使用期限を過ぎたトレチノイン・ハイドロキノンを使うとどうなるのか?
トレチノイン・ハイドロキノン、どちらも1クール(3ヶ月程度)で使いきって下さい、と言われている、更に未開封なら1年は軽く持つようだ。
だが俺は、トレチノインがクレーター対策になるとネットで見て、クレーターの不安感に煽られ、突発的に使用期限切れのトレチノインとハイドロキノンを使ってしまった事がある。
普段、ブログの読者に「丁寧に堅実に治療してください!」と言っているくせにそんなアホな事をしていたのだ。だが、そのアホみたいな経験さえも、トレチノイン治療者にとっては価値のある情報になり得ると思う。
1年前のトレチノイン
俺が予備用に購入し、ちょっとだけしか使ってないほぼ満タンのトレチノイン。ほぼ満タンだが1年前に開封されている、しかも冷蔵庫に保管していた訳ではなく、普通に机の上に置いてあった。どうせ使わないだろうと思ってそこら辺に置きっぱなしだったのだろう。
普通だったら「1年前のだし、しかも保存環境悪いし、やめとこう」と思うだろうし、今の俺でもそう思う。だが当時の俺はクレーターの不安感に晒され、居ても立っても居られない状態だった。
そうして1年前に開封された、使用期限切れの熟成トレチノインを使うことになった。
色は思ったより普通だった
酸化して緑色になっているかも?と思ったが、どうやらそんな事はなく、中身は真っ黄色だった。ただ、チューブの淵は若干緑やら茶色やらに変色していたので、ティッシュでふき取って誤魔化した。
1年経って使用期限が切れていても、冷蔵庫に保存していなくても、案外変色(劣化)はしないものらしい。ただそれは見た目だけの話で、中身的には劣化しているのかもしれない。
鼻に塗ってみたけど、なんともない
とりあえず鼻にトレチノインを塗ってみたが、3日経っても皮剥け、赤みが出ない。やっぱり効果の面では劣化しているかな効果出ないのかな?とも思ったが、元々トレチノイン0.1%、0.4%を使っていた為、単純に免疫が出来ているのかもしれない。
ただ、それから数週間使っていると、若干皮剥けしていて、鼻がパリパリしていた。一応効果は出るようだ。使用期限切れでも効果はちゃんとあり、特にデメリットは感じられなかった、やっぱり色が変わってなければ大丈夫なのだろうか?
とはいえ、他の人には薦めない。使うとしても自己責任だ。
1年前のハイドロキノン
こちらも1年前の使用期限切れのハイドロキノン。トレチノインと同じく開封済みで冷蔵庫では保存していない。ハイドロキノンはもともと酸化に弱いし、日光を浴びるだけで毒化しちゃうような弱いクリームだから流石にちょっと怖かったが、使用してみることにした。
かなり茶色になってた
やはり酸化に弱いのか、チューブのふちがかなり茶色になっているし、中身も表面は茶色だった!茶色くなっているのは酸化している証拠だ、完全に使用期限切れのツケがきている。
だが、ちょっと表面のを出しちゃえば、奥のハイドロキノンは真っ白だった。酸化していたのは表面だけだったようだが、あの茶色さを見たあとでは全く安心できない。
使ってみても問題なし
使用期限切れのハイドロキノンを使っても、特に刺激を感じたり普通のハイドロキノンと違うな、と思うところはなかった。
そもそもトレチノインの炎症がそんなに激しく起こっていなかったから、シミ抑制の効果自体はちゃんと出ているのかどうかは定かではないが、一応新たにシミができるという事は無く、無事に使えた。
とは言え俺が無事だと思っているだけで、肌には刺激・負担になっていたのかもしれない。そう考えるとやはり使用期限が切れたもの・保存状態が悪いものを使うべきではないなと思う。
ちゃんと買った方がいいと思う
たった少しトレチノイン治療をしたくらいでクレーターに対する効果が出るとは思わなかったし、実際出なかった。効果に対してリスクが高すぎる無駄なことをしたと思っている。
だが、そのおかげでトレチノイン治療に関して再認識できた事がある。トレチノイン治療をするなら、やっぱりちゃんと新しいのを買うべきだな・・・という事だ。
届くのが7日程度かかるくらい待つのが面倒くさいし、たくさん余っているから昔のを使いたい!と思うかもしれないが、昔のものほど劣化しているし、その分リスクが高くなっているから止めておくのが無難だ。
とはいえ、どうしても今絶対に使わなきゃいけない!という状況なら、変色していないものを使えば、とりあえずその場凌ぎ的には使えそうだという事が今回分かった。
そんな状況ないと思うけど。