ニキビ治療における空腹感に耐えるメリットが凄まじい

空腹がニキビに与えるメリット

あなたはちゃんと毎日3食しているだろうか?しっかり栄養を摂らないとニキビを治せないと言うのが世間一般の考え方だから、それに則り3食食べている筈だ。

しかし、必ずしも3食食べなければいけないわけではないと思う。もし、あなたが今「昼食の時間だからお腹空いてないけど食べる」という様な食事の仕方をしているのであれば、そのスタイルは一度見直した方がいいかもしれない。

以前、栄養不足より”栄養過多”がニキビの原因なのではないか?でも述べたが、栄養が不足している人に必ずしもニキビができてしまうわけではない。問題なのは、栄養バランスがニキビ方向に偏ってしまっている事なのではないだろうか?

食べるから治らない

ニキビは生活習慣病の1つで、異常な食事・栄養により引き起こされている事は間違いないだろう。

そんなニキビを治すためには、毎日決まった時間に頑張って3食食べるよりも、1日1食、2食にし、空腹感と付き合ってみるのも有効かもしれない。空腹になる事は動物にとって凄まじいメリットがあるのだ。

怪我や病気をした野生動物は、それを治癒するために絶食します。絶食する事に様々なメリットがある事を本能的に理解しているからこその行動ではないだろうか?

しかし私たち人間は、そういう時こそ食べなければいけない、栄養を摂らないと治らないといわれ、無理やりにでも何か食べていた。熱で寝込んだ時には、おかゆ、プリン、ゼリーなどの柔らかく食べやすい物を食べるように促され、「何か食べなきゃ治らない」という事を刷り込まれてきた。

しかし、おかゆは形状的には食べやすいかもしれないが、タンパク質などに比べて、おかゆ等の炭水化物は消化されにくく胃腸に負荷がかかる。プリン、ゼリーも市販のものであれば、たっぷりの砂糖や食品添加物が含まれており、腸内環境を悪化させる原因になる。

何か食べないと元気にならない、と言っておきながら与えられる物はどれも胃腸に負担がかかり、病気を治癒させるエネルギーを奪うものばかりだ。病人に肉・魚を与えると言うと非常識だと思われるだろうが、本人の食べやすさを無視すれば、肉や魚の方がプリンやおかゆよりも病体に優しいと思う。

穀類、糖類、炭水化物は、様々な病気の原因として考えられており、その事を知っている人は糖質制限を行い、病気にならないように努めているだろう。勿論、ニキビの原因にも炭水化物が関係している事は間違いない。

少し話が脱線したが、とにかく「いかに食べるか」ではなく「いかに食べないか」が病気の時には重要なのではないだろうか?私たちは食べる事が健康に繋がると刷り込まれてきている為、そういう発想に至る人は多くはないと思う。しかし、食べずに空腹感を満喫してみれば、ニキビ治療においても恩恵を受けられる筈だ。

空腹がもたらすニキビ治療メリット理由

ニキビを治す上で空腹感にどのようなメリットがあるのかを以下に挙げる。

  • 消化に使うエネルギーを治癒に回せる
  • 成長ホルモンが分泌される
  • 胃腸の負担が大幅に減る

食事を減らし、空腹感を感じるようにすれば、これだけの健康的なメリットがある。私は健康的な体を作る事こそがニキビを治す上で重要だと考えている為、これ等のメリットは魅力的に思える。

では、その具体的なメリットを詳説していこう。

消化酵素を代謝酵素に回せる

食物を消化する際には、膵臓から消化酵素を分泌し、食物を吸収しやすく分解する。現代の人間は膵臓が肥大化していると言われているが、それは消化酵素を大量に分泌しなければいけない食生活になっているから、膵臓がたくさん働く為に肥大化していると考えられる。

消化酵素は生の食物に含まれており、生の食物を食べれば、その中に含まれる酵素により自動的に分解される為、膵臓から消化酵素を分泌する必要はなくなる。つまり膵臓を休ませる事ができる。

また、人間が分泌できる酵素には限界がある為、酵素をもたない食品を食べ続ける事で人間の酵素ストックを消費し続けてしまう。酵素ストックが消費され続ければ、消化酵素・代謝酵素が少なくなり、栄養の消化吸収ができなかったり、代謝(治癒)のスピードが低下し、病気になりやすくなる。

現代人が生の食物を食べる機会は極端に少ないのではないだろうか?魚の刺身や、サラダ、フルーツくらいだと思うが、それ等とて毎日食べる訳ではない筈だ。そういう食生活になっているから、現代の人間は酵素による治癒力の恩恵を受けられていないと考えられる。

揚げたり、焼いたり、ゆでたり、それ等の工程で酵素は死滅してしまい、あなたは食べた食物を分解するために自分のストックしている酵素を使わなければならなくなる。野菜大量の野菜炒めを作り、栄養たっぷりと考えていたかもしれないが、酵素が死滅することで自分の酵素を使わざるを得なくなり、消化器官にとっては負担になっていたのだ。

しかし、例えば1日1食にすれば、今まで消化に使っていた消化酵素を、ニキビの治癒のための代謝酵素に使う事ができる。断食で体が回復するのもそういうメカニズムだろう。

又は、極力生の食物をとるようにする事で、自分の消化酵素を節約でき、その分を治癒の代謝酵素に充てられるため、小食と併用すればニキビの回復スピードは高まる筈だ。

空腹で成長ホルモンが分泌される

また、人間は空腹のときに成長ホルモンが分泌される事も分かっている。つまり、空腹の時こそニキビの治癒が進むチャンスだと考えられる。

多くの人は空腹になると「あぁ~・・・何か食べなきゃ」と思うかもしれないが、そこで「空腹ってことは成長ホルモンが出ているってことだ」と気付く事ができれば、そのチャンスタイムを大いに楽しむ事もできるのではないだろうか。

胃腸負担

また、先述したように過食がなくなれば胃腸の負担も少なくなる。空腹感を感じることを、胃腸が消化吸収が終了したサインだと考えれば、空腹タイムは胃腸の休憩時間とも言える。

最大限のパフォーマンスを発揮させるためには適度な休憩も必要だろう。ただでさえ肌は胃腸の鏡と言われ、肌と胃腸の相関関係は深く研究され、重要視されている。胃腸を休ませる事は肌を休ませる事だといっても過言ではないのだ。

次から次へと食物を放り込み、胃腸を働かせ続ければ、消化しきれない食物が老廃物となり、腸内環境を悪化させるだろう。腸内環境の悪化により免疫の70~80%が万全に働かなくなり免疫力は低下、腸脳相関によりメンタル面でも落ち込み気味になり、劣悪な腸内環境により排出できなくなった便(老廃物)は、便以外からの排出手段として皮膚からの排出を選ぶかもしれない。そうなればニキビはどんどん増えていくだろう。

腸内環境の悪化は万病のもととも言われるくらいで、いかに健康的な腸内環境を保つかが健康、ニキビ治療の上でも大事になる。私も腸内環境を整え始めた所、ニキビ肌の赤みが明確に改善したきた事を実感した。是非試してほしい。

1日1食でもいい?

空腹がニキビを治す上でメリットになるのなら、断食はしないまでも1日1食くらいにした方がいいのだろうか?

個人的には、良質な栄養素を摂っているのであれば、1日1食でも問題はないと考えている。俺は基本的に1日2食(昼・夜)だが、たまに1日1食にもなる。

ただ、1日1食にしたり、糖質制限食にする場合、多くの人が栄養不足になりがちだと思う。普段は1日3食で、朝はトーストとサラダ、昼はラーメン、夜はステーキとご飯、こんな食生活の人が、1日1食夜のステーキとご飯のみにした場合、それは栄養の肩よりにしかならない。

1日1食にするのであれば、その1食は栄養豊富な食事にする必要がある。そうしないと、それはただの不安定な食生活だ。1食しかしない事で胃腸の負担、消化酵素の節約、成長ホルモンの分泌を促そうとしているのだから、それ等の内臓を働かせるために最低限の栄養は摂らなければならない。

だからこそ、1日1食にするなら、キャベツ・水菜・生のパプリカのサラダ、低温で茹でたしめじ・エリンギ・長ネギのスープ、オリーブオイルで炒めた肉、又は魚(生魚の方が好ましい)など多種類の栄養素を摂れる食事にするべきだ。

また、同時に糖質制限をするのであれば、恐らくこれでは足りないと思うから、少し多くタンパク質を摂った方がいいだろう。

消化吸収力が回復し、適切に栄養が吸収されるようになれば、たった1食でも今まで並みに栄養を吸収できるようになり、体重は適切になっていくだろう。もしあなたが今太り過ぎているのであれば、痩せていくし、痩せすぎであれば適切な体重になると思う。

1日1食にするというのは、ただ食べる回数を減らすだけではない。それを理解していないと、1日1食はただの危険で不安定な食生活にしかならないから、実践する時は十分リサーチしてから行うべきだ。

まとめ

空腹感を感じる事で以下のメリットがある。ニキビを治す上で健康的な体を作る事は重要だが、以下のメリットは体の根本的な部分から健康を支えてくれる筈だ。

  • 消化に使うエネルギーを治癒に回せる
  • 成長ホルモンが分泌される
  • 胃腸の負担が大幅に減る

断食、1日1食はとても効果的な体質改善によるニキビ治療だが、やり方を間違えば逆に栄養不足や偏りによりニキビを悪化させかねない。自分で行うのであれば、最低限の事はリサーチしてから行うべきだろう。

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コメント一覧

  1. 通りがかり より:

    初めてまして。変な表現になりますが毎度楽しく記事を拝見しております。鍼灸師です。
    私自身は重症というわけではなく、一時期に酷くなりかけ、その後もポツポツできるという感じです。
    以前の記事で化粧水も洗顔フォームも使わないという趣旨の記事を見て以来、なにも肌に付けない所謂肌断食の状態になってから2か月が経過しますが、1個もニキビができなくなりました。以前は色々な化粧水を使用したり、某院の調剤化粧品を試してみたりしました。
    後者の方はとても効果がありましたが、やはり1日2日不規則な生活が続くとポツポツ出始めてしまい、また前者の市販の化粧水に至っては顔の局所が赤くなったり腫れたりということもありました。
    それがなにもつけないなにもしないというスタイルになり2か月。角栓がでたり乾燥したりはしますが新規のニキビはまったくなくなりました。髪の生え際などを見てもありません。いったい化粧水とはなんだったのかと。シンイチ氏の記事を見なかったら今ももやもやした生活が続いていたでしょう(-_-;)。非常に感謝しております。

    そして話がガラッと変わって申し訳ありませんが、シンイチ氏の理論や提唱する方法が非常に漢方医学、つまり東洋医学の養生法や理に適っていることに驚愕しました。特に食事・精の放出(自慰)・入浴・心理面等は、1300年前に唐の孫思邈が記した「千金方」や300年前に我が国の貝原益軒が記した「養生訓」などの理論や実践とほぼ同じです。

    例を挙げれば腸内環境の重要性を説くものとして
    「穀肉果菜、食養尽之、無使過之、傷其正也。」
    (食事の要は摂りすぎないこと、過剰摂取は害)
    「欲得長生、腸内常清。」
    (健康を保つには腸をきれいにする事)
    などがあります。

    この医学というのはどうしてもオカルト扱いや色眼鏡で見られることが多々ありますが(そもそも医学扱いされていませんが)、2000年以上の期間を費やした人体実験の大成です。シンイチ氏が独自にこの理論に近いことをされ、尚且つ成果を上げられていることに驚きと喜びを感じております。今後の記事も新しい発見があることと思い期待して待っております!

    最後になりますが、最新の虫歯とニキビとの関係ですが、こちらの医学の視点で見ますと上歯と下歯には其々陽明「大腸」経と陽明「胃」経が流れております。
    また陽明経というのは多血多気、つまり熱が滞りやすい経絡(ルート)となっております。
    観察しておりますと、ニキビがひどくなる人というのは大体が顔がすぐ赤くもしくは熱くなる・寒がりより熱がりなどの特徴を持った人が多いと感じます。内に熱と毒気が籠ることで表面に出てくるのでしょう。
    また陽明経は其々顔面部を走行しておりますので、昔から顔面神経麻痺などの治療にも使われてきました。虫歯とニキビの関係もこちらの視点でいくとあながち無関係でもないと思われます。。。

    長文かつ駄文、失礼しました。
    長々と書いておりますがこれからも拝見していきたいと思います。頑張ってください!

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      >>通りがかりさん

      鍼灸師という観点からのニキビ治療は、また違った見方になっておもしろいですね、
      私の見識が東洋医学に似通っていたとの事で、東洋医学を更に学べば、もっと良い情報を提供できるかもしれません。これからはそれ等もチェックしていこうと思います。
      やはり、色々な観点から物事を見ると、普通じゃ見えないところも見えてきてとても参考になります。
      ありがとうございました。

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