乳製品がニキビを悪化させる3つの深刻な理由

乳製品がニキビを悪化させる3つの理由

乳製品がニキビを治らなくさせている可能性

確かに乳製品の栄養価は高い。しかし、時として乳製品はニキビを治らなくさせる1つの原因になる事を知っておくべきだ。

今までニキビを治す為にヨーグルトを摂ったりしてきたのに、それはニキビを改善するどころかむしろニキビを悪化させる要因になっていた可能性があるという訳だ。

では、乳製品の何がニキビに悪影響をもたらしているのか?そのポイントは少なくとも3つある。

  1. IGF-1
  2. 乳糖不耐性
  3. 乳製品アレルギー

この3つの要因が、本来栄養価も高く、発酵食品としても優秀な乳製品を、ニキビに悩む人にとっての凶器にしてしまう。

逆に言えば、今まで治らなかったニキビの原因が乳製品だった場合は、乳製品を断つだけで飛躍的に改善することも充分に考えられるだろう。

海外のニキビ患者のケースだが、毎週牛乳を2ガロン飲み、チーズをブロックで食べていたニキビ患者さんは、ある時嵐のせいで停電して冷蔵庫が使えなくなり、牛乳とチーズが腐ってしまっていた。意図せずして大好きな乳製品を7日間断つことになったのだ。

だが、それによりニキビがほぼ完全に消え、乳製品がニキビに悪影響だということに気付いたのだ。それを裏付けるように、次に牛乳とチーズを再び食べたらすぐにニキビが復活してしまっている。(→Dairy Caused My Acne

IGF-1が皮脂分泌を促進する

乳製品が皮脂を増やす
まず、乳製品に含まれるIGF-1(インスリン様成長因子)がニキビ肌の人にとって深刻なデメリットを与える可能性がある。

具体的にどのようなデメリットかというと、IGF-1による「皮脂腺の活発化作用」と「アンドロゲン産生を高める作用」により、皮脂の分泌量が増加してしまうというモノだ。皮脂の分泌量が増えれば毛穴詰まりを経て、炎症性のニキビの発生に繋がってしまう為、ニキビ肌の人にとってはIGF-1の増加は深刻な問題だ。

乳製品に限らず、糖質や肉などのGI値の高い食品を食べることで、血中IGF-1濃度が高まることが判明している。

しかし、その中でも特に牛乳はホエイプロテインとカゼインを多く含んでおり、また本来子牛の成長を促すための物だから様々なホルモンも含まれている為、特にインスリンやIGF-1の産生を刺激しやすい構造になっている。つまり、肉などに比べて牛乳は特に皮脂を分泌するリスクが高いという事だ。

牛乳のニキビへの有害性
出典:http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/53742d2100455818c989f709191671dc

現代では、お菓子・アイス・パンなど様々なものに牛乳が使われている。だから、例え牛乳をあまり飲んでいなかったとしても、アイスやパン、お菓子を食べていれば、自然と血中IGF-1濃度は高くなり、皮脂の分泌が増える体質になってしまう可能性は高い。

現に、旧石器時代と同じような食事を続けているパプア・ニューギニアのキタヴァ島の1200人やパラグアイの狩猟採集民族115 人を調査したところ、誰にもニキビは見られなかったようだ。(Arch Dermatol. 138(12):1584-90. 2002年)

また、IGF-1の働きが欠損した遺伝疾患の患者を思春期・青年期から長期間追跡調査した研究でも、ニキビはほとんど認められなかったことから、にきびの発生にIGF-1の関与が強く示唆されている。(J Eur Acad Dermatol Venereol. 25(8):950-4. 2011年)

乳糖不耐症が腸内環境を悪化させる

乳製品アレルギー
乳糖不耐症とは、乳製品に含まれる糖分(乳糖)を分解できない・しづらい体質のことだ。つまり、乳製品を分解できない

乳糖不耐症の人は、乳製品を摂ると下痢・吐き気などの不調をひきおこすが、それ等は腸へのダメージに繋がり、腸内環境を悪化させる。腸と肌はリンクしている為、腸が劣悪になれば、肌にも直接影響が出る

>>本気で腸内環境を整えたらニキビ跡と赤みがキレイになった

>>【実例画像】胃腸を健康にしてニキビを治す7つのステップ

例え牛乳を飲まなくても、お菓子・パンなど様々な製品に乳製品が使われている為、思わぬところで乳糖不耐症を引き起こすリスクは高い。ただ、ヨーグルトなどの発酵食品は乳糖が30%程度分解されると言われているため、生乳を飲むよりは多少マシと言える。つまり、乳糖不耐症の場合は乳糖さえ100%分解されていれば何も問題はない。(しかし、実際には乳糖がそれほどカットされている製品はほとんどない。)

また、欧米人は日本人に比べ乳糖を分解しやすいと言われており、牛乳の消費量でもそれを物語っているようだ。

世界各国の牛乳の消費量
出典:https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000743.html

ただ、乳糖不耐症は、腸内細菌が乳糖を分解する力が弱いという事だから、日本人でも乳糖を分解するような腸内細菌を増やせれば乳糖不耐症は治ると考えられる。ただ、その腸内細菌がどんな種類のものかはまだ発見されていないようだ。

ニキビを改善するためには、乳糖不耐性という理由だけでなくIGF-1が皮脂を増加させるという事からも、なるべく乳製品は摂らない方がいいだろう。

実は乳製品アレルギーがニキビの原因かもしれない

アレルギー検査
乳製品アレルギーは乳糖不耐症と似ているようで少し違う。乳糖不耐症は「腸」の問題だが、乳製品アレルギーは「免疫」の問題だ。つまり、乳製品を摂ると体全体がその毒物を排除しようと暴れ出す。

日本人は卵やアレルギーと同様に乳製品アレルギーを持つ人が多いが、自分が乳製品アレルギーだと気付いていないケースが多い。なぜなら、乳製品を摂ってすぐに反応が出る即時型アレルギーではなく、数時間~数日後に反応が出る遅延型アレルギーを罹患している可能性が高いからだ。

当の俺も、今まで乳製品を摂っても特に不調になる訳でもなかったため、自分は乳製品アレルギーだなんて今まで一度も思った事はなかった。

しかし最近、遅延型フードアレルギー検査キットを使って遅延型アレルギーの測定を行ったところ、なんと自分は重度の乳製品アレルギーだという反応が出た。他にも卵や大豆、カキ、昆布など、全く気にせずに摂っていたような食べ物から大量に強いアレルギー反応が出てしまっていた。

乳製品アレルギーとニキビ

本当にビックリしたし、正直見なかった事にしたかった。自分がこんなに貧弱な体質だとは思ってもいなかったし、むしろ体は強く何のアレルギーもないと思っていただけにショックだった。何より、この結果でアレルギー反応が高かった卵と乳製品を除去したら、日常で口にできるものが大幅に変わってしまう・・・。それはツライ。

乳製品に関してはニキビが悪化する事を気にして、以前から避け気味ではいた。しかし、ここまで重度の乳製品アレルギーだと思うと、たまに食べるアイスクリームなども気が引けてしまう。(卵も入っているだろうし)

ただ、唯一の救いなのが、日本小児アレルギー協会が「遅延型フードアレルギー検査(IgG検査)では、正確に遅延型アレルギーかどうかを測定する事はできない」と言っている事だ。IgG検査で測れるのは、飽くまでIgG抗体の量に過ぎず、その量は単純にその食品を多く摂っていると増えるらしい。

だから検査表で遅延型アレルギーが出たとしても、必ずしも本当にアレルギー反応が出ているとは限らないらしい。むしろ、それで不用意に除去食を判断してしまうと、栄養不足に陥る危険もある為、遅延型アレルギー検査は推奨しないという説も強まってきている様だ。

ただ、その説が本当に正しいのかわからないし、他にも同じように遅延型フードアレルギー検査を行い、除去食を実施した人のブログなどを見た限り、検査表の結果は中々に信憑性があるようにも思えてくる。

本当に遅延型アレルギーを発症していた場合、その食品を日常的に摂ることは全身に強い炎症を発生させ、ニキビだけじゃなく様々な体の不調を引き起こすリスクがある。俺のニキビがここまで悪化したのも、もしかするとこの遅延型フードアレルギーのせいだった可能性もある。

あなたも、「自分に限ってないない」と思っているかもしれないが、もしかしたら遅延型フードアレルギーのせいでニキビを悪化させているかもしれないぞ?

俺も「自分は大丈夫だろ」と思っていたが、不安になって検査をしてみたらコレだ。この検査結果が正しいのかは置いておいて、「アレルギーの可能性がある」という事実を知っているのと知っていないのとでは食生活はまるで変ってくるだろうし、今までニキビに長年悩んできた人は、新たな治療の方向性を切り開くためにも検査をして損はないだろう。

>>ニキビの為に食品アレルギー検査(IgA検査)をやった結果①

>>ニキビの為に食品アレルギー検査(IgG検査)をやった結果②

色々な意味で乳製品はニキビに悪い

IGF-1による皮脂の増加、乳糖不耐症による腸内環境の悪化、乳製品アレルギーによる異常な免疫反応・・・どれもニキビを悪化させる充分すぎる原因になる。

確かに乳製品の栄養価は高いが、ニキビに悩む人にとって、わざわざこれ等の深刻なリスクを冒してまで摂るような食品ではないだろう。

ただ、乳製品を使った製品、アイスやお菓子、ケーキ、パンなどは美味しい。だからこそ、そのリスクを冒してしまいたくなるかもしれない。

そういう時は、ニキビを治して明るい気持ちを取り戻す事と、それ等の乳製品を摂って一時的に気持ちを明るくする事のどちらが今重要かを天秤にかけてみるといい。俺も基本的にはニキビを治す方が重要だが、たまに食べる方に天秤が傾く事もある。

あまり神経質になりすぎるのも逆にストレスで体に悪いから、「なるべく乳製品を断つ」という意識を持っておけばいいと思う。(ただ、乳製品アレルギーの場合は避けるべき)

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