ニキビ治療をしていても背中ニキビは治らない?
「背中ニキビが治らなくて困っている奴ちょっとこい」というスレを見た。背中ニキビが全然治らない理由をズバッと教えてくれてとても参考になったのでシェアしたいと思う。
8 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/10/06(火) 23:30:02.198 ID:GWY6nixM0.net [1/6回]
(中略)だが背中にできる小さく大量にできるニキビってのは1年どころか10年たっても消えない
でお前らは必死に背中を清潔にしたり汗をかかないようにしたりニキビ用の薬をつけたりするわけだこれらはなんの意味もないなぜならオマエラの背中のニキビのようなもの
それは「マラセチア毛包炎」だからだ
マラセチア毛包炎とは?
マラセチア毛包炎は、ニキビの原因であるアクネ菌とはまた別のマラセチア菌によりひきおこされる皮膚疾患だ。アクネ菌は皮脂の詰まりに反応するが、マラセチナ菌がマラセチア毛包炎になる原因は湿気などらしい。
確かによくニキビと似ており、背中ニキビと勘違いしてしまうのも無理はない。俺も一時期、背中や胸にポツポツが発生したときは、完全にニキビができたと勘違いしていた。
あなたの背中にできているニキビのようなモノも、実はマラセチア菌が原因のマラセチア毛包炎かもしれない。だとすれば、今まで通りニキビ治療をしていても全然治らないだろう。あなたがこれからすべきなのは、マラセチア毛包炎対策の治療だ。
普通のニキビ治療だから治らなかった
マラセチア毛包炎に対し、ニキビと同じ治療をするのは無意味だ。トレチノインのように皮膚自体を生まれ変わらせる薬なら治せる可能性もあると思うが、ディフェリン、ましてやニキビ用化粧品などでは悪化こそすれど改善することはないだろう。
14 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[sage] 投稿日:2015/10/06(火) 23:34:52.584 ID:GWY6nixM0.net [2/6回]
(中略)
で1年くらい前皮膚科に行って「はいニキビですね~ディフェリンとダラシン出しときますんで~」といわれてしばらく塗った
1ヶ月後、ぶっちゃけ大した量なかった背中ニキビが10倍以上になり真っ赤になっていたお前ら絶対マラセチア毛包炎にディフェリン塗んなよ
この例のように不適切なケアをすると逆に背中ニキビ(マラセチア毛包炎)を悪化させる可能性がある。そうなると、色素沈着が残るリスクが高まり、綺麗な背中に戻るのに余計な時間がかかりかねない。
「せっかく皮膚科でもらったから」などの安易な理由で背中ニキビに対してディフェリンなどを塗り続けるのは避け、マラセチア毛包炎に有効なクリーム、錠剤を早急に使い始めるべきだ。
幸いマラセチア毛包炎は、重度のものでもニキビ跡のように深くエグれてクレーターになる可能性は低いと見える。例え色素沈着になったとしても、その程度ならキレイにする方法はいくらでもあるから、とりあえず落ち着いてマラセチア毛包炎対策を始めよう。
ステロイドや抗生物質はやめとけ
ステロイドや抗生物質は、一時的な回復は早いかもしれないが、使用を中断すると免疫力が低くなり病気にかかりやすくなる。その時にマラセチア毛包炎が再発したり、皮膚炎、ニキビが発症しやすくなるリスクもある。
今の皮膚科は、誰にでもマニュアル通り診療するような傾向があるように思える。だからこそ、ちょっと炎症が酷かったりするとポンポンと強力なステロイドを出してきたりする。脱ステロイドに死ぬほど苦しんでいる人がいることを知っているだけに、俺にとってはそんな診療は信じられないことだ。
ステロイドも抗生物質も、あくまで表面的な症状をおさえるだけのもので、根本的な原因を解消できるわけではない。だからこそステロイドや抗生物質で症状をやわらげている内に他の薬で治療するなどの計画を立てることが重要になると考えている。
超重度の背中ニキビで、「一刻もはやく炎症を鎮めないとやばい!」というレベルなら分かるが、たいがいの背中ニキビ(マラセチア毛包炎)には、わざわざステロイドや抗生物質は使うべきではないと思う。そういうリスキーな薬を使えば、むしろ悪循環に陥って背中ニキビが悪化してしまう可能性もあるだろう。
マラセチア菌を滅する二ゾラルクリーム
では、背中ニキビ(マラセチア毛包炎)を治すのにベストな治療薬はなにか?スレの中でも挙げられていたが、マラセチア毛包炎を治すなら抗真菌薬がいい。中でもニゾラルクリームが有効なようだ。
マラセチア毛包菌は、いわば真菌(カビ)だ。真菌は、抗真菌薬で消滅させればいい。だからマラセチア毛包炎には抗真菌薬が効くと言われている。他のスレの中でも抗真菌剤での治療が推奨されていた。
168 :スリムななし(仮)さん2015/08/05(水) 12:48:11.91
その抗菌新薬の中でも、強い抗真菌作用があり副作用も少ないのが、ニゾラルクリームだと言われている。副作用は、1~2%の人にかぶれが出る程度のものだから過度な心配はいらないだろう。
背中ニキビを予防する方法
最後に、背中ニキビ(マラセチア毛包炎)を予防する方法も記載しておく。
俺自身も、とても軽度だが背中ニキビが発生したことがあると先述したが、その時は出来たり治ったりを繰り返していた。その原因をよく考えると、その軽度のマラセチア毛包炎ができているのは、風呂上りによく拭いていない部分だという事が分かった。
背中の他にも鳩尾(みぞおち)にもマラセチア毛包炎ができていた。その共通点が、お風呂上りにバスタオルでちゃんと拭かずに水が残っている事だった。マラセチア菌は湿気を好むため、水をちゃんと拭かないと菌が繁殖しやすくなってしまうのだろう。
それ以来、ちゃんと背中や鳩尾も拭くようになってから、背中ニキビ(マラセチア毛包炎)はできていない。予防はとても大事だが、以下のケースのように跡を残さないために薬で早期に治すのも重要だ。
追伸
180 :スリムななし(仮)さん2015/08/18(火) 10:39:20.69