私はニキビ以外に、虫歯も他人以上に多かったんです。だから、もしかすると虫歯とニキビには何か関係があるのかな?と考える様になりました。私なりの結論から言うと、虫歯とニキビは関係あるんじゃないかと思います。
ニキビ跡が治らない事と虫歯は関係あるのではないか?
私の場合は、ニキビが頻繁にできるというより、ニキビ跡が治癒しない事が問題でした。そこで疑問に思ったのが、ニキビができないようになったのに何故ニキビ跡は回復しないのだろうか?という事です。
顔の切り傷やたまにできるニキビは、数日でキレイサッパリ回復する事は確認できました。つまり、自然治癒力(回復力)は正常だといえます。それなのに、ニキビ跡の部分だけが治らない。この事から以下の事が考えられます。
- ニキビ跡の炎症ダメージがとても深い
- 回復力と同等レベルのダメージが発生し続けている
つまり、悪化はしないが回復もしない、均衡状態で回復と破壊が繰り返されている可能性がある。または、ニキビ跡のダメージが深すぎて、回復に時間がかかりすぎるのか?
私のニキビ跡は、頬とフェイスラインにあります。そして、その部分は丁度、虫歯があって、今現在銀歯をしている位置でもある。以前、虫歯がニキビと関係あるという情報を得た時から、その点が少し気になっていました。
それ等が偶然の可能性もありますが、少なくとも虫歯ができるという事は食生活が悪いというサインでもあるし、少しもニキビに関係ないという事はないと思われます。という事で、虫歯とニキビの関係を考察しました。
虫歯とニキビの関係・影響
虫歯の毒素が皮膚から排出されてニキビになる
以前ネットで見た情報では、虫歯の毒素が皮膚から排出されて、それがニキビになるといった感じのメカニズムでした。それもあり得ない事ではないでしょう。
歯には、象牙質の液体移送システムというものがあり、そこから毒素等が体中の血管にのって運ばれていくと言われています。それが皮膚にいけば、ニキビとして皮膚から排出されるのかもしれません。
歯科金属アレルギーでニキビになる
もう1つ、歯科金属アレルギーがニキビを引き起こす可能性も考えられます。金属アレルギーの人の場合、銀歯を埋め込まれると、その銀歯が少量ずつ溶け出てきて、体内でトラブルを引き起こしていくと考えられています。。
銀歯を入れたからといってすぐにトラブルがおこる訳ではなく、何か月、何年と積み重なり、やっとニキビ等のトラブルとして現れる様なので厄介です。
また、銀歯には水銀などの有害金属を混ぜて作った安価な銀歯もあり、昔はそれを詰めるのが主流だったとの事です。水銀は水俣病などを引き起こす原因でもあり、安価だという理由だけでその危険な物質を体の中に埋め込んでいた時代があったというだけで驚愕。
今は水銀アマルガム(水銀を含む銀歯)が使われることは少なくなっているようですが、それでもまだ完全に廃れている訳ではないらしいです。また、昔つめた銀歯が水銀アマルガムだった場合は、ニキビに限らず、そのせいで体中の不調を引き起こしている可能性もあるようです。
※追記:ちなみに歯医者での検査の結果、私の銀歯は水銀アマルガムではなかったです。
糖質を過剰摂取している食生活
虫歯は糖質を過剰摂取している人にしかできない。砂糖を含むお菓子、米、パンばかりをたくさん食べ、糖質を過剰に摂取している人は、虫歯になると同時に食生活の乱れにより体中に不調をきたしてもおかしくはないでしょう。
糖質はどれも血糖値を急激に高める食べ物ばかりだから、血管を傷つけ、体を老化させていく事にも繋がります。また、消化に負担がかかり、胃腸へのダメージも高まり、脳機能にも悪影響がある事も分かっています。
ニキビと糖尿病の関係についての記事を書きましたが、糖尿病になるような人は糖質を過剰摂取している可能性が高く、同時に虫歯もできている可能性は高いと思います。糖尿病・虫歯・ニキビ、これ等は裕福な食生活をできるからこその文明病だと言えます。ここに何かヒントが隠されているような気がします。
虫歯がある人はライフスタイルを変える
もしあなたに今ニキビがあり、更に虫歯もあるのであれば、まずは虫歯ができないようなライフスタイルを送るようにしてみるべきでしょう。上述したように、少なからず虫歯とニキビは影響し合っている筈だから、虫歯を失くすようなライフスタイル(食生活)をしていればニキビ改善にも繋がる筈です
※余談だが、虫歯は削らなくても糖質をとらなければ自然治癒すると言われています。これについてはここで語るのもどうかと思うから「名医は虫歯を削らない~虫歯も歯周病も自然治癒力で治す方法~」という本を読んでみて下さい。
具体的なライフスタイルの変え方
糖質をなるべく摂らない糖質制限をする
具体的にどのようにライフスタイルを変えていけばいいのか?私の考えだと、「糖質制限」に落ち着くと思います。糖質を摂らなければ虫歯はできないし、胃腸へのダメージ、血管へのダメージも緩和される筈です。それが少なからずニキビの改善に役立つ事は間違いないでしょう。
砂糖だけでなく、ごはんやパン、麺には多くの糖質が含まれている為、糖質制限をするとなると、お菓子だけでなく炭水化物全般を制限する事になる。中々勇気がないとできないかもしれないが、本当にニキビを治したいのであれば一度やってみて損はないと思います。
それに健康を意識するのであれば、遅かれ早かれぶち当たる壁だと思うから、早めに有益な事実を知っておくにこした事はありません。以下の本が参考になるので、一度読んでみてはどうでしょうか。
いつものパンがあなたを殺す―みんな大好き!パン、パスタ、シリアル・・・・・の真実
GI値の低い食べ物から食べる
炭水化物などのGI値の高い(血糖値を急激に上げる)食べ物は、ニキビにも虫歯にも悪い影響をもたらします。お菓子やアイス、炭水化物などは総じてGI値が高い為、食事の時はGI値が低く、血糖値の上昇を緩める食物繊維を含む野菜などから食べ始めるのが好ましいとされています。
そのような食べ方をする事で、急激な血糖値上昇による虫歯の発生だけでなく、血糖値を抑えるインスリン分泌の時に同時に分泌される皮脂の分泌も抑えられ、ニキビの発生も抑制できると考えています。
GI値に関しては、「(食品名) GI値」で検索するとたくさん出てきますが、ここにも一応掲載しておく。内容が完全に正しい訳ではないし、思い違いも発生するかもしれないから、参考程度に。
まとめ
虫歯とニキビの関係は少なからずあるでしょう。虫歯もニキビも、生活習慣・食習慣が乱れている事で起こる病気だから、虫歯ができるという事はニキビもできやすい状態だろうし、その逆もまたしかりです。
- 虫歯の毒素が皮膚から排出されニキビになる
- 歯科金属アレルギーによりニキビが発生する
- 糖質の過剰摂取によりニキビが引き起こされる
どれも考えられる話ではあると思うが、個人的には「糖質の過剰摂取によるニキビ」が一番虫歯とニキビの関係を表しているのではないかと思います。
ニキビは肌の病気ではない
虫歯がニキビの原因になりうる様に、他にも色々なことがニキビの原因になり得ると私は考えています。
多くの人は、ニキビは肌の病気だと考えがちですが、実はニキビは肌の病気ではありません。
ニキビは、体で起こったトラブルを報せるために出てきたSOSサインです。
だからこそ、虫歯・糖質過多・ストレス・便秘・内臓の負荷などの様々な原因により引き起こされ、原因を特定するのが難しく治らない人が多いのではないかと考えています。
ニキビを治そうとする前に、一度自分の体調や癖、他の人と違うところなどを見比べてみるといいかもしれません。