酸入りの食品を食べ、ソルビン酸が腸にまで到達した場合、腸内の環境を司っている腸内細菌を殺し、増えないようにしてしまうという事だ。

青山学院大学の福岡伸一教授の実験によると、食品を腐敗させる細菌を寒天に入れ、ソルビン酸を0.3%だけ添加したエチル培養液を入れるとまったく細菌は増殖できていませんでした。

食品添加物が腸内環境を悪化させる実験

出典:免疫力をアップする科学,藤田紘一郎

ソルビン酸により腸内細菌が減ってしまえば、腸が司る体全体の70%ほどの免疫力は著しく低下し、便秘・下痢・自己免疫疾患・精神疾患・ニキビや炎症の悪化などの様々な症状が起こる事になるだろう。

「下痢や便秘は分かるが、精神とか免疫力にも関係あるの?」と思うかもしれないが、腸は第二の脳とも言われるほど人間にとって重要な働きをしており、その腸の環境が劣悪になれば、体全体にダメージが伝播することは必然だと言える。現に、うつ病の人は腸内環境が劣悪、軽度の自閉症も腸内環境が悪いことが原因だというデータもある。

ソルビン酸などの食品添加物は、国が基準値を決めて絶対に安全!と言えるレベルの量しか含有できないようになっている。だから、食品添加物を含む食品を少し食べたくらいでは早々健康が害されることはない。

しかし、食品添加物の一番の問題は、人間社会の大多数のモノに食品添加物が添加されているという事だ。

つまり、毎日様々な食品から色々な種類の食品添加物を摂ることで、1日の摂取量は危険とは程遠いかもしれないが、それが何年、何十年と続くに従い、それ等のダメージは着実に蓄積されていく。

あなたが普段食べているお菓子だけではなく、スーパーのベーコン、ウインナー、お惣菜、パック寿司、アイスクリーム、菓子パン、調味料など、日常生活をよくよく見てみると実に多彩な食品添加物が用いられている。

何も意識していないと、健康的だと思って摂っていた食品にさえ食品添加物が含まれている事もあり、健康を促進するどころかニキビなどを悪化させる遠因になる。

俺は、スーパーで食品を購入するときは必ず原材料表示を見て、なるべく食品添加物が含まれていないものを購入するようにしている。つまり出来合いの物は買わず、手間はかかるが自分で1から作る。自家製なら食品添加物は含まれておらず、安心して摂ることができるのが最大のメリットだ。

食品添加物をすべて避けるのは無理だろう

現代の社会において食品添加物をすべて避けるとはほぼ無理だろう。

外食に行けばどんなものを使い、どんな風に作られているか分からない料理が出されるし、付き合いなどで不健康的なものを食べなければいけない時もあると思う。

だが、食品添加物が腸内環境を悪化させるという事を知った上でそういう物を摂るのと、知らずに摂るのとでは全く危険度が変わってくる

もし、食品添加物の有害さを知っていれば、食品添加物が含まれているであろう物を食べる機会がたまにあったとしても、「じゃあ、明日の食事は少し健康的なものにしよう!」と普段よりも腸内環境に優しい、善玉菌を増やすような食事を心がけることができる。

しかし、食品添加物が腸内環境、ひいてはニキビに悪いと知らなければ、アフターケアをすることもなければ、募るストレスを解消するためと称して食品添加物入りのお菓子、ジャンクフード、お惣菜などを日常的に摂ってしまうかもしれない。

何も食品添加物を少し摂ったくらいでニキビが急に悪化するワケではない。大事なのは、ニキビのために常に腸内環境を整えておこうという意識だ。それさえ持っていれば、たまに食品添加物を摂ることがあったとしても、それは些細な問題にしかならない。たまには羽目を外す日も必要だ。

日々、腸内細菌を増やし、食品添加物対策をしよう

食品を購入するときは、常に原材料表示を見て、食品添加物っぽい物が含まれていないかをチェックし、できるだけ食品添加物を摂らないように意識する。

それと同時に、日々腸内環境を良くするために、腸内細菌のエサである食物繊維発酵食品を摂ることで、腸内細菌を増やす事が重要だと思う。

日ごろから腸内細菌を増やすような食生活をしていれば、食品添加物により腸内細菌が減ったとしてもすぐに回復するし、腸内細菌が増えることで腸ー脳ー皮膚相関により、肌がキレイになったりストレスが緩和されたり、体各所の炎症や免疫力が良い方向に進んでいくという恩恵を得られるだろう。

腸内環境を整えるのに重要である食物繊維だが、日本は各国の中でも最低レベルの食物繊維摂取量だそうだ。それが様々な不調となり、健康寿命の低下へと繋がっているのだろう。(日本は医療が発達しているから不健康になったとしても長生きできる。つまり健康的に長生きしている人は年々減っている)

日本人の食物繊維摂取量
出典:大塚製薬

これからは、食品添加物を減らすのと同時に、食物繊維をより多く摂るように意識していくべきだ。

食物繊維が豊富で手軽に摂れる食品として、黄な粉・干しシイタケ、海苔、茶葉などが挙げられる。これに限らず、野菜類を満遍なく摂り、様々な種類の栄養・食物繊維を摂っていくことが重要だと思う。

また、味噌や漬物、納豆などの発酵食品も、手軽に腸内環境を整えることができる便利食品だから、食物繊維と一緒に適切に摂取していくといいだろう。

ただ、発酵食品をとったり食物繊維をたくさん摂ったからといって、食品添加物を気にせずに摂っていいワケではない。食品添加物が含まれている食品は総じて健康、延いてはニキビに良いとは言えないものが多い。

だからこそ、なるべく食品添加物が入っているものは摂らず、食べたいものがあれば自家製のモノを作るなどして、健康と欲求を同時に満たしていくようにすることが望ましい。

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