トレチノイン・ハイドロキノンの副作用を侮る人は失敗する

depression-1250897_640-min

俺が体感したトレチノイン・ハイドロキノンの副作用

トレチノイン治療は顔が赤くなるし、皮剥けするし、副作用が怖すぎる。俺もトレチノイン治療を始める前はかなりビビっていた。

ビビっていた筈なのに、いざ治療が始まってみれば「案外慣れるもんだな」とあっさりと副作用を受け入れられるし、思ったより怖い治療でもないように思えた。

だが、俺はそこで慣れ過ぎてしまった。慣れ過ぎてしまい、「トレチノイン治療余裕だな!」と余裕をぶっこいてしまった事が、失敗の原因だろう。

慢心した俺はトレチノイン・ハイドロキノンを雑に扱い、本来よりも激しい副作用を引き起こしてしまった。それによりトレチノイン治療は大失敗に終わり、肌はほとんど改善されなかった。

だが、トレチノイン・ハイドロキノンを普通に使えばそうなる事はないだろう。その為には、トレチノイン・ハイドロキノンの副作用を激しくさせてしまうとどうなってしまうのか?という事を脳裏に焼き付け、余裕ぶっこいて雑な使い方をするのを予防しよう。

まぁ、ほとんどの人はトレチノイン治療で余裕ぶっこくことなんてないのかもしれないけど・・・俺と違って。

トレチノインの副作用

塗る量・濃度により変わる「炎症」

トレチノインの主な副作用が、ターンオーバーが促進されすぎる事により発生する炎症だ。そういう意味では副作用というよりは好転反応(効いている証拠)と言った方がいいのかもしれない。

塗る頻度、トレチノインの濃度により炎症の強さは大きく変わる。つまり、副作用を強くさせたくないなら適切な濃度選び、塗る頻度が重要になる。

多少なら炎症が起こってもいいと思うけど、炎症が強すぎて赤黒くなってしまうと肌へのダメージが強くなり、炎症が消えなくなる恐れもあるから注意だ。そして、調子にのった俺がまさにソレだった。

俺のケースは副作用の炎症が強くなりすぎたケースだが、そんなに強くないケースの症例写真を挙げると、以下のようなものもある。

トレチノインの炎症
出典:Faith Grenade

このケースは特にニキビがある訳でもなくトレチノインを使っただけだから、ニキビ跡が炎症により更に酷く見える等もない為、純粋にどれくらい赤くなるのかというのがよく分かる。

左の写真がトレチノインを塗ってから3日目で、右がトレチノインを辞めてから2日目のようだ。俺の炎症はこれよりももっと強かった。つまり、もっと赤かった。(残念ながら写真はない)

このブログの読者のちかさんがトレチノイン治療をした際の写真が以下。

トレチノインの炎症
かなり副作用を抑え込めていて、上手く治療できていると思う。赤みがこの程度で抑えられているのは、低濃度で堅実に治療してきたからだろう。この肌が最終的にどうなったのかはトレチノインでニキビ跡を治療した6週間のまとめを読んで確かめてみてほしい。

炎症が激しすぎると、顔が赤くて外にも出られない

真っ赤な顔で友達と遊びにいくのは少しばかり勇気がいると思う。炎症が激しいと顔も赤くなるから、積極的に外に出ようという気にならなくなる。

だが、逆に炎症を抑えめにコントロールし、あまり顔が赤くならないように意識しておけば、例えトレチノイン治療中だって普段と同じように外出できるくらいにする事も可能だ。

俺は二回目のトレチノイン治療では、副作用を出さないように意識し、炎症を起こしにくいように塗ったり、友達との予定に合わせて赤みをコントロールをした。そんな事も十分可能だ、副作用はコントロールできるんだ。

肌が乾燥しやすくなる

トレチノインのもう1つの副作用としてよくあるのが肌の乾燥だ。トレチノインを使うと皮剥けが起こり、肌のバリア機能が一時的に弱くなる。そうすると肌の水分が蒸発、乾燥しやすくなる。

乾燥するとたまにニキビができるから、なるべく乾燥しないように化粧水で保湿したり、水分を大目にとっておくのがいいだろう。

ハイドロキノンの副作用

日光に弱い特性「光毒性」

光毒性の詳細
トレチノイン治療中、ハイドロキノンを塗った後は日焼け止めを塗るのがセオリーだ。その理由がハイドロキノンの「光毒性」という特性にあり、それこそがハイドロキノンの副作用になる。

光毒性は、日光を受けると肌への刺激になる成分に変ってしまう特性で、ハイドロキノンにもその副作用がある為、日焼け止めが欠かせない。

また、たまにハイドロキノンの副作用への対策に、塗るタイプの日焼け止めではなく飲むタイプの日焼け止め(ヘリオケア)を使おうと考えている人がいるが、俺は、ヘリオケアは日焼け(色素沈着)を抑制するだけで日光自体から肌を守るわけではない為、光毒性を防ぐことができないと考えている。(ただ抗酸化作用・免疫調整作用は素晴らしく、炎症性色素沈着を防ぐ意味でも使う価値はおおいにある)

どちらにせよ、飲む日焼け止めではSPFも低く日焼け防止効果は弱い為、塗るタイプの日焼け止めは必須だ。しかも意外と忘れられがちなのが、3~4時間に1回は塗りなおすべきだという事。

ハイドロキノンの副作用を防ぐ為、決して日光をハイドロキノンに触れさせてはならない。その為、何度も日焼け止めを塗り直し、日焼け止め効果をキープする必要がある。

これを忘れると、俺のように失敗するから是非気を付けてほしい。(関連記事:何も考えずにハイドロキノンを使ったら汚肌になった

外出時の日焼け止めが面倒くさい

今説明したように、1日のうちに何度も日焼け止めを塗りなおす必要があるから、外出する時はいちいち時間をつくらなければならず面倒くさいかもしれない。特に男性は。

だが、日焼け止めを塗りなおすのは超がつくほど大事で、これを怠るのと怠らないのとでは治療成功率が大きく違う。俺は日焼け止めを何回も塗りなおさなかったことを後悔している、あなたには同じ後悔はしてほしくない。多少面倒かもしれないけど、外出してるなら塗った方がいい。

肌に合わないと赤みが出る可能性がある

地味に厄介な副作用として赤みが挙げられる。ハイドロキノンは刺激が強い為、敏感肌の人が使うと赤みが出てしまう可能性があり、赤みが出てしまう人は濃度の低いハイドロキノンに変えるか、使用を辞めるべきだ。

赤みはハイドロキノンを塗らなくなれば治まるが、トレチノイン治療においてはハイドロキノンは必須のアイテムだから、ハイドロキノンが使えないのならトレチノイン治療は中止しなければならない。(解決策として、ハイドロキノンより美白効果が高く、肌にも優しいと言われているルミキシルなら代替品になるかもしれない。)

トレチノイン治療を開始する前に、事前にハイドロキノンが自分の体質に合っているか否かを確認するためのパッチテストを行ってみてほしい。

ハイドロキノンのパッチテスト

出典:皮膚科でハイドロキノンをもらったから、これでシミを消してやる!|ポチレビュー

二の腕にハイドロキノンを塗り、1日経ってからどう反応したかを見るんだ。もし何も起こらなければ、顔に塗って赤くなるリスクは低く、もし塗った箇所が赤くなるようだったら顔につけても赤くなってしまうだろう。

出典の画像の人のように、絆創膏などで保護しておくと、吸収されやすくなってより反応が顕著に出るし、汗などで流れる可能性も低くなるから良いかもしれない。

とにかく、事前に副作用がどれだけ出るのか見極めておかないと、顔に塗りたくって真っ赤の状態になってしまう可能性もある。俺のブログでも最近そういう人からのコメントを頂いた為、パッチテストの重要性を勧告しておく。

トレチノイン・ハイドロキノンの副作用の怖さを知ることで、安全に治療できる

状況をリアルに把握できたり、イメージできたりする人は何事も成功しやすいと思う。冷静に考えて予防・対策をできるからだ。

「多分大丈夫!」と楽観的になりすぎたり、心に余裕がなさすぎて焦りすぎてたりすると、状況を冷静に分析できず適切な対応ができなくなる。俺のように。

トレチノイン治療をするのなら、まず最初に、トレチノインやハイドロキノンの副作用の怖さ・それによる最悪の未来をできるだけリアルにイメージし、事前に防ごうとする強い意思を持つことが大事だと思う。

  • トレチノインの赤みが酷くなりすぎて一生真っ赤になったら、メンタルがやられて人と会えないし、結婚もできない・・・
  • 日焼け止めを塗らなかったから、シミがたくさんできて、むしろ肌汚くなった!夏までには綺麗にしたかったのに!
  • 明日恋人とデートがあるのに、パッチテストせずにハイドロキノン塗ったら肌が真っ赤でヤバイ!

「そんな面倒くさいことやんねーよ」と考えている人は、それでちゃんとできるなら良い。でも、今少し面倒な思いをすれば、きっとトレチノイン治療中は面倒くさがらずに副作用対策をできるだろうから、やっておいて損はないと思う。

今やるか、後でやるかだ。もっとも、後でやる人は俺のように失敗していて、イメージしているのは後悔かもしれないが。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメント一覧

  1. しょう より:

    僕はトレチノイン0.025ハイドロキノン1%を顔に部分ぬりしててトレチノインも少しオーバーラップして塗っているのですが
    トレチノインを塗ったところと塗ってないところに色の差があります。
    これは普通なのですか?日焼け止めは分けて塗ってなかったです、、
    これはあざにならないのでしょうか、すごく心配です。
    かりにシミやあざになったらまたトレチノイン法でやったらとれるのでしょうか?
    ながくなりすいません。

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      トレチノインを塗っている場所は赤みが出ますし、色素沈着も排出されて色は変わると思います。
      強すぎる赤みは色素沈着を起こすと認識していますが、それも再びトレチノインを使って改善した経験があります。

  2. りー より:

    肩やお尻などの場所もトレチノインとハイドロキノンで治療できるのですか?

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      お尻などにやっている人もいるようです。
      その場合、衣服の擦れの刺激を避けるために、ラップで膜をしたりする方がいいかもしれませんね。

  3. より:

    トレチノインで失敗し炎症性色素沈着が起きたところにもう一度 トレチノインとハイドロキノンで治す事は可能でしょうか?

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      私はそれで治しました。
      ただ、次回は失敗しないように調整する必要があるかもしれませんね。

  4. ゆな より:

    わかりました!安心しました。
    ありがとうございます!

  5. ゆな より:

    すみません。
    ハイドロキノン、トレイチノイン療法について質問なのですが、わたしはハイドロキノンを服や、ストッキングを履いてるからと、アトピー後の色素沈着のある、膝裏、おしり、肘裏に毎朝塗って、日焼け止めを塗りませんでした。それが2週間程続いた頃に、なんだか、塗ったところが茶色くなってる気がしてこまめに、日焼け止めを塗るようにしてるのですが、ハイドロキノンで失敗してしまった、皮膚はもう元には戻らないのですか?

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      >>ゆなさん
      時間が経てば戻る可能性は十分にあります。
      茶色くなっているのは、ハイドロキノンが毒化しているのかもしれません。これからもハイドロキノンを塗る時は日焼け止めもつけておいてください。

この記事へのコメントはこちら

同じ悩みを持つ人への情報共有の為に、内容は記事に引用させてもらう事があります。問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンから、相談・体験談・ちょっとした疑問など何でも送って下さい。

CAPTCHA