トレチノイン治療での「ハイドロキノン」の重要な役割とは?

ハイドロキノン

ニキビ、色素沈着、ニキビ跡を治すのに、トレチノイン治療はとても有効ですが、相応のリスクがある事も確かです。しかし、そのリスクを緩和し、トレチノイン治療を強力にサポートする存在が「ハイドロキノン」です。

トレチノインもハイドロキノンも、お互いの欠点を補い合い、効果を高めているので、ニキビを治す場合でも色素沈着を治す場合でも、トレチノインとハイドロキノンの2つはセットで使う方が効率的な治療ができるでしょう。

いわば、トレチノインとハイドロキノンは2つで1つです。

ただ、初めて使う人はその本質をよく理解できず、あまり重要性を見出せなくて、雑な使い方をしてしまうかもしれません。(私がそうだっただけかも)

それでは治療効率を損ない、治療期間が長くなります。トレチノイン治療におけるハイドロキノンの役割をしっかり理解し、適切に使えるようにすれば、安全・効率的に治療ができると思います。

①トレチノインの炎症ダメージを防ぐ

トレチノイン治療におけるハイドロキノンの役割の1つは、「トレチノインの炎症によるダメージ(色素沈着)を防ぐ」というものです。

トレチノインクリームの効果には、炎症・皮剥けが伴うので、それにより肌がダメージを受け、色素沈着が作られやすくなります。ハイドロキノンは、肌の漂白剤と言う呼び名の通り、この時に作られる色素沈着の発生を防ぎ、白い肌をキープしてくれます。

ただ、ハイドロキノンを長期間塗りすぎると、色素を抑制する効果が強くなり過ぎて、肌が白くなり過ぎてしまう可能性もあるかもしれません。カネボウ問題で話題になった「白斑」とも言いますが、現在ハイドロキノンによる白斑問題は報告されていないようです。

②色素沈着(シミ)を薄くする

トレチノインを使うほどニキビに悩まされた人の多くは、色素沈着もできてしまっていると考えていいでしょう。ニキビの赤みのせいであまり目立っていないかもしれませんが、赤みが治まると茶色い色素沈着が残っている可能性は十分にあると思います。

しかし、通常は中々消せないと思われているそれ等の色素沈着も、ハイドロキノンやトレチノインを使う事で、ただの化粧品などに比べると比較的早く消す事も可能です。

私は美白化粧水などを使い続けましたが、それ等では全く効果が出ず、結局システインやハイドロキノン・トレチノインで色素沈着の大部分を改善しました。

ハイドロキノンの効果

画像出典:http://crmclaser.com/crmc-procedures/circles-under-eyes/hydroquinone-bleaching/

ハイドロキノンの効果

画像出典:http://nsnchifuka.blog.fc2.com/blog-category-5.html

ハイドロキノンを使う際には、日焼け止めが必須になります。また、日焼け止めの効果を1日中キープする為に、3~4時間に1回は日焼け止めを塗りなおす必要があります。

ハイドロキノンを使用すると、皮膚を刺激から守るメラニン(これが肌を黒くする)を抑制するので、白い肌をキープする事はできるが、刺激に弱くなるという事を覚えておいて下さい。また、ハイドロキノン自体も日光に弱く、変質しやすいので、ハイドロキノンを守る意味でも日焼け止めは必須です。

私は、初のトレチノイン治療の際に、日焼け止めを塗り直しを疎かにしました。これが原因かは分かりませんが、その時のトレチノイン治療は大失敗し、色素沈着が大量発生しました。(その後のトレチノイン治療などを重ねる事で改善しています)

ハイドロキノンのみではニキビは治せません

ニキビ治療においては、ハイドロキノンは飽くまでトレチノインのサポートと考えて下さい。ハイドロキノンのみでニキビ肌を改善する事はできません。

トレチノイン治療を行うのであれば、まずは失敗リスクを下げる為に私の失敗談を反面教師にしてみて下さい。失敗談に加えて、トレチノイン治療に必要な準備、実際に試して分かった治療のキーポイントなど網羅的に解説してあります。