トレチノイン治療における保湿の重要性を解説する

トレチノイン治療中の保湿

トレチノイン治療中、十分な保湿をしないとニキビが悪化するリスクが高くなることが判明した。

最近になってトレチノイン治療中の保湿の重要性に気付き始めたから、その重要性をトレチノイン治療を行う人に知っておいてもらいたい。

トレチノインの副作用=大人ニキビ発生のメカニズム

以前「トレチノイン治療でニキビが悪化する原因と対処法を考察した」にも記載した様に、トレチノイン治療中にニキビが悪化する要因として「乾燥」は大きな割合を占めると思っている。

なぜなら、大人ニキビが発生するメカニズムはトレチノイン治療中に引き起こされる可能性が高いからだ。

肌水分量が減少しやすい

トレチノイン治療を行うと皮剥けが発生するが、それは一時的に肌のバリア機能を低下させる事に他ならない。

肌のバリア機能が低下すれば、肌は刺激に対して弱くなり、「刺激を緩和するために皮脂を出さなくちゃ!」と判断し皮脂分泌を促すだろう。

更に、皮剥けにより肌水分が蒸発しやすい状態になる事で、肌の内側は乾燥・肌の外側は脂性というインナードライ肌の状態が生まれやすくなる。

部分乾燥になりやすい

また、インナードライはトレチノインを塗っている部分にしか作用しない為、部分乾燥状態になりやすい。

FUJIFILMの研究では、大人ニキビは皮脂の多さよりも乾燥度合が強い所で発生しやすいと発表されている事からも、トレチノイン治療中に発生した部分的乾燥を改善することの重要性が伺える。

部分的な乾燥
出典:FUJIFILM

新規ニキビを発生させたり、既存のニキビを悪化させたくないのなら、トレチノイン治療による乾燥を最小限に抑えることが大事なのかもしれない。

思えば、俺が最初にトレチノイン治療をした時は、新規ニキビは全く発生しなかった。その理由は、事前に後述するサプリを飲んでおり、脂性肌を改善すると共に肌水分量を高めていたからだと考えられる。

これからトレチノイン治療をする人(特に脂性肌の人)は、重点的な保湿ケアをするように心がけてみてくれ。

トレチノイン治療中の保湿ケアの注意点

では、トレチノイン治療で保湿を行う場合に注意するべき点と、より保湿効果が高まるお勧めの物を紹介しようと思う。

  • どういう順番で行えばいいのか?
  • どんな物を使えばいいのか?
  • シンイチのお勧めは何なのか?

この注意点を無視すると、トレチノイン治療の効果を弱める可能性が高まる為、よく読む事を推奨する。

保湿「化粧水」は最初に使う

行程の最後に化粧水を塗ってしまうと、せっかく丁寧に塗ったトレチノイン・ハイドロキノンが化粧水と一緒に垂れてきて、関係ない部分にまで浸透してしまう可能性がある。即ち、意図していない所で炎症が発生し、炎症後色素沈着を作るリスクが高まる。

だから、トレチノインやハイドロキノンを塗る前に保湿化粧水を使うことを推奨する。

保湿「クリーム」は最後に使う

化粧水とは逆に、保湿クリームは全行程の最後に使うべきだと考えている。その理由は、保湿クリームを最初に使うと、クリームに含まれる油分がトレチノインの吸収を阻害し、皮剥けを弱める可能性があるからだ。

美容液などに関してもそうだが、油分の多い製品を使う場合は、トレチノイン・ハイドロキノンを塗った後に使わないと、これ等の作用を弱めてしまう可能性があるから注意してくれ。

※逆に、トレチノインが効きやすく赤みが酷すぎるから緩和したい場合は、トレチノインを塗る前にクリームを塗ることで吸収が阻害され、トレチノインの効果を緩和できる。

トレチノイン治療で使える保湿製品

トレチノイン治療中に乾燥対策をするのなら、以下のような特徴のものを使うのがいいだろう。

  1. 内部から乾燥を改善するサプリメント錠のモノ
  2. 浸透力が高く、保湿作用に優れている化粧水

外側からの保湿というのは、ピンポイントで保湿できる分、その部分の乾燥を治しやすい。しかし、どうしても皮膚の奥まで浸透しにくいというデメリットがある。

その点、サプリメントなら内側から保湿因子を発生させることで、ピンポイントではないから時間はかかるが、高い保湿能力で乾燥を改善することが可能だ。

中には浸透力に優れている保湿製品もあるが、保湿クリームの場合は結局トレチノイン・ハイドロキノンという油分の多いクリームの後に塗るから、保湿クリーム自体の吸収が阻害される事になる。

だから、トレチノイン治療中に使うのであれば保湿クリームではなく、保湿化粧水かサプリメントが適していると考えられる。

この条件を満たしたシンイチお勧めの保湿製品が、「プロリン」と「アロエベラジェル」だ。

先述した、脂性肌を改善し肌水分量を高めたサプリというのがプロリンだ。このサプリメントは脂性肌ニキビに悩む他の多くの人にも好評だった為、一度試してみる価値はあると思う。詳しくは「短期間で「超がつくほどの脂性肌ニキビ」を改善したサプリ」で解説している。

アロエベラジェルに関しては、最近トレチノイン治療を行ったときに、保湿不足によるニキビと、皮剥けによる痒みを緩和するために保湿をしようと思い立ち購入した品だ。他の製品では痒みはおさまらなかったが、アロエベラジェルは高い吸収力と保湿力で痒みとニキビを抑えてくれた。

どちらも俺が実際に使用した上で評価したお勧めの保湿製品だ。プロリンに関しては、これで重度の脂性肌ニキビを治した実績もある為、トレチノイン治療中じゃなくても使ってみる価値はあると思われる。

まとめ

保湿しなくてもニキビができない人もいれば、そうじゃない人もいる。トレチノイン治療での出来事は個人差が大きい。

重点的な保湿を心がけておくだけで、新規ニキビの発生・既存ニキビが悪化するリスクを低くすることができるのであれば、そうしておくべきだろう。

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コメント一覧

  1. うか より:

    初めまして。
    記事拝見し、とても参考になりました^^

    私は27歳、女です。
    ニキビ跡(色素沈着、クレーター)、角栓詰まり、アイスピック毛穴、肌質改善の為、トレチノイン+ハイドロキノン治療を始めました。今日で5日目になります。

    「トレチノイン 痛い」の検索キーワードから、こちらのブログに辿り着きました。

    トレチノインジェル0.1%、ハイドロキノン4%を全顔使用し、昨日から皮剥けと赤み、腫れ、全体に熱を持っている状態です。

    ある程度は覚悟しておりましたが、あまりの刺激と痛みを感じ(化粧水、乳液、ハイドロキノンを塗る際、ぬるま湯洗顔後にタオルで顔を拭く際など)、驚き不安になり、慌ててネット検索をした次第です。今朝はトレチノインは省いて、ハイドロキノンのみ塗布しました。

    いきなりトレチノインジェル0.1から開始したので、強すぎたのかな…と思いつつも、早い段階でべろべろと皮剥けがあり、文字通り一皮むけて綺麗になるのではとワクワクもしていますが、

    治療開始前に、こちらのブログに出会えていれば…と思うのも正直なところです。

    以前、サリチル酸配合の化粧水(美顔水)による自己流ピーリングにより、ニキビをある程度改善しまして、その時に皮剥けや発赤を経験しているので、耐性はあるつもりでしたが、トレチノインによるそれは想像以上でした…

    叫びたくなるような痛み(5分ほどすれば落ち着きます)、突っ張るようなガビガビ感(特に口周り)、しばし我慢とは分かりつつ、これを改善する策はないものか、、と、調べたところ、BIHAKUENのデイクリーム、ナイトクリームが気になり、購入を検討しているところなのですが、何せとても高価なのと、口コミが少ない(あってもほとんどが高評価で参考にし難い)ので躊躇しています。

    管理人様は、こちらの商品を使用されたことはありますでしょうか?ご意見を伺いたく、コメントさせていただきました。

    ちなみに、プラセントレックスというプラセンタジェル、ロート製薬のメラノCC、小林製薬のさいきローションと乳液(ヘパリン類似物質配合の医薬部外品)を使用しています。こちらの併用についても、ご意見伺えればと思います。

    • シンイチ@重症ニキビの治し方専門ブログ【レビュー・考察・分析】 より:

      デイクリーム・ナイトクリームは使用した事がありません。
      併用に関しても、未使用ですので、何とも言うことはできません。
      お力になれず申し訳ありません。
      ただ、痛みは私もかなりありましたが、そこまで刺激になるくらい皮剥けさせずにやる方が良いかもしれないと思いました。

      ニキビ治療の本質的な部分や、トレチノインの使い方、個人的な体験に関する質問があったら、是非。

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