ニキビの炎症と、私達が日々摂る「油」の関係

肌の材料は細胞、細胞の材料は油です。私は、この当然の事実を知ってから摂る油の質を考えるようになり、それが肌質改善に繋がったと実感しています。

抗炎症クリームを塗っても、保湿をしても、何してもニキビの炎症が酷いままな事に困っていませんか。

もしかしたらその原因は、あなたが習慣的に摂っている「油」が原因かもしれません。もしそうだとすれば、その習慣をやめない限り、あなたのニキビの炎症は酷くなり続けるでしょう。

逆に言えば、摂る「油」を変えるだけで、ニキビの炎症はおさまり、ニキビができない健康的な肌になる可能性は十分にあるという事です。

ニキビの炎症を酷くする「リノール酸」を避ける

リノール酸を避ければ、肌の炎症が緩和され、過剰な刺激がなくなることでアレルギーやニキビが改善する可能性があると考えられます。

また、肌バリアの安定感が増し、ニキビや肌トラブルの予防、乾癬などにも効果があると言われています。

とにかく、現代人はリノール酸を過剰に摂る傾向にあり、この油を避けるだけで、酷いニキビの炎症が落ち着き、ニキビが改善に向かう可能性は充分に考えられます。

リノール酸を避けて改善する理由

簡単に言うと、油には炎症を強くする「リノール酸」と、炎症を緩和する「リノレン酸」がある。

そして、現代人の生活には炎症を強くする「リノール酸」が普及しすぎてしまい、至る所でリノール酸を摂る機会が増えてしまっている。

本来は、リノール酸4:リノレン酸1のバランスが良く、肌の炎症をコントロールするためにはこの最適なバランスを維持する事が重要だと言われています。

しかし前述した様に、現代にはリノール酸が増えすぎており、バランス比はおよそ、リノール酸20:リノレン酸1くらいになってしまっているとも言われています。

その為、炎症を強くするパワーが強く働きすぎてしまい、肌にダメージが起こった際、過剰に炎症を発生させてしまう。アレルギーの主な原因はこれです。

ニキビも同様で、皮脂つまりにより炎症が起こった際に炎症が強く出すぎてしまい、逆に肌にダメージを与え、免疫力を下げてしまうのではないか?そしてそれがニキビを悪化させる要因なのではないか?、と考えています。

肌の炎症を、炎症バランスを整えて改善させた

私は、ニキビこそ改善していたが、炎症の赤みだけは治まらないという状態が続いた為、炎症を抑える為にこの炎症バランスの治療法を実践しました。

その結果、2~3ヶ月ほどで多少赤みが改善されはじめました。

ニキビの炎症を油で改善した実例

今も炎症をコントロールする治療は続けていますが、以前ほどの効果は見られず停滞気味です。

恐らく炎症バランスは適切なバランスに近づいたと思うが、完全には治りきっていない。他に炎症の要因があるか、まだリノール酸が多すぎるのか、原因は分からない故、これからも考察を続けていきます。

しかし、とりあえず油を変えるだけでこれだけニキビの炎症を抑制できるのであれば、あなたも実践しない理由がないんじゃないでしょうか。

シンイチが行った炎症バランス調整治療

私が炎症バランスを調整するために行った事は、たった2つだけです。

  1. リノール酸を避ける
  2. リノレン酸を多めに摂る

この2つを意識するだけで、リノール酸4:リノレン酸1のバランスに近づく事ができるハズです。

特にリノール酸は現代社会ではどんな食品にも含まれている可能性があるから要注意。主な物に、サラダ油、スナック菓子、スーパーの揚げ物、これ等に含まれている。

逆にリノレン酸は、魚、えごま油などからしか摂る機会がない。だからこそ、加熱でもいいから青魚を食べたり、えごま油を購入して毎日使うといいでしょう。

特に手軽に多量摂れてオススメなのが「えごま油」。毎日サラダなどにかけて食べれば手軽に摂れます。

近くのスーパーになければamazonで取り寄せられます。私のオススメは紅花という会社の機械圧搾法一番搾りの荏胡麻油です。えごま油は酸化しやすいので、遮光ボトルに入っているのがポイント高いです。


どんな製品にリノール酸、リノレン酸が含まれているのかを自分でリサーチし、リノール酸が含まれているものをなるべく摂らないように心がけてみるといいと思います。

それに関しては、「良い細胞は良い油から作られる!肌細胞を健康にする油の知識」に記載しています。

アレルギー改善の実例もあり

リノレン酸を摂ることで皮膚アレルギーを改善させたケースも報告されており、皮膚疾患にリノレン酸を用いて治療する事も多くなってきているようだ。

京都大学の研究でも、オメガ3(リノレン酸)で皮膚アレルギー反応を改善させる発見をし、そのメカニズムを証明している。

魚油に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)といったオメガ3脂肪酸は、古くからさまざまな病態において炎症抑制作用があることが知られていました。オメガ3脂肪酸はヒトでは体内で生成できませんが、食べ物から摂取され体内で代謝され、種々の抗炎症性物質が生成されることが知られています。しかし、その抗炎症作用のメカニズムはいまだ不明な点が多く残されています。また、皮膚アレルギー反応における作用についてはほとんど解析が進んでいませんでした。

本研究グループは、オメガ3脂肪酸由来の脂質代謝物の一種である「レゾルビンE1」が、皮膚アレルギー反応で重要な働きを担う樹状細胞の機能を制御して、皮膚アレルギー反応に抑制効果を有することを世界で初めて証明しました。

出典:魚油に多く含まれるオメガ3脂肪酸が皮膚アレルギー反応を抑制する機序の解明

今日からできる細胞レベルのニキビ炎症治療だ

全ての細胞は油によって作られる。だからこそ良質な油を摂ることは重要です。

つまり、何も知らずに悪質な油を摂ってしまっている現代の人間は、悪い細胞を作り続けているという事になります。

様々な治療法を試してもニキビの炎症が良くならないのであれば、抗炎症クリームなどの対症療法ではなく、細胞レベルでの根本的な治療が必要なのではないだろうか?

そしてその細胞レベルの治療とは、「ただ使う油を変えるだけ」です。たったそれだけでもいいと思います。

まとめ

ニキビの炎症が酷い場合は、細胞の元となる油を良質なものに変えてみるべき。

炎症を強くするリノール酸を避け、炎症を緩和するリノレン酸を多めに摂る事で、炎症バランスを整えていく。

リノレン酸は、えごま油や魚から摂れるから、これ等の食品を積極的に摂る。

また、えごま油は熱に弱い為、加熱調理の際には使用するべきではない。サラダなどにドレッシングとして使うのがベスト。