昔は「手」のみで傷や病を治していた

手の力

「手」に重症ニキビを治すポテンシャルがある?

傷を治療することを「手当て」というが、手当ての語源は、患部に「手を当てて」、皮膚を手で刺激することで感覚を覚醒させ、傷を治すことだとされている。かつては、その言葉通り、手を患部にあてがうだけで傷・病を治してきたとされている。

現代からすれば、そんな治療はスピリチュアル、宗教的、と言われてしまうかもしれない。だが、そんな治療が最も主流であり、1500人もの患者を手だけで治した医師もいるのだ。

なぜそんな魔法のような治療ができたのか?今でもできるのか?という事に俺は興味を持った。なぜなら、それさえできれば重症ニキビ、ニキビ跡、クレーターだろうと「手」の力のみで完治することができる可能性があるのだから。

手にはどんな力があるのか?

今でこそ「手」で病・傷を治療する「ローヤルタッチ」は、スピリチュアルな物と思われてしまうが、ギリシャの医神アスクレピオスや、アンリ四世などの多くの人が、手をかざすだけの治療で多くの病などから人々を救っていると言われている。

手当

手をかざすだけで傷や病を治せるなんてどういう理屈だろうかと俺も思うが、自然界に焦点を当ててみると、「傷口に手を当てる」というのは割と身近な行動なようだ。

犬や猫は手のかわりに舌を使い、ストレスや傷がある時に自分の身体を舐める。これは人間が犬や猫に仕込んだのではなく、本能的な行動だと言える。「傷を舐めあう」という言葉もあるように、傷を舐めることで精神的にも身体的にも癒せる「何かが」があるのかもしれない。

犬や猫以外にも、チンパンジーなどの霊長類は、患部の傷などを撫でて癒す傾向にある。人間も体をぶつけた時などは、咄嗟に患部を撫でる(さする)。人間にも本能的に「手当てする」というプログラムが組み込まれていることが伺える。

手は、脳の容量が一番割かれている超重要器官

更に、皮膚は第二の脳とも言われるほど、人間の機能の役割を任されている。以下の画像は、脳が各部分に割いている容量に合わせて、その部分を大きくしている図だ。このモデルでは、手がかなり大きくされている。つまり、人間の脳はそれだけ手に容量を割いているという事を表している。

皮膚は第二の脳

出典:脳の中のこびと

手の皮膚はそれほど敏感で、力がそそがれている部位だからこそ、「手当て」なる言葉が生まれたり、ローヤルタッチという治療法が生まれることになったのかもしれない。

また、皮膚に触れると、皮膚に振動が発生し、その周波数による心に異なる影響を与える可能性がある(手の治癒力,山口創)とも言われている。病は気からという言葉もあるように、心に良い影響が出れば、心の変化が体にも映し出され、身体の傷を癒すことも不可能ではないだろう。その事を裏付ける症例として、以下の実験が挙げられる。

50人の赤ちゃんを生まれてからずっと無視する実験

神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世が行った、50人の赤ちゃんと乳母を対象とした実験がある。乳母が赤ちゃんにおっぱいを飲ませ、おむつを替え、お風呂に入れ、寝かせる、というごく普通で衛生的・健康的な生活を行う。ただし、乳母は赤ちゃんに一言も話しかけてはいけない、抱いてかわいがることも禁じるという、今の時代なら確実に出来ない実験だ。

その結果は、50人の赤ちゃん全員が、1歳になる前に死亡したとされている。赤ちゃんは健康面・衛生面どちらも十分な環境だった、それにも関わらず50人全員が1年以内に死亡したというのは、かなり衝撃的だ。

赤ちゃんに一言も話しかけてはいけない、可愛がってもいけないという普通ではありえない扱いをされる事で、赤ちゃんに甚大なストレスが生じたのかもしれない。この実験で、ストレスの害悪さ、身体面だけでなく、精神面を健やかに保つことの重要性が理解できる

ニキビにもストレスは害悪でしかない

ニキビに悩んでいる人も同じで、ニキビに執着してはいけないのだと思う。ニキビを憎み、執着すれば、精神は必ず病む。そうして、人に肌を見られたくないからと言って人との関わりを避けて孤独になり、承認欲求などを満たすことができずに、甚大なストレスに苛まれることになれば、更にニキビは悪化していくだろう

特にプライドの高い人は、自分がニキビ肌になってしまったこと、ニキビ肌に悩んでいる事を人に知られたくなくて人との関わりを断ちたくなってしまうかもしれない。だが、「ニキビ肌が治ったらまた連絡とろう」と保険をかけると、ニキビが治るまでの間に、ニキビだけではなく孤独とも戦わなくてはいけなくなる。

孤独は人の心を病ませ、免疫力など人を全体的に弱くする。先述したように、心の変化は体に映し出されるから、心がネガティブな方向に向いていたら、体もネガティブな未来に向かってしまいかねない。それをすると、ニキビは更に悪化し、それにより心もネガティブになるという負の連鎖を作り出してしまう。

その負の連鎖を作り出さないためには、「孤独」を感じないことが重要だと思う。だからこそ、人と関わるのが辛くても人との関係は断ち切らない方がいいと俺は考えている。事実、俺はニキビに悩み関係を断とうとしたこともあったが、勇気を出して人と会うことで心は浄化され、何度も助けられた。人は一人では生きられないという言葉の意味が分かった気がした

人との関わり合いは健康に生きるためには必要不可欠

また、スキンシップが健康に良い影響をもたらすと、米国の生理学者ジェームズ・リンチは説いている。20世紀初頭、普段の生活で人とのふれあいがない人は、孤独感にさいなまれ、早死にする原因になり、人とのつながりが薄く、孤独感の高い人ほどさまざまな病気にかかりやすいことも確かめられている。

人と手を繋いだり、握手したり、触れ合う、これらのスキンシップ・人との関わりは「手」を通じて行われることが多いのは、手が最も敏感で脳の容量が割かれている重要な器官だからなのかもしれない。

「手」をかざすだけで重症ニキビを治すことができるかは分からない。しかし、そのようなスピリチュアルに思える力の背景にも、歴史があり、ただ宗教的・ウソくさいだけではなく、古くからあるが故の治療の本質のようなものを感じた。

手をかざしたら、不思議な力で傷・病が治るのではなく、手を通して安心・関わり・愛などを感じることで精神面が穏やかになり、間接的に傷・病を治すことに繋がるのだと思う。プラシーボ効果とも言える。

笑うだけでガン細胞が消滅し、余命半年の患者が寛解するという出来事もあるように、人間には、現代の医学を遥かに凌駕した圧倒的な免疫力・治癒力が備わっている。それを引き出すのが、脳にかなりの容量を割かれている超重要器官の「手」だからこそ、ローヤルタッチという治療が生み出されたのかもしれない。

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