トレチノインはディフェリン・ベピオゲルと併用可なのか?

トレチノインと、ディフェリン・ベピオゲルの併用

トレチノイン治療中に他の薬を併用するリスク

トレチノイン治療中に他の薬を使ってもいいだろうか?と不安を感じる人は多いと思うが、俺個人の見解として基本的には併用はするべきではないと考えている。

今回は、りんごりんさんのコメントで質問のあったディフェリンとベピオゲルに焦点にあて、トレチノインとの併用について考察しようと思う。

はじめまして。
こちらのサイトを見つけてから、参考にさせてもらっています。
私もニキビ跡にトレチノインの治療を始めようと思っています。
絶えず、主にフェイスラインにニキビができて、ひとつ治るとまたできるの繰り返しで、トレチノインの治療をやってる最中もできると思われます。その治療中に新たにできたニキビにもトレチノインを塗るのが良いのか、もしくは普段使ってるディフェリンゲルやベピオゲルを塗るのがいいのか、分からず教えて頂きたいと思いました。
個人的な体質もあるかもしれませんが、花粉症の時期はニキビが酷くなる気がします。(昨年のこの時期にできたニキビが酷くなり目立つニキビ跡ができてしまいました。)
今までに既に掲載されていて、質問が重複してたらすみませんm(_ _)m
よろしくお願いします。

質問の内容とトレチノインの併用は若干関係なくも思えるが、トレチノイン治療中にディフェリンやベピオゲルを使っているという事は、例え同じ箇所に塗布していなくても、同時期に別の成分が顔に塗布されている事を考えれば、併用しているのと同じと考えるべきだと思う。

トレチノインとディフェリンの似た作用はどう関係するか?

ディフェリンは、トレチノインと似たレチノイド作用がありが、その効果はトレチノインよりも低い。

しかし、ディフェリンが角質の生成をストップしてニキビを悪化させないようにするのに対し、トレチノインは角質の生成を促し新しい肌を作り出しニキビを治す。つまり反対の力が作用しており、併用はお互いの足を引っ張り合いプラマイゼロの状態にしてしまうのではないだろうか?

それに、お互いのレチノイド作用が、お互いの副作用に干渉し合い、更に炎症、乾燥などの副作用を促進させる可能性も考えられる。そうなると、効果はプラマイゼロなのに副作用だけが強く出てしまうかもしれない。

トレチノインとディフェリンは、成分こそ似ているものの、その作用は正反対だから、使うのなら時期をズラすべきだろう。例えば、ディフェリンで角質の生成を止めニキビの悪化を防いでから、トレチノインでピーリングし毛穴のつまりを改善するなどの方法が考えられる。

皮膚科でも一部ではディフェリンと一緒にトレチノイン等のピーリング剤が処方されることもあるが、その2つの併用は基本的に行わないらしい。

ディフェリンゲルとトレチノインの併用について
出典:http://www.differin-gel.info/medicine/index.html

という事で、トレチノインとディフェイリンは基本的に併用せず、単体で使っていくのが良さそうだ。ただ、ディフェリンよりもトレチノインの方が効果も副作用も強いから、副作用を我慢できるのならディフェリンを使わずにトレチノインで治療した方が早いかもしれない。

軽度のニキビなら、副作用が弱いディフェリンでも早めに改善できるかもしれないが、重度のニキビだとディフェリンじゃ長期間塗り続ける必要がある。その点、トレチノインは副作用こそ強いが、重度のニキビで1クールで大幅に改善できるパワーがある。どちらが優れているかは使う人次第だから、自分の症状の重さや、副作用の強さなどを考えてどちらかを決めるといいだろう。

ベピオゲルはトレチノイン治療とは相性が悪い

ベピオゲルはトレチノイン自体と相性が悪いというより、トレチノイン治療に必須な「ハイドロキノン」との相性が悪い。ベピオゲルは酸化させてニキビの菌を消滅させるらしいが、その酸化がハイドロキノンにとっては天敵なのだ。厳密には、トレチノインにとっても酸化は良いものではないが、特にハイドロキノンが悪影響をモロに受ける。

簡単に説明すると、ハイドロキノンは酸化にとても弱く、酸化すると茶色く変色し、肌への刺激になる。トレチノイン治療の際はハイドロキノンを塗りたくっているので、ベピオゲルと併用すると、そのハイドロキノンの効果が全て停止&肌への刺激に変化してしまい、トレチノインの炎症によるシミを防ぐこともできなくなると同時に、酸化した刺激によるダメージも受けてしまう可能性がある。

実際に、ベピオゲルとハイドロキノンを併用した人の話では、ベピオゲルを塗った部分がそのままシミになっていた等の報告があり、ベピオゲルとハイドロキノン(トレチノイン治療)との相性の悪さはネットの一部では有名みたいだ。

同様にトレチノインもそこまで酸化に強いわけではなく、トレチノインの効果自体も薄くし、肌へ悪影響を及ぼす可能性もある為、やはりトレチノイン治療の際にベピオゲルを併用するのは良くないと考える。

ちなみに、ベピオゲルはビタミンC誘導体などの成分にも反応し、悪影響を及ぼすと言われているため、ビタミンC誘導体などとの併用も避けた方がいいかもしれない。トレチノイン治療ではビタミンC誘導体を最初に使うため、そういう意味でもトレチノイン治療ではベピオゲルは禁忌となるだろう。

結論:トレチノイン治療に集中するべき

ディフェリンゲルも基本的にはトレチノインと併用するべきではないし、ベピオゲルも併用すると悪影響を及ぼす可能性があり危険だ。そう考えると、やはりトレチノイン治療中は一本に絞ってトレチノイン治療だけを行うべきだと思う。

トレチノイン治療はリスクが高い分、不確定な要素が増えるとその分失敗のリスクが高まりかねない。トレチノイン、ハイドロキノン、ビタミンC誘導体、日焼け止め、これらのどれかが、併用した薬と相性が悪く反応を起こし、トレチノイン治療を失敗させてしまう事も考えられる。

ディフェリンやベピオゲルに限らず、一般的に併用されていない薬を独自のアレンジでトレチノイン治療に組み込むのはややリスキーだ。何回もトレチノイン治療を行っていて、勝手が分かっているならまだしも、初心者はそんなアレンジはするべきではないだろう。

病院で相談してアレンジするというのも良いとは言えない、というか恐らく病院では「併用はしないで下さい」と言われるだろう。変に併用して悪化したら病院も困るから、うかつな事は言えない筈だ。それでも、成分的に併用しても問題ないと思ったら「別に大丈夫ですよ」と言うかもしれないが、もしかしたらそれが原因で悪化してしまうかもしれない。

そもそも医師だからといって全員がトレチノインに詳しいわけではなく、大半は成分的な見地から併用は問題ないと判断しているだけだろう。だが、トレチノインに詳しい医師なら、多くの症例や実験結果などから独自の解釈を導き出し、適切な情報を返してくれるだろうから、普通の医師が見逃すようなダメな併用も見抜き、止めてくれるかもしれない。

だから、何らかの理由があり他の薬と併用しなければならない場合などは、普通の医師にではなく、トレチノインに詳しい医師に判断を仰ぐようにした方がいい。

そのトレチノインに詳しい医師を見つけるのが大変なのかもしれないが、ニキビ治療専門クリニックなどの場合は、そういう情報に詳しい医師がいる可能性が高いため、ネットで「ニキビ専門クリニック」と検索し、そこから探し出すのがいいだろう。

俺が個人的に信頼できると考えているクリニックを挙げておくから、参考にしてみてほしい。

クリニックビザリア銀座は、ニキビ治療というより美容クリニックというイメージの方が強いが、ブログを見ると医師の意識の高さが垣間見えるし、2chでも悪評はなく評価が高い。トレチノンの症例は少なく、レーザー治療中心かもしれないが、良心的な所だし参考になると思い挙げた。

高円寺南クリニックは、このブログにも助言してくれていて、アキュテインの認知拡大のために努力されている。院長自身も重度のニキビに悩んで経験があるから医師になった為、ニキビの専門知識も患者の気持ちもよく分かる筈だ。主にアキュテイン治療がメインだが、親身になって話をきいてくれるだろう。

また、トレチノイン治療をメインとしたクリニックなどを見つけ次第追加していくが、自分でも検索して優良なクリニックを見つけてみてほしい。優良なクリニックを見つけるためのコツとしては、その病院又は院長が運営しているブログを見る事。ブログを見れば、どのような意識で治療をしているのかや、専門知識のレベルを見ることができる。もしブログで曖昧な事やキャンペーンのお知らせ、関係ないことばかりを書いているようなら、あまりお勧めはできない。

そういった点でも以上の2つのクリニックのブログはとても参考になる。

トレチノイン治療の薬の併用についてお話をきかせてもらうには良いと思う。でもやっぱり薬を併用しなければいけない特別な理由が無い限りは、トレチノイン治療一本に絞って、薬は併用すべきではないだろう。トレチノインと、ディフェリン・ベピオゲルの併用 puzzle-320754_640-min (1)

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