自分の肌を汚いと思っていると、生きるのがしんどくなります。
私は、自分のニキビ肌を世界最高峰レベルで汚いと思っていて、生きているのがしんどかったです。死んだら楽だろうな~と思っていました。
遊びに誘われたら肌を見せなきゃいけないから、連絡もとらない様にしていましたし、そんな選択をしたおかげで当然ですが「付き合い悪いやつ」と思われた様です。
当時は、完全に自分の殻に閉じこもって、ほぼ家にひきこもっていました。家にいれば最高に安心しましたが、寂しかったです。
ニキビの事で悩み過ぎて死ぬほどネガティブになる・・・って感覚は、こんなブログを見るようなあなたなら痛いくらい分かるんじゃないでしょうか。
今の私
そんな私が今どうなっているかと言うと、一周回って死ぬほどポジティブになっています。
昔の友達とも気兼ねなく会うし、新しく知り合った人とも積極的に話します。好いてくれる恋人もできています。
人目を気にしなければ世界はこんなに自由なのか!!!!と、笑えてきました。
私は何で、わざわざ誰に命じられた訳でもないのに自分を鎖につないでいたんだ、と。マゾなのか、と。甘えん坊なのか、と思いました。
ただ、ある衝撃的な出来事のせいで、雷が落ちたようにハッ!として、一瞬で今までのネガティブな自分からポジティブになったわけではありません。
それまでに色々なしんどい経験をしてきました。
面と向かって私の顔を見せた事のない、SNS経由で知り合った女性とデートしなければいけない事態もありました。
知り合いの友達(初対面)と一緒に、肌を照らすライトの下でご飯を食べなければいけない事もありました。
墓場まで持っていきたい、自分がどれだけ肌の事に悩んでいるかという気持ちを吐露して、自分の弱い所を見せなければいけない事もありました。
他にも、トレチノイン治療を予定してた時期に「旅行しよう!」と友達に言われて気持ちがブレたり、最後に会ったのが、私のニキビ肌が酷くなる前だった人と会う事になったり・・・と色々精神的にしんどい経験をしてきました。
どれもこれも、「いや、ごめん予定ある」と嘘をつけば済む話でしたが、「肌が綺麗だったら行きたい!したい!」と思う事ばかりだったり、一時期完全に自分の殻に閉じこもり、人間関係をシャットアウトしていたので、人と接する事に異常に飢えていたので、毎回悩みました。
ここで少し勇気を出せば、勇気鍛えられるんじゃないか?でも、肌汚いって思われて疎遠になったら嫌だし・・・でも・・・でも・・・と。
そんなネガティブだった私が一周回ってポジティブになれたのは、明らかに、私が怖がりながら出会ってきた人達が、私をインスパイアしてくれたからに他ならないでしょう。
つまり私は、上で挙げた様な全力で避けたいしんどい出来事に対して、大体は怖くても向き合ってみてきたという事です。
毎回、人と会う時は躊躇しながらネガティブな事ばかり考えていました。
しかし、会ってみれば、想像していたように怪訝な顔をされたりというのはなく、とても好意的に接してもらえて、仲良くしてくれている、認められている!と感じられました。
たったそれだけの、当然のように思える事でも、私達のようにコンプレックスを持っていると、その行為にインスパイアされる事でしょう。
そんな事がある度に、「自分で勝手に悪い想像をするべきじゃないな」と思う様になってきました。
殻を壊す
こうして沢山悩んで、自分の殻を壊し、人と接する様になった事で自己肯定感が高まり、徐々にネガティブな思い込みがなくなってきました。
それに伴って、あれだけしんどかった世界が急に明るくなってきたように感じる事ができました。いや、元々世界は明るかったのに、私が殻の中にいたから暗く、しんどく感じていただけでした。
ニキビの一番の問題は、社会的な存在である私達が他人との交流を回避したいと思う様になってしまう事だと思います。
人類は一人では生きていけない社会的な存在故に、これは死活的な問題です。
ですが、そんな状況だろうと交流を回避しなければいけないというルールがある訳ではありません。酷いニキビ肌でも人は交流する事は可能なんです。
自分の殻に閉じこもって生きていく事もできますが、外に出て他者と交流する事もできます。
「そんなの絶対無理。人と会える顔じゃない。」と考えている人は、そのままで生きていく事もできます。でも、そんな殻を破って人と接する事を選べば、それだけで急に人生が輝きだすかもしれません。
そしてそれが肌に良い影響を及ぼすかもしれません。私達が思っている以上にストレスの害は甚大です。
なにもいきなり、完璧に殻を壊す必要はないと思います。
長年作り上げてきた私達の殻は、想像以上に強固になっていて、そう簡単に壊す事ができません。
意を決してパンチで殻を壊そうと思っても、殻が固すぎて壊せず、手を痛めてしまい、諦めます。
私達の殻は、私達の脳がつくっていて、脳の命令で強固になっています。
手で殻が壊せない時は、脳に命じて殻を柔らかくしたり、自分の拳を強くすればいいんです。あなたが脳をどう使うかによって、殻の内側の世界は自由に変えられます。
私はまず、殻の内側からSNSで外部の人間と連絡をとりました。そうしたら外から殻を柔らかくしてもらえたので、少しだけ殻から出る事ができました。
また、色々な種類の本を読んだ事で、脳をコントロールできるようになってきました。そうなると必然的に殻も柔らかくなり、拳も強くなりました。
そんな感じで少しずつ勇気を使っていった事で、徐々に殻から脱出できるようになりました。
誰かが「勇気は筋肉と同じで、使えば強くなる」と言っていました。私はしんどい経験をあえて行い、勇気を訓練しました。というより、周りの人達が、私が勇気を出す手助けをしてくれました。私が肌に悩んでいるなんて全く関係なしに接してくれる人達がいたから、勇気を訓練する事ができたんだと思います。
殻の中にいれば人生はしんどいかもしれませんが、例えニキビ肌でも殻の外に行けば案外楽しいです。
私と同じように人生を楽しんでいる人は沢山いました。私が辿り着いた答えは、ポジティブな人が当たり前に持っている感性でした。
幸いな事に私は気付く事ができたので、今後は幸せに生きていけるでしょう。それも私をインスパイアしてくれた人たちのおかげです。
このブログを見てくれる人達にコメントやメールを貰う事も、自己肯定感を高めるのに役立っています。いつもどうもありがとう。
あなたの自己肯定感を高めるのにも、私が学んできた事が役に立つと思います。
人類が社会的な存在だからこそ、一人では生きていけないんだと思います。だからこそ、こうしてお互いインスパイアしていくんでしょう。