ニキビで憂鬱になる科学的な理由

ニキビでの憂鬱

憂鬱な気分を治せばニキビが治る

ニキビの何が辛いかって言ったら、肌を気にして今までの自分の様に振舞えなくなってしまう事だと思う。

今まではとてもアクティブで、お出かけや人と関わる事は好きだったという人でも、ニキビに悩み始めてからはそんな性格が一変し、常に憂鬱な状態になってしまったのではないだろうか?

俺自身もその内の一人だからこそ切実に分かるが、ニキビに悩み始めると些細な事にもネガティブに反応し憂鬱になり、性格が180度変わってしまうケースが多いと思う。ニキビが酷くなればなるほどその傾向は顕著に表れるだろう。

そして、そんなネガティブで憂鬱な意識が強くなればなるほどストレスという毒ガスが徐々に体と心を弱らせていく。それに比例して、ニキビは更に悪化し、以下ループ・・・という負の連鎖にハマってしまう。この負の連鎖にハマってしまうと、何かキッカケがない限り抜け出すのは容易ではない。

実際、俺もこの負の連鎖にハマり、地獄のような憂鬱感を味わった。毎日毎日、朝おきて憂鬱になり、鏡を見て憂鬱、楽しそうな人を見て憂鬱、好きな物を好きなだけ食べている人を見て憂鬱・・・まさに地獄のように感じる憂鬱地獄だった。

では、なぜ人はニキビに悩み始めると憂鬱になってしまうのか?それには納得できる科学的な理由がある。

なぜニキビで憂鬱になってしまうのかさえ分かれば、その原因を解消することで憂鬱な気分は緩和され、ストレスが消えていく。ストレスが消えればニキビも改善する、といったポジティブな連鎖が生まれてくるハズだ。

体内が酸化していると憂鬱になりやすい

酸化したもの

スペインのグラナダ大学のSara Jiménez Fernández氏が、うつ状態にある人の体内は酸化が進んでいるという研究結果を発表している。

うつ病の発症には酸化ストレスが大きく関係しており、抗うつ剤が有効なのは抗酸化能力を有しているからかもしれないとの事だ。つまり、ニキビにより憂鬱になってしまう事も、酸化ストレスが大きな原因として考えられるのではないか?とすると、間接的にニキビの原因にも酸化ストレスが関係している事が浮かび上がってくる。

油が酸化ストレスを増やす

現代の食生活という観点から体内の酸化を見てみると、現代人の食生活がどれだけ酸化ストレスに塗れているかがよく分かると思う。

近年、「動物性油脂は不健康的!」「植物性油脂が安全!」という思想が根付いてきたが、あなたが日頃体に良いと思って摂っているその植物性油脂こそが、体内の酸化ストレスを増加させ、憂鬱やニキビを引き起こしている可能性が高いのだ。

あなたが普段使っているサラダ油、ごま油、マーガリンなどに含まれる「オメガ6(多価不飽和脂肪酸)」は、脂質の中でも特に酸化ストレスを発生させやすい油だ。

1回で使う油の量は少ないかもしれないが、毎日色々な料理に使えば大量に摂ることになる。しかも、お菓子やお惣菜などの多くにオメガ6が用いられており、家で油を使った料理をする時だけでなく、買って食べる食品からも常日頃から摂り続けてしまう事で酸化ストレスを積み上げてしまっている。

このように酸化ストレスを発生させやすい油を日常的に摂ることが、心を弱らせ、更に憂鬱度とニキビの悪化を亢進させてしまっているのだろう。

また、オメガ6を摂りすぎることで炎症を促進し、それにより体がダメージを受けることで、間接的にニキビを発生させている可能性も否めない。

>>良い細胞は良い油から作られる!肌細胞を健康にする油の知識

憂鬱によりニキビを悪化させないためにも、摂る油に注意することで体内の酸化レベルを下げることは非常に重要だと考えられる。

どんな対策をするべきか?

現代人はオメガ6を過剰摂取している傾向にある。しかも、そのオメガ6は主に加熱調理、揚げ物などの高熱調理の際に使われたり、市販されている食品などに含まれるため、常に酸化した状態で摂ることになる。だからこそ、まずはオメガ6を含む油をなるべく少なくするのと同時に、市販のもので簡単に済ませないようにする事が重要だと思う。

また、加熱調理などの際には、酸化に強く、植物性油脂に比べオメガ6の含有量が10分の1以下である動物性油脂(バター、ヘット、ラードなど)を使うのがより良いだろう。

そして、オメガ6を減らす代わりにオメガ3を含む青魚、えごま油(生)を摂ることにより、オメガ6により促進されてしまった炎症を緩和していけば、酸化ストレス減少によるメンタル面からの改善と・細胞の炎症による身体面からの改善を同時に行うことができる。

脳内神経伝達物質が正しく機能しなくなる

気分が憂鬱になってしまう主な原因として、セロトニン・ドーパミン・アドレナリンといった脳内伝達物質が正常に働かなくなる事も挙げられる。

セロトニン
出典:http://www.serotonin-dojo.jp/measure.html

うつ病患者とそうでない人の血中セロトニン濃度を比較してみた所、うつ病患者のセロトニン濃度が有意に低いというデータもある。

このようにセロトニンなどの脳内伝達物質を正常に作れていない原因の1つに、脳内神経伝達物質の主材料となるコレステロールの低下が挙げられる。

脳は主に脂でできていて、特にその脳内脂質の20~30%がコレステロールにより構成されている。そして、コレステロール量が増加することで、神経伝達を担うタンパク質群が顕著に増加する事も分かっている。このことからも、脳の正常な機能を保ち、健康的な心身を育むためにはコレステロールの増加は重要だと考えられる。

出典:http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070613_2/pr20070613_2.html

更にコレステロールは副腎皮質ホルモンや性ホルモンを作るためにも使われるため、コレステロールが欠乏し、これ等のホルモンが減ることは、憂鬱を亢進させる事だけでなく、ニキビを悪化させる事にも繋がるだろう。

現代社会では、「コレステロールは悪!減らすべきもの!」というイメージが刷り込まれているため、コレステロールOFFの油を有難がったり、コレステロール値を下げる薬を服用している人も多い。しかし、健康を意識してコレステロールを減らすことが、逆にメンタル・身体の両面においてニキビを悪化させる原因になる可能性は捨てきれない。

腸内環境の悪化が憂鬱をひきおこす

また、腸内環境の悪化が憂鬱な気分を引き起こす原因になることも研究により明らかになっている。

ルイジアナ州立大学医学部のジェームズ・M・ヒル博士の報告によると、マウスの腸内細菌を死滅させた所、そのマウスの行動が変化するだけでなく、脳内化学物質の量も変化してしまうとされている。そんな脳内化学物質の1つに、神経系を安定化させ、ストレスをうまく切り抜けられるようにするGABAもあり、そういった重要な脳内化学物質が腸内環境の悪化により欠乏してしまうリスクがある。

また、カナダのマックマスター大学の研究によると、腸内細菌が死滅したマウスは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量も多く、人間でいう不安障害・うつ病などのような変化も見られたとされている。他にも、臆病なマウスの腸内細菌を活発なマウスに移植すると、活発なマウスが臆病になったという報告や、その逆の報告もある。

腸は第二の脳とも言われており、腸と脳は互いにコミュニケ―ションを摂っている為、腸内環境を健康的にすることが憂鬱な気分を改善させる方法として有効だというデータは増えている。また、腸ー脳だけでなく、脳ー皮膚にも相関関係が見られるという研究もあり、腸ー脳ー皮膚の相関関係を意識して治療していく事の重要性が一部では唱えられている。

俺が体験したような、憂鬱な時期→ニキビ悪化幸福な時期→ニキビ回復というのも、この腸ー脳ー皮膚相関が大いに関わっているように思える。

>>本気で腸内環境を整えたらニキビ跡と赤みがキレイになった

>>何してもニキビが治らない理由は「心」にあった

ニキビを治すために、まずは憂鬱を改善する

俺がそうだったように、ニキビを気にしすぎて憂鬱になりすぎている時は、全ての事が負の方向に向かい、どんどんニキビが悪化していくように思えた。

しかし、色々な経験を経てポジティブを意識するようにした途端、新しいニキビ治療の方法にも巡り合えたし、ニキビも改善されていった。

これは決して、「ニキビが改善された→だからポジティブになった」ではなく、「ポジティブになった→だからニキビが改善された」という風な順番であることを忘れないでほしい。

ニキビを治すためにメンタル面を改善しろ・・・なんて根性論や精神論みたいなものじゃん、とまだ思うかもしれないが、上で挙げてきた情報の通り、確かに肌と心は繋がっている。俺はそれを実感している。

ニキビに悩むことで憂鬱になってしまう気持ちも、それから抜ける事が容易ではない事もよく分かる。しかし、自分をポジティブにできるのは自分だけだという事を理解し、常にポジティブを意識するようにすれば、自然と憂鬱な気分は消えていき、それに伴って自然とニキビも改善されていくだろう。

ただ、それを一人で孤独に行う必要はない。是非、このブログを活用して、俺やほかの多くのユーザーの方と一緒に頑張っていけばいい。そのために気軽にメールしてくれていいし、会員限定チャットも自由に利用してほしい。

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コメント一覧

  1. なぞめ より:

    わたしは、昨年の秋に突然ニキビ肌になってしまいました。それまでは肌のことに悩んだこともなかったので、毎日毎日苦しく辛く、鏡を見るのも嫌で自分が大嫌いになりました。食生活を見直し、皮膚科にもいき、生活習慣も見直し、綺麗な肌になることを夢見て毎日を過ごしてきましたが、発症から間もなく1年が経とうとしているにも関わらず、ニキビは治ってくれません。なるべくポジティブに治すための努力と行動を取ってきたつもりですが
    悪化すら現状にそろそろメンタルが限界です。ポジティブになることが重要なことはよくわかります。現にわたしは神経質でストレスを溜め込みやすい性格なので、それが原因のひとつなのもわかっています。けれども、自分の性格はどうやってもなかなか治らないですし、もうどうすれば良いかわかりません。ブログを読ませていただきましたが、ポジティブな気持ちを持ち続けるにはどうしたら良いのでしょう。

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      いきなりニキビ肌になるのは、今までとのギャップが大きいので、とても辛かったと思います。
      色々と努力したのにニキビが治らいのは本当に苦しいですよね。

      なぞめさんはメンタル面からのケアの重要性を知っているようなので、今後必ずポジティブになれる筈です。
      今、ポジティブな気持ちを持ちたいのであれば、「ネガティブ思考のメリット・デメリット」と「ポジティブ思考のメリット・デメリット」を調査するのが一番だと思います。
      自分で色々と調べる必要があるので遠回りだと思うかもしれませんが、自分で実感した事は「理解する」を越えて「感じる」事ができます。
      精神的な事は、感じて、自分が腑に落ちる事が近道だと思うので、本や研究、映画、音楽、美術、歴史、他人の意見などを「ポジティブになりたい」という視点で見てみてはどうでしょうか。必ず発見があります。そしてその発見は、何よりも価値がある物になる筈です。

      ちょうどブログにも、ニキビのストレスを解消する方法を投稿したので、参考にしてみて下さい。
      また、何か考える所があれば気軽にメール、コメントをして下さい。そういうやり取りの中からも、ポジティブになる方法は潜んでいると思います。

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