トレチノインは痛くて沁みるが、不安になる必要はない

トレチノインの痛みにより不安になることはない

トレチノイン治療中は痛いが、それは皆同じだ

トレチノイン治療中は、トレチノイン・ハイドロキノンはかなりの確率で沁みて痛みを伴う。重症ニキビを治すべくバリバリ皮剥けさせている人なら尚更痛いだろう。そして、その痛みを感じると「トレチノイン・ハイドロキノンが強すぎるのかも?」「少し休んだ方がいいのか?」と不安になるかもしれないが、基本的には沁みる痛さは一時のものだし安心して治療を続行して大丈夫だ。

トレチノイン治療中に沁みるのは当然

トレチノインを使うと激しい皮剥けが起こり、皮膚のバリアが弱まり刺激に弱くなる。そこに刺激の強いハイドロキノンを塗るのだから、多少(けっこう痛いけど)の痛みは当然だ。ハイドロキノンはかなり刺激が強いクリームの1つで、稀にハイドロキノン単品で塗る人にも赤みが出る事があるくらいだ。

だからこそ、トレチノイン治療中で刺激に弱まっている時にハイドロキノンが沁みて痛いのは当然だし、不安感は伴うかもしれないが、その痛みもトレチノイン治療の副作用の1つだと思って乗り越えなくてはならない。

沁みて痛いから塗るのをやめるのは非効率的

勿論、あまりに痛い時はトレチノインを中止し、ハイドロキノンだけを塗ってこれ以上沁みない様にするのもアリといえばアリだ。しかし、結局その期間中もハイドロキノンを塗るのは必須だから、沁みて痛い思いをする事になる。しかもトレチノインを塗るのをやめたからといってすぐに肌が回復するわけでもなく、数週間そのハイドロキノンを塗っていなければいけない。

それならば、多少の痛みを我慢してトレチノイン治療を続行し、より早く重症ニキビなどの肌トラブルを改善させた方が効率がいいのではないか?と思う。幸い、刺激による色素沈着はハイドロキノンがカバーしてくれている為心配はない。多少辛抱することもトレチノイン治療を成功させる一環と言えるだろう。

ハイドロキノンが沁みるからといっていちいちトレチノイン治療を中断していたら、その間にトレチノインに対しての免疫がついてしまい、皮剥けが起こりにくくなりニキビ跡などの症状を改善するのに余計時間がかかってしまう。免疫による慣れを払拭するためには、1~3ヶ月の空白期間を設けて体からトレチノインを抜きださなくてはならない為、その分肌が綺麗になるのが遅れるのも頭に入れておけば、早く効果を出すために多少の痛みは我慢しようという気になるかもしれない。

「沁みる痛み」以外は我慢しない方がいい

俺はトレチノイン治療は安全・堅実に行うべきだと思っているが、ここまでの文を読めば「痛みを我慢して塗りまくれ!」という風に捉えてしまうかもしれない為、誤解を訂正しておこうと思う。

我慢する痛みは、沁みる痛みのみ

俺がここで言っている「痛みを我慢する」というのは飽くまでトレチノイン治療中にハイドロキノンを塗った時の痛み(沁み)に対してだ。先述したようにこの痛みはトレチノイン治療をしている人なら大なり小なり発生するもので、それに過剰に反応し休んでいてはトレチノインの免疫がつき、治療の成功率が下がってしまいかねない。

だから、トレチノイン治療中のハイドロキノンの痛みに関しては多少は我慢すべきだと俺は考えている。勿論、化粧水なども沁みるとは思うが、それもトレチノイン治療中の肌状態なら当然だろう。

沁みる痛みは筋肉痛のようなもの

トレチノイン治療中の沁みによる痛みを我慢することは、ムキムキの身体になる上での筋肉痛のようなものだと思う。ムキムキにしようと激しい運動をすれば筋肉痛が生じ、その筋肉痛が治ると以前より一回り強い筋肉になっているというのは、トレチノイン治療で激しい皮剥け後に綺麗な肌が生まれるのと同じようなものではないだろうか?

筋肉痛を恐れて筋肉を傷つけなければ、ムキムキの筋肉は手に入らない。同様に、トレチノイン治療でも多少沁みるのを我慢して皮剥けを起こしながらハイドロキノンを塗る必要があると思う。

ハイドロキノンが肌質に合わない場合はストップ

多少のハイドロキノンや化粧水による痛みは我慢すべきだが、ハイドロキノン自体の刺激が強すぎるという場合は例外だ。というのは、稀にハイドロキノンが肌に合わず、パッチテストの状態でとても赤くかぶれてしまうケースがあり、その場合は刺激が強すぎて肌に炎症などを強くさせすぎてしまう可能性があるからだ。

始めまして。ハイドロキノンについて知りたくて拝読しました。大変参考になることばかりです。
実は数日前にハイドロ全顔したところ、2.3日目から頬骨の辺りが真っ赤になり今日は吹き出物も出てきました。潜んでいたシミも出てきたかのように赤い上にシミが目立ちます。

【コメント元記事】何も考えずにハイドロキノンを使ったら汚肌になった

 

ハイドロキノンのせいもありそうなんですよね。
試しにお腹に塗ってみたら赤くなってきて、ちょうど昨日からハイドロキノンもやめてます。
でも1ヶ月ぐらい塗り続けてるので治りにくくなってますかね

【コメント元記事】俺の失敗経験に学ぶ正しいトレチノイン・ハイドロキノンの使い方

ハイドロキノンのパッチテストをせずにトレチノイン治療に望む人が多いように感じるが、先述したようにハイドロキノンは刺激が強いクリームの1つだから、通常時の肌に塗っても赤みが発生する可能性は十分にある。元々敏感肌の場合は特にそうだろう。

パッチテストで異常が出るような人はハイドロキノンの刺激が強く出すぎて、ハイドロキノン自体が赤みの原因になる。そうすると、トレチノイン治療をやめても赤みが引きにくくなったりして厄介だ。だからこそ、パッチテストで自分の肌質に対するハイドロキノンの反応を確認した上でトレチノイン治療に望むことが重要になる。

それをせずにトレチノイン治療をしてしまうと、トレチノインによる炎症とハイドロキノンによる炎症で強すぎる赤みが生じてしまい、今いったように炎症が消えなかったり逆に色素沈着になるリスクがある他、逆にトレチノインが効かず皮剥けは起こらないのに赤みだけが起こっているが、それがハイドロキノンによる赤みだと気付けずに無駄に時間を使ってしまい、トレチノインの免疫もつけてしまうという事が起こり得る。

そうならない為にもハイドロキノンのパッチテストを行っておくことは、トレチノイン治療の一番最初のステップと言っても過言ではないだろう。

トレチノインの炎症による痛みには神経質に対応すべき

トレチノインの炎症を激しくさせすぎるのは失敗の元

また、ハイドロキノンだけではなくトレチノインの炎症(赤み)による痛みも我慢するべきではないと考えている。これは俺が先述した「安全・堅実」なトレチノイン治療の行うために守るべき必須の要素だ。

濃度の高すぎるトレチノインを塗ったり、塗る量が多すぎたりする場合、激しすぎる炎症・皮剥けがおこり、肌が赤黒くなるケースがある。その状態が続くと、炎症が治まらなくなったり、色素沈着が発生するなどトレチノイン治療の成功率がグーンと下がる。俺がそのケースだったが、炎症を強くしすぎて失敗した。

だから、俺はトレチノイン治療の際には「低濃度」のトレチノインを推奨し、炎症が強くならないように安全・堅実に治療するように呼び掛けている。「炎症が強すぎる系」の痛みには我慢せずにトレチノインを塗るのをストップして赤みを治まらせるなどの対策をし、「沁みる系」の痛みは多少我慢して続行する、それが俺の考えるトレチノイン治療だ。

痛いのは皆同じだ

トレチノイン治療中にはいくつもの苦痛があり、それにより痛みに対して弱くなりトレチノインの痛みに耐えられないこともあるかもしれない。ざっと挙げるだけでトレチノインの痛みはこんなにある。

  • 炎症が起こると人と会いにくいという心の痛み
  • ハイドロキノンが沁みるという刺激的な痛み
  • 普段使いたくない日焼け止めを使わなければいけない葛藤の痛み
  • こんなにしたのに治らなかったらどうしようという不安の痛み
  • 激しすぎる炎症による刺激的な痛み
  • 赤い顔を人にどう思われるか気になる心の痛み
  • 気軽に出かけられない抑鬱的な痛み
  • あまり症状が改善しているようには見えない不安の痛み

これらの痛みが相まることで不安感が高まってしまい、ハイドロキノンを塗った時の刺激などに余計敏感に反応し、「やめた方がいいのかも?」と弱気になってしまう傾向にあると思う。

勿論、俺自身もそうだったし、今トレチノイン治療をやるとしてもそうなると思う。だが、「トレチノイン治療とは若干の痛み・沁みを伴うものだ」と理解しておけば、それらの痛みに耐えることもできるだろう。

重症ニキビ治療をしている人、ニキビ跡を綺麗にしようと思っている人、毛穴を改善させたい人、色素沈着を薄くしたい人、どんな思い・悩みでトレチノイン治療をしている人でも、程度の差こそあれ皆等しく「痛み・沁み」を伴っている。他の人も自分と同じなんだ!と思えれば、多少気持ち的に楽になり、痛さも我慢できるかもしれない。

耐えるべき痛みとそうでない痛みを区別する

「沁みによる痛み」と「炎症・肌質に合わないことによる痛み」言い換えれば、「耐えるべき痛み」と「そうでない痛み」の区別をちゃんとつけておく事だ。ハイドロキノンを塗った時に沁みるのは多少しょうがないが、トレチノイン・ハイドロキノンそれ自体により赤み・痛みが出るのは避けるべきだろう。

そのためにもハイドロキノンのパッチテストトレチノインの炎症コントロールなどをしっかりと行う事が大事だ。また、トレチノイン治療自体の知識も増やしておくと、予想外の出来事にも対処しやすくなる。

どう痛いのか?どういう反応が出ているのか?により対処方法は異なる。このブログではトレチノイン治療の様々なケースの情報がコメント欄などにも蓄積されているから、それらもとても参考になると思う。もし、コメント欄になかったとしても、お問い合わせをしてくれればすぐに返事をするから気軽にメールしてみてほしい。

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