あなたがニキビに悩まされて得たモノはなんだ?

ニキビによって何を得たかを考える

ニキビが人生を狂わせた

俺の人生はニキビによって狂わされたと言っても過言ではないと思う。腕や背中にできるならまだしも、人を判断する最も大事な顔に重度のニキビができてしまったのがダメだった。

最初の内は、治ると思い込んでいたが、何年も悩み続けるうちに、「これは多分治らないな」と心の奥底で思い始めてしまっていたのがとても嫌だった。治らなかったら、一生この肌のままで人生を過ごさなければいけない。

普通の人生を歩める、歩むんだろうなぁ・・・とどこかで思っていたのが崩壊した瞬間だった。

外が怖くなる

俺は外出するのが好きだったが、ニキビ肌になってからは、知り合いや周りの人に自分の肌を見られるんじゃないかと不安になり、不用意に外出したくなくなった。

何か用があったり、行きたい所が会ったとしても、「どうしても行かなきゃいけない訳じゃない」と外に出ない言い訳を自分に続けていた。

そんな生活をしていたからか、外に出ないための言い訳を完全に正当化するようになり、自分の殻に閉じこもるようになる。外に出るのは最低限、極力人と顔をあわせないようにもしていた。

人との関わりを断ちたいが、人と関わりたくなる

この頃の生活は本当にツラかったのを覚えている。毎日一人で寂しく生きていくというのは、思った以上に堪えるという事を初めて知った。「人間は一人では生きていけない」と誰かが言っていたが、その意味も理解する事ができた。

そして、一切の人間関係を断ち切ってしまいたい衝動にかられていた。しかし、それと同時に、こんな自分を理解してくれる人を渇望するようになるという矛盾した気持ちを持ち始めた。

人間が持つ五段階の欲求の内、最大の欲求である「自己承認欲求」。ニキビ肌に悩むようになり、外に出なくなるにつれて人との関わりが減った事で、人との関わり=自己承認を求める気持ちが強くなるのだろう。

人との関わりを断ちたいが、自己承認欲求は満たしたい・・・こうなるとこの矛盾に発生するギャップにより苦しめられるようになる。人と会いたいのに、会えない。そしてニキビが治らない限りそれが一生続くと考えるとまさに地獄だ。

為す術もなく過ぎていく時間の恐怖

ニキビ治療の初期の段階のように、何か有効そうな治療方法を試している内は、「治る」という希望を持ちながら毎日を過ごせる為、まだ気持ちが楽だ。

しかし、一通りの治療方法を試し終え、それでもニキビが治らなかった時、もうどうすればいいのか分からなくなり、毎日、ただ不安と戦いながら生きるしかなくなってしまう。有効そうな治療方法を探すために、インターネットや本などでニキビに関する情報を焦っていく内に、一日の中で長い時間ニキビと触れ合う事になり、嫌でもニキビの事を意識させられてしまう。

だが、調べなければ治療方法は見つからないから、心苦しいがニキビの情報を集めていく。しかし、そう簡単に有益な情報が見つかるわけもなく、毎日ただ精神を摩耗しながらインターネットをする日々が続くんだ。

大切な事を学ぶ機会にもなった

そんなクソみたいなニキビ肌に悩んでいると、色々な事を考えたり、色々な情報を見つける事になる。1つの事を極めるプロが、その事を極めていく過程で、人として色々な事を学ぶように、ニキビに悩む俺も、ニキビに悩みながらも生きていく過程で、本当に大事な事をたくさん学んだと思う。

ポジティブに考える事の大事さ

「ポジティブなのは大事」とよく言うが、それを芯まで理解できたのは、ニキビに悩んだからこそだったと思う。

ニキビ肌になると、ニキビに悩むあまりにニキビの事だけを考えてネガティブな気持ちになってしまう。だが、ネガティブになると、余計に視野は狭くなるし、不安感は募る、それに伴って自律神経や呼吸、姿勢、血行も悪化する事で、ニキビの悪化をアシストしてしまう。

だから、悩んでいる時こそポジティブに、という考え方を徹底する事が求められる。ネガティブに生きていても良い事は一つもない、それは頭ではわかっていると思うが、どうしても不安だからネガティブになってしまうのはよく分かる。

俺も一時期は、ニキビの状態をチェックする為に毎日鏡を見ていたが、それが心をネガティブにする要員だったかもしれない。毎日チェックするのは、肌状態を分析する上で有効かもしれないが、精神衛生上良くない。だから、効果的な薬(トレチノインなど)を使っていて希望に溢れている時だけにした方がいい。そうでない時に毎日鏡をチェックしても、自分の心がショックに蝕まれてしまうだけだ。

俺は鏡で肌をチェックしないようにしてから、自分でも分かるほどニキビを気にしないポジティブな男になっていた。ニキビの事を考えてしまっても、すぐに心を切り替える事もできるようになった為、精神的ダメージがかなり減ったと思う。

今日から少しずつ、鏡を見ない、ニキビの事が頭に浮かんでもすぐに切り替える、を徹底してみると良い。そうすると、ニキビにネガティブになることで狭まっていた視野が徐々に広がっていき、別の解決策や生き方を見つけられるようになるだろう。

物事の本質を考えられるようになる

ニキビに悩まされている人は皆、多くの魅力的なキャッチの賞品に惑わされてきたと思う。

俺も当然その中の一人だが、今にしてみればそんな風に踊らされている時点でニキビが治る訳がなかった。ニキビと一口に言っても、人・環境・肌質によってその原因はたくさんある。

それなのに、自分のニキビの原因も考えずに、「良いキャッチコピーでニキビが治りそうだから」という理由で商品を使ってニキビが治るだろうか?そんな運任せの宝くじみたいな治療法で治るのは、奇跡的にその商品と自分のニキビの原因が合致した時だけだ。

多くの人がその奇跡を起こせなかったから、色々な商品を使う羽目になり、ニキビに長い事悩んでいるんだろう。

俺はニキビに悩み、何も考えずに色々な薬などを使いニキビ治療をしてきた事で、物事の本質を考えることの重要性に気付く事ができた。なぜニキビが治らないのか?ニキビの本質はなんなのか?そういう事を考えなければいけない事に気付けるようになった時、俺は人としても、ニキビを治す上でも一歩前に進む事ができた。

薬がニキビを治すのではなく、薬が肌に作用してニキビを治す・・・つまり、必ずしも薬は必要ではない。必要なのは、ニキビを治せる肌質・体質だ。それを理解できた時、ドラッグストアやネットで売っている怪しい化粧品などの無意味さも同時に理解できた。

ニキビのおかげで本質を理解する重要性に気付く事ができたから、それからは生活全てにその力を使うようになった。例えば、なぜ野菜を摂らなければいけないのか?なぜ朝食を食べなければいけないのか?なぜ水分を摂らなければいけないのか?なぜ運動をしなければいけないのか?そういう事を考え、調べる事が自分の体を守る事や、ニキビを治す事に繋がるんだ。

なぜそれが必要なのか?という考えをいつも持ってみると、今まで自分がどれだけ考えずに過ごしていたのかが浮き彫りになるだろう。ニキビを治すために知識は重要だ。本質を探って、正しい情報を得る事がニキビを治すためだけに限らず、人生を歩む過程でも必ず役に立つだろう。

人の痛みが分かる

世の中にはニキビじゃなくても、色々な事で苦しんで悩んでいる人がいる。死ぬほどニキビに悩んだ人は、色々苦しい思いをして、闇を抱えてきただろう。だからこそ、症状は違くとも、悩んでいる人の心の痛みが分かる筈だ。

そういう優しさは、普段は気付かれる事もなく、人には理解されにくい。しかし、その優しさを必要としている人がどこかにいるかもしれない。あなたは沢山悩んできたかもしれない、ニキビにより失ったモノは多いかもしれない。だが、無類の優しさを得る事ができる。

もしかしたら、ニキビに悩んでいる今は心が荒んでしまっているかもしれないが、人は誰でもそうだ。自分に余裕がない時にそうなってしまうのは仕方のない事だと思う。だが、いつか自分の心に余裕が生まれれば、その優しさは輝きだすだろう。

ニキビ肌になって良かったとは言えないが、悪い事だけじゃなかった

俺はニキビに悩まされたおかげで人生が崩壊した・・・かに見えた。だがニキビに悩む事がなければ今の俺になれなかったと思うと、憎い事には変わりないが、少しだけニキビに感謝する事ができる。それほど今の俺は、昔の俺に比べると人として成長していると実感できるんだ。

ニキビになった事で、俺の人生が一変したのは確かだ。この後、一生ニキビに悩み続ける事になれば、きっとそれを呪うだろう。逆にニキビが治れば、ニキビに悩む事はなくなっても、ニキビに悩んだ時に得た経験・知識は得たままだ。俺は必ずニキビを治すつもりだから、そう考えれば、若い内に貴重な経験をできて、他の人よりも苦しみ・悲しみ・喜びを味わって人生経験が豊富になれたのではないだろうか?

これからの人生がどうなるかは分からないが、一生ニキビにとらわれ続けるなんて地獄の様な人生にはしたくない。人生は一度きりだから、もしニキビが治らなかったとしても、相応に楽しむ人生をおくりたいと思う。

昔の俺は、ニキビが治らなければそんな楽しい人生なんておくれない、と考えていたが、時が流れるにつれて色々な経験をし、色々な人をし、価値観が変化していくにつれて、ニキビがあったとしても自分の考え方次第で生きていけるんだという事に気付けた。

もし今、昔の俺と同じように考えていたとしても、前向きに生きていれば必ず価値観が変化して、あなたの心の根っこから変わる時が来るはずだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

同じ悩みを持つ人への情報共有の為に、内容は記事に引用させてもらう事があります。問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンから、相談・体験談・ちょっとした疑問など何でも送って下さい。

CAPTCHA