中々ニキビが治らないと、自分の洗顔方法はあってるのか?1日何回すればいいんだ?と不安になるんじゃないでしょうか。
ニキビを早く治したいから色々と洗顔料を変えたり、洗顔回数を注意したり、色々工夫しているけど中々良くならないという人をネットでよく見かけます。
私の結論を述べます。
「1日0~2回でいいと思う」です。3回も4回もやればそれはニキビを悪化させる事にもなりかねないと思います。
私自身、過度な洗顔によって酷いオイリー肌になり、そこから毎日のようにニキビができました。何回も洗顔をすることのリスク、怖さは嫌というほど知っています。
当時は1日に3回も4回も洗顔していたと思います。それが良くなる秘訣だと思い込んでいたからです。
だからといって洗顔回数を減らしてみても、ニキビが良くなったわけではありません。大して変わりませんでした。
私は洗顔回数なんてどうでもいいと思っています。だって、絶対的に正しい洗顔回数なんて決まっていないはずです。人の肌質も、使っている洗顔製品も、環境も違うのですから。
ニキビを治すために本当に大切なのは、正しい洗顔回数を見極めることなんかではないと思います。
本当に大切なのは、自分の肌は、どうしてニキビができているのかを把握することだと考えています。
どうして自分の肌にニキビができるのかを把握できれば、自ずとあなた自身の洗顔回数、ケア方法も見えてくるはずです。
多くのサイトやCMは「これを使いましょう!」「これがおすすめです!」と提案してくるけれど、それは単なる業者によるPRでしかなく、本当にあなたの為である事は少ないです。
あなたに必要なものを見極めるのは、結局はあなた自身です。
まずはそれが分かっていないと、適当な製品に踊らされるだけで、治るニキビも治らないんじゃないかなと思います。
1日の洗顔回数は0~2回
私の今の洗顔回数は0~2回です。朝は洗いません。夜に風呂場で、頭を洗うついでに少し顔をこするくらいです。
そんな適当なケアでもニキビは再発しません。ニキビができない人は、どんな適当な生活をしていてもニキビはできません。逆にニキビができる人は、ちょっとお菓子を食べただけでもニキビができます。ニキビに酷く悩んでいる人はそんな理不尽を痛感しているのではないでしょうか。
別にニキビができない自慢をしたいわけではありません。
私も以前は何もしなくてもニキビができる生活をしていて、もう何をしていいか分かりませんでした。そのもっと前、ニキビになる前は、洗顔なんて全く気にしたことはありませんでしたが肌が綺麗だと言われていたくらいです。
今もその時と同じように洗顔なんて全く気にしていませんがニキビはできていません。
つまり、ニキビができるかどうかは洗顔によるわけではないという事です。勿論洗顔をすることでニキビが改善する人もいるとは思いますが、少なくない人が過度な洗顔回数をこなすことで肌を傷つけてしまい、結果的にニキビを助長している気がします。
オイリー肌だからって1日に何回も洗顔すると悪化するかも
オイリー肌の人は、特にニキビができやすいのではないでしょうか?だからこそ毎日何回もまめに洗顔していませんか?
毎日何回もマメに洗顔するのは私と同じミスです。私は泡洗顔で1日3~4回くらい洗顔していましたが、それで肌をボロボロにしました。それによりオイリー肌→ニキビ発生→改善のために洗顔→肌ボロボロに→オイリー肌→・・・という負のループを形成し、ニキビを悪化させました。
なぜ肌がボロボロになるとオイリー肌になる?
1日に何回も洗顔すれば、洗顔フォームの弱いピーリング効果でも肌にダメージを与えます。健康的な肌は水分を多く含んでいてみずみずしいですが、ピーリングで肌がボロボロになると、肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥し、刺激などに弱くなります。それは望ましい状態ではありません。
その状態を放っておくわけにはいかないので、肌の水分の蒸発を防ぐために皮脂が分泌されます。この状態が慢性的に続くことでオイリー肌になります。
余計な洗顔はオイリー肌を引き起こす可能性があるので、そのオイリー肌をひきおこす悪い洗顔方法の対策をする必要があります。
乾燥肌もやり過ぎると悪化する
乾燥肌の人も、元々肌が乾燥しやすい体質、環境ということもあるかもしれませんが、洗顔フォームを使って洗顔しているから肌のバリアが壊れやすくなり、肌水分が蒸発しやすくなっているというのもあるのではないでしょうか。

http://www.alcare.co.jp/news/0511_1/
その状態が更に悪化することで、先述したようなオイリー肌に悪化していくと考えています。少なくとも私はそうでした。
乾燥肌の人は、なるべく肌への刺激を抑えた洗顔フォームなどを使う様にしているとは思いますが、それだったらいっその事洗顔フォームをやめてみるという事も考えてみていいんじゃないでしょうか?
「お腹空いてないけど夕飯の時間だから食べる」というのと同じくらい、わざわざ洗顔フォームで洗顔することはアホらしいと思います。
勿論、何度も言っている通り、洗顔フォームを使うこと自体が悪いといっているわけではありません。
洗顔フォームが必要な人は使うことで肌質が一時的に良くなるのかもしれません。しかしそうではない人が洗顔フォームを使っても、それは過剰な洗顔にしかならないのでは?
お腹がいっぱいなのに更にお腹に詰め込むようなものなのではないでしょうか。
じゃあ洗顔をやめればいいのか?
- 洗顔すると肌がボロボロになるなら、1日に1回も洗顔しなくてもいいのか?
- そんなことをすれば、すぐニキビができちゃうよ!
と思う人もいると思います。
確かに今まで1日何回も洗顔をすることで皮脂を落としてきた人は、洗顔をやめればニキビができやすくなるかもしれません。
だから今すぐに洗顔回数を減らすのは肌に悪いかもしれません。
いきなり洗顔回数を減らせば、今まで洗顔フォームに頼り切っていた皮脂洗浄力を失うことになり、皮脂を落とせずに肌がベトベトすると思います。
私がシャンプーをやめて湯シャン(お湯だけで頭を洗うこと)を初めた時の事ですが、最初の内はお湯だけでは皮脂が落としきれずに、日中には髪がベトベトとかたまってきて、何もつけていなくてもワックスをつけているような状態になってしまいました。髪がとてもテカテカしていたのです。
最初の2週間くらいは昼頃には頭ベトベトになっているような状態が続きました。しかし、数ヶ月後にはそれも全く気にならなくなっていて、湯シャンでもサラサラ髪を維持できるようになっていました。今や、逆にシャンプーを使うと皮脂が落ちすぎて、髪がキシキシしてしまいます。
同じことが洗顔にも言えると思いませんか?
洗顔回数を増やせば増やすほど、肌の皮脂を落とせるので、皮脂が毛穴につまってニキビはできにくくなると思い込んでいる人もいるのではないでしょうか?
逆です。洗顔回数を増やせば増やすほど、皮脂が出やすくなってしまいます。
肌の構造的にもそれは間違いではありません。洗顔回数を増やしまくってオイリー肌ニキビが勃発した私自身の体験もあります。
じゃあ、ニキビが悪化する恐れを持ちながら、何もせずに待ってろっていうのか?!と思うかもしれません。
それでもいいですが、なるべくニキビなんてない方がいいと思うので、ニキビができないようにしつつ、洗顔回数を減らしていき、洗顔の呪縛から逃れる方法を考えてあります。
洗顔方法
人により肌質は違うので具体的なことは言えませんが、いきなり洗顔フォームをやめて水洗顔にするのではなく、徐々に慣らしていくと、毛穴詰まりによるニキビができにくくなると考えています。
提案できるのは以下のことです。
- 1日の洗顔回数を減らしてみる
- 週に何日か洗顔回数を減らしてみる
- 週末だけ洗顔回数を減らしてみる
- 夜だけ洗顔フォームを使わないでみる
- 洗顔フォームを完全にやめて水洗顔に切り替える
- 肌に優しい洗顔フォームに切り替えていく
これ等の洗顔方法を行い、それをエスカレートさせていくことで、肌を回復を狙います。
ただ、肌バリアが傷ついている状態だと、肌状態はどんどん悪化していくので、肌のバリア機能を回復させるような対策も並行して行っていく方がいいと思います。
私はそんな肌バリア回復対策に、プロリン療法を用いました。個人的にはかなり効果を実感できましたし、他にも皮脂が減ったというコメントを残してくれた人もいるので、参考にして下さい。
重要なのは洗顔回数とかよりも肌質を整えること
私は洗顔フォームも使いませんし、夜のみのお湯洗顔ですが、特にニキビができることはありません。
ニキビができる人は何をやってもできるし、できないようになった人は少しくらい暴飲暴食しても夜更かししてもニキビはできません。
ニキビができる人というのは、遺伝的な問題もあるかと思いますが、そういう肌質になってしまっていることが問題なんだと思います。
それは乾燥が強い地域のせいだったり、遺伝的に皮脂が出やすいせいだったり、栄養面から肌の修復ができていなかったり・・・そういう何らかのトラブルのせいでニキビができやすい肌質になっていることが原因であって、洗顔でどうこうする問題ではないのではないでしょうか。勿論洗顔でニキビが治る人もいるのかもしれませんが、そういう人は肌のターンオーバーが遅くなり過ぎていた所に洗顔でピーリングを行ったところ、それが奏功したという事だと思います。何でもかんでも洗顔していれば治るというわけではないでしょう。
1日の正しい洗顔回数は?という質問はしょうもないものではないでしょうか。多すぎるのは良くないですし、少しくらいした方がいい人もいるかもしれません。
結局は人それぞれなので、自分にとってベストな洗顔回数を見つけていく事が重要だと思います。
また、だからといって洗顔だけにとらわれるのではなく、「私のニキビの原因は何なのか」というところにも目を向けて、それに対する対策をすることも同じように重要だと思います。
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