この記事を見ているのであれば、脂性肌が中々治らずに困っているのだと思います。
しかし、脂性肌を治そうとしていては、いつまでたっても脂性肌は治せないでしょう。
脂性肌を治そうとするだけだと、いつまでたっても表面的なところしか見えません。例えるなら、火事の時に、火元を無視して消火しているようなものです。
脂性肌にも必ず火元があります。つまり脂性肌の根本的な原因です。まずはそれを消し止めることが重要だと考えられないでしょうか?
私もあなたと同じで、脂性肌を治すために試行錯誤してきました。その結果、脂性肌もニキビも改善しています。また、このブログを通して多くの人の脂性肌やニキビの悩み、改善例を見てきました。
「脂性肌」と検索すると、提携している化粧品を紹介しているサイトばかりです。紹介している脂性肌の知識は正しいかもしれません。
ただ、そんなステマの化粧品で脂性肌が治るようなら、今までのケアでも治っているでしょう。
脂性肌で困っているあなたに必要なのは、「どの化粧品がベター」とかいうレベルの情報ではなく、根本的に脂性肌を治すための情報ではないでしょうか?
私は脂性肌ニキビに困っている時に、たくさんのステマサイトに迷惑しました。求めている情報を得るために、ネットや書籍、SNS等を通して5年以上情報収集しています。
だからこそ、本当に悩んでいる人が必要としている情報は、美容雑誌や美容メディアサイトなどに載っているような軽いレベルのものではないと知っています。
当記事は、私が収集してきた脂性肌ケアの知識を全て掲載しています。ギトギトの脂性肌やニキビに困っている人がサラサラ肌になる為に、ステマサイトの代わりに参考にできればと思い執筆しました。
参考になれば幸いです。
目次
自分の脂性肌にマッチしたケアを!
脂性肌もニキビも、原因は100人いれば100通りあります。だからこそ、「他の誰かには効果があったけど、自分には効かなかった」という事が起こるのでしょう。
だからこそ重要なのは、自分が脂性肌の原因を追究することだと考えています。
食生活の問題で脂性肌になっている人が、一生懸命皮脂を抑える化粧品に投資しても無意味です。当然ですが、食生活が問題の人は、食生活でケアする必要があるでしょう。
「脂性肌に効く成分が入っているから、これがおすすめ!」と言われている化粧品を使っても、それがあなたの脂性肌の根本的な原因にマッチしたものでなければ、絆創膏を貼るような対症療法にしかなりません。
自分の脂性肌に必要な成分を求めることは大事ですが、化粧品として取り入れる事だけを考えるのではなく、食事やサプリなどから取り入れることも視野に入れた方が良いです。
とはいえ、自分の脂性肌の原因が分からないから苦労しているのだと思います。
そこで以下では、私の知る限りの脂性肌の根本的な原因となりえるモノをリストアップしました。私自身の試行錯誤や考察の結果や、当ブログのユーザーが提供してくれた情報など、私や協力者がこれまで5年間費やして得た知識です。美容ライターが一朝一夕で書いた記事よりは参考になると思います。
過度なスキンケアで乾燥肌になると、次に脂性肌になる
ゴシゴシ洗うと皮脂の出やすい肌になる
私の脂性肌ニキビの原因は、過度なスキンケアだったと考えています。
当時私は、全然綺麗だったのに「もっと肌を綺麗にしたい!」と急に思うようになり、無知なのにスキンケアを頑張りました。毎日3回以上泡洗顔をして、肌がピリピリしていたのを覚えています。
そんな余計なスキンケアのせいで肌がボロボロになったのです。そのせいで肌水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌になり、最終的に脂性肌ニキビが勃発したと考えています。
なぜ肌がボロボロになると乾燥肌になる?
化粧品、洗顔フォームでスキンケアをしすぎると、肌のバリアが傷つき、肌水分が蒸発しやすくなります。
肌水分量が少なくなると、防衛システムが働きます。皮脂を分泌して、これ以上肌水分が減らないようにするのです。だから、肌のバリアが壊れ肌水分が減ると、脂性肌になります。
このパターンは、インナードライ(乾燥型の脂性肌)です。過度なスキンケアで肌がボロボロになり、肌水分が失われる。その結果、皮脂の分泌が増え、脂性肌になるという流れです。
- 泡洗顔
- 洗顔フォーム
- ピーリング
- クレンジング
- ゴシゴシと強く洗う
これ等は、肌のバリア機能をボロボロにすると考えた方がいいです。肌が強い人なら適度にやる分には問題ないかもしれませんが、乾燥肌気味だったり敏感肌などの肌のバリアが弱まっている人がやるとボロボロになりやすいと思います。
毛穴も同じ。ゴシゴシしすぎると良くない。
つい気になって、毛穴をゴシゴシとしてしまっているのではないでしょうか。毛穴ケアを行うと、ごっそりと角栓がとれたりして何となく気持ちいいかもしれませんが、過度な毛穴ケアは肌のダメージになり、乾燥肌や脂性肌を悪化させる可能性があります。
毛穴が目立っていても、あまり触らず、こすらずに放置しておくことが良いかと思います。
鼻は皮脂が分泌されやすいので、ある程度テカテカするのは仕方ありません。そこでこすってしまえば、一時的に皮脂がとれても、その後悪化の負のループになりかねないのではないでしょうか。
ちゃんと鼻の乾燥を改善させられるようなピーリングであればいいですが、何の考えも計画もなしにゴシゴシするだけは良くないと思います。
私が鼻の毛穴ケアの時に大事にしているのは、こすらない事と、しっかりと保湿することです。
保湿は「薬用ベラリス」と「ルーカスポーポークリーム」を重宝しています。どちらも安いのに使い心地が抜群です。
薬用ベラリスは、オーガニックなアロエベラが使用されているみずみずしいジェルです。すぐに肌に溶けて浸透するので、毛穴詰まりの心配もないのに、保湿力は抜群でした。
ルーカスポーポークリームは、一見油っぽいクリームですが、そこまで毛穴詰まりしません。鼻だけでなく、顔や手、唇なども乾燥した時に、これを塗り続ければ大体良くなりました。
インナードライ(乾燥型脂性肌)の対策
私自身、インナードライ(乾燥型脂性肌)でした。そしてその対策に「プロリン」というサプリを使いました。
プロリンは製品ではなくて、成分の名前です。スキンケアアミノ酸とも呼ばれる、肌に良いと言われるアミノ酸で、以前朝イチという番組でも、「肌に良い」と取り上げられていました。
これがインナードライ(乾燥型脂性肌)に良いとまで言っていませんでしたが、そう取り上げられていれば、今頃もっと多くの脂性肌の悩みが解消されていたかもしれません。
皮脂を止めるために化粧水やピーリング、漢方などの色々なケアをしました。しかし私の脂性肌の根本的な原因は、肌のバリアが壊れたことによる肌水分量の減少だったと思われます。だから、この脂性肌を改善するためには、肌バリアを復活させることと肌水分量を高めることが大事でした。
セラミド入りの化粧水なんかでもいいのかもしれません。ただ、個人的には化粧水などからの外側のケアは効果を実感しにくかったです。化粧水は、結局皮膚に浸透しなければ無意味です。浸透力の高いものでなければ効果は実感しにくいのでしょう。当時の私はそんないい化粧水を知りませんでした。
対して、プロリンは内部からの保湿と言えると思います。プロリンという成分を摂ることで、肌コラーゲンを増加させます。そしてコラーゲンが増えた結果、肌水分がキープされやすくなったのでしょう。
肌水分が蒸発しにくければ皮脂を出す必要もなくなります。また肌のバリアも回復しやすくなるでしょう。そうして脂性肌が改善したのだと考えています。
これを記事で投稿した所、同じようにインナードライ型脂性肌(ニキビ)の人からの改善報告を頂きました。
「プロリンを使ったらニキビができた」という報告もありますが、このコメント以外にもメールなどでも脂性肌の改善報告を多く頂いています。インナードライ型脂性肌の人は試してみる価値があると思います。少なくとも私はプロリンにて脂性肌もニキビも短期間で改善できました。
amazonにて私が使った製品も販売されています。
⇒L-プロリン 2000mg Powder 4oz(SOURCE NATURALS)
パウダータイプは慣れるまでは不味いかもしれません。私の舌がおかしくなっただけかもしれませんが、慣れれば案外イケる味です。
また、治療の詳しい情報は、超皮脂だらけの脂性肌ニキビをサプリだけで改善した方法に記載しています。
乳液での過度な保湿をやめたらニキビが止まったケースもある
また、「スーパーオイリー肌だったけど、保湿をやめたらニキビが急に改善した」という報告を以前いただいた事があります。
ピルをやめてニキビがひどかったんですけど、最近暑くて顔のベタつきがひどくなり保湿を化粧水のみにしました。
それから1週間ちょっと経ったんですが赤い炎症ニキビがひとつもできなくなりました。今までは化粧水のあとにヒルドイド?ローションとか、乳液をつけてました。それをやめただけなんですけど肌触りもかなりよくなりました。大人ニキビは乾燥から、、とか大人ニキビは保湿が大事とか沢山見かけたのでずっと念入りに保湿してましたが私みたいなスーパーオイリー肌には保湿なんて不要みたいでした!
あまりの肌調子のよさにびっくりしてます。このままなくなったら完全にただの保湿のしすぎのニキビだったみたいです。
もしかしたら皆さんも同じような方がいるかなと思い書き込みしました。
乳液などのベットリしているものは、毛穴に詰まりやすいです。そのせいでニキビができていたのでしょう。
脂性肌ニキビに悩んでいる人は、乳液やヒルドイドなどでの過度な保湿をやめてみる選択肢もあります。脂性肌自体の改善はまた別かもしれませんが、ニキビができなくなるだけでも心の余裕は違ってくるはずです。
肌断食・水洗顔のすすめ
肌のバリア機能の回復、過度な保湿による毛穴詰まりを防ぐ意味では、肌断食や水洗顔はいいかもしれません。私も途中から何もクリームなどをつけず、1日1回の水洗顔のみでケアしていました。
スキンケアをやり過ぎている人は、肌断食や水洗顔なんて怖くてやる勇気が出ないかもしれません。しかし、そういう人にこそ必要だと思います。
当ブログのユーザーで、脂性肌に悩んでいた方がいます。その方は、ファンケルマイルドクレンジングオイルで朝晩クレンジングをし、その後に洗顔フォームで洗い流し、その後にキュアアクアという角質取りジェルを使うというスキンケアをしているそうです。また体を洗う時も固めのナイロンタオルとボディブラシでゴシゴシしているそうです。皮脂を少しでもとりたくて必死だったんだと思います。
その人は、30年にわたりテカテカ、ニキビ肌だったようで、肌は鮫肌のようになっていて、湯上り後は夏場でも腕やすねが粉を吹いていたそうです。
しかし、プロリンやゴシゴシ洗うなどのスキンケアをやめた所、改善が見られたという報告を頂きました。
どうも、お久しぶりでございます。
あれから、プロリンを一日三回計6粒を一日も欠かさずに飲み
水、麦茶を意識をしこまめに飲み
乳製断ちをし、
インスタント物や、揚げ物を極力控え
身体、顔の洗いすぎ(これは、私の潔癖性格にはかなりの荒行?(笑))
を徹底して・・・
(多少のニキビが気になりますが、グぐっと激しく洗いたいのを我慢)
の、生活を送っていましたら
ほんっとうに素肌の皮脂が抑えられ(小鼻やおでこはまだダメですが・・・)
新たにできるニキビも正直まだ出てきますが、
私の30年に渡る酷いテカテカ顔人生、にきびっ肌人生がたったひと月足らずで
劇的に改善できたのはもう、本当に信じられないくらいに嬉しく
もっと早く、この素晴らしいシンイチ様のブログを見つけて改善したかったー!
のと同時に、まだまだ、女を捨てないで頑張って肌をきれいにしたい!
と、いう情熱からシンイチ様のブログを探し当てれたことに
奇跡―☆
と、本当にまだあきらめなくてよかったー♡
の気持ちが今同時に感じている状態です!
ゴシゴシ洗っていたり、過度なスキンケアを行っている人は、それをやめるだけでも脂性肌の改善が期待できるかもしれません。
肌断食や水洗顔が怖い、という人ほど試してみる価値はあると思います。
私も最初は怖かったです。「クリームつけなくなったらニキビ悪化しないかな・・・」「水洗顔にしてニキビが増えたらどうしよう・・・」など考えていましたが、水洗顔・肌断食をしても肌は全く悪化しませんでした。
ただ、悪化する人もいると思います。今までずっと化粧品類に頼ってきたのを急に素肌の力のみで補うというのは酷な話です。だから、少しずつスキンケアの量を減らしていく方がいいのかもしれません。
クレンジングもできる限りしない方がいい
化粧をしているのであればクレンジングも必要なのかもしれませんが、なるべく使わないにこした事はないと思います。
インナードライ型脂性肌の人であれば、更に肌のバリアを壊すことにも繋がりかねません。
ぬるま湯でゆっくり洗って落とせるようなら、それがいいと思います。
私が以前使っていた紫外線吸収剤不使用で肌にべっとりとこびりつくタイプの日焼け止めがあります。それはクレンジングをしても中々落とせない代物でしたが、ぬるま湯で丁寧に洗えばお湯でもとれました。
なるべく肌に負担をかけないスキンケアをする方が、脂性肌改善に繋がりやすいかと思います。
脂性肌の人のファンデーション
他にもファンデーションなんかも脂性肌だとお困りかもしれません。それについては私は男なので詳しくないですが、ステマじゃない良さげな記事を見つけたのでシェアしておきます。
キャンメイク「マシュマロフィニッシュパウダー」とブラックプリマの組み合わせが強いようです。詳しくは以下の記事を参考に。
また、ファンデーションを使った方が乾燥しない状態を維持できることが、資生堂の研究で明らかになっていました。ファンデーションを使う方がインナードライ(乾燥型脂性肌)を悪化させにくい様です。
資生堂は、20-30代女性30名を対象とした「ファンデーション塗布・無塗布状態の肌に関する測定実験」を医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニックの日比野佐和子院長監修の元で実施しました。その結果、ファンデーションを塗布した状態のほうが、無塗布状態よりも水分量を保ちながら余分な皮脂量も抑えられるため、「乾燥しない」状態を維持できることが明らかになりました。
https://www.yomiuri.co.jp/adv/life/release/detail/00063275.html
肌のバリアを傷つけにくい顔そり
顔そりも肌の表面を傷つけます。だからインナードライ型脂性肌の人は気を付けた方がいいと思います。表皮が傷つけば、肌のバリアが壊れやすくなります。そして肌水分量が減りやすくなります。
剃るのは、お風呂で頭を洗った後に行っています。その方が髭の部分が温まっているので、剃りやすくなり、低刺激で行えます。
なるべく刺激を与えない様にオイルを使うと、髭剃り・顔そりを低刺激で行えます。シェービングフォームは肌への刺激になりそうなので、私はティーツリーオイルを使っていました。
更に、順剃り(上から下に剃るスタイル)の方が低刺激だとも言われています。
大体この動画のような感じでいいと思います。逆剃りやシェービングフォームの代わりに、順剃りのみやオイルなどの肌への刺激が弱い成分のもので代用するといいでしょう。
保湿力の高い成分の「アロエベラ」がおすすめ
インナードライ型脂性肌の人は、色々な化粧品を使っても改善してきていないと思います。私もそうでしたが、大半の化粧品はこちらが求めているほどの保湿力がないからです。
インナードライ型脂性肌は、かなり重度の乾燥肌とも言えると思います。皮脂で水分蒸発を防がなければいけないほどの乾燥だという事だからです。
だから化粧品で改善するなら高い保湿力が必要です。中途半端な保湿じゃ、逆に水分蒸発を助長することもあり、余計に乾燥肌、脂性肌が悪化するかもしれません。
中々いい化粧品がなくて困っていましたが、近年私はとてもいい製品を発見しました。
この製品のおかげで、乾燥による肌のかゆみが完全に治まりました。
薬用ベラリスというアロエベラジェルです。アロエベラは経皮吸収促進作用があると言われており、浸透力が高い様です。
ウォーターベースで、つけてすぐに浸透する感じです。サラッとしているので肌がベトベトしません。脂性肌の人でも毛穴詰まりになりにくいと思います。しかもamazonで600円くらいです。
インナードライ型脂性肌の改善に有効かは分かりませんが、私は保湿力を実感しています。過剰なスキンケアをストップしつつ、これ等の化粧品で保湿を行うという形なら改善するかもしれません。
食事と脂性肌の深い関係
食事変えるのなんて試したけど意味なかったよ!という人も多いでしょう。確かにその通りです。食事を変えても意味はありません。
暴飲暴食してもテカテカにならない人もいれば、ちょっとジャンクなものを食べただけでギトギトになる人もいるでしょう。体質というものがあるので、それに合った食事をする必要があるのでしょう。
野菜を食べるようにしたり、お菓子をやめてみたり、色々と工夫はしたと思います。ただ、食事を変えて脂性肌を治すのであれば、その本質的な部分にフォーカスする必要があると考えています。
なぜ野菜を食べるのか?なぜお菓子をやめるのか?
それを理解していないと、全く意味のない食事改善になってしまう可能性があると考えています。
糖質を摂り過ぎると皮脂が出やすくなる
お菓子をやめれば脂性肌が治る、ニキビが治ると思っている人もいるかもしれませんが、お菓子をやめただけでは意味がありません。
お菓子をやめたのに、その代わりに菓子パンやラーメンなどの糖質を多く含むものを食べていたら、プラマイゼロです。
糖質には、脂性肌を加速させる以下の特徴があると言われています。
- 糖質は、皮脂をコントロールするビタミンB群を消費。
- 糖質を食べて血糖値が上がることでも皮脂線が刺激される。
だからお菓子を食べ過ぎると、糖質をたくさん摂るから、皮脂線の刺激などで皮脂が増えるのです。これは、フェミークリニックのコラムで医師も述べています。
炭水化物に含まれる糖質は、分解されるときに多くのビタミンB群やミネラルを消費します。ビタミンB群には皮脂の分泌量をコントロールする作用があるため、糖質の分解に優先的に消費されると、皮脂の量が増えてしまうのです。
また、炭水化物をたくさん食べると、糖質の影響で血糖値が急激に上昇します。
血糖値が上昇すると、元に戻すためにインスリンというホルモンが分泌されますが、実はこのインスリンには皮脂腺を刺激する作用があるといわれています。
つまり、ビタミンB群の消費とインスリンの影響で、皮脂分泌が過剰になってしまうのです。皮脂が過剰分泌すると毛穴に詰まりやすくなり、そこに雑菌などが付着すると炎症を引き起こしてニキビが発生してしまいます。
お菓子などの糖質が多く入っているものは、どれも血糖値をあげやすいです。つまりインスリンが分泌されやすいです。インスリンが分泌されると皮脂線が刺激されるので、脂性肌を悪化させやすいと言えます。お菓子やラーメンなど糖質の多いものは、短時間で血糖値を上げてしまいます。つまり、短時間でインスリンを大量に出します。それが皮脂線への刺激になります。
皮脂線を刺激しないためにも、皮脂のコントロール力を保つためにも、お菓子をやめるだけではいけないのかもしれません。
なるべくインスリン分泌がおだやかな食品をとる&ビタミンB群を満遍なくとることが大事と言えるでしょう。
つまり、お菓子に限らず、白米やパン、ラーメンなどの糖質量の多い食べ物・血糖値が上がりやすく皮脂腺を刺激しやすい食べ物を、少し抑えめにしてみる等の対策が必要だと思います。
ビタミンB郡が少ないと皮脂が増える。パントテン酸で改善するらしい。
ネットでは、脂性肌を治すためにパントテン酸が良いと話題になっていますが、パントテン酸はビタミンB5です。だから、パントテン酸を摂っていても、糖質もたくさん摂っていたら、ビタミンB5も消費されてしまうのでプラマイゼロになると考えられます。
また、パントテン酸は脂質代謝に不可欠なコエンザイムAの元になるとも言われている為、パントテン酸を摂りながら、吸収力を高めるために乳酸菌も一緒にとるという治療法「ニキビを治すweb~皮膚科で教わらない治療~」で提唱されています。
たまたまパントテン酸と乳酸菌サプリの併用を見つけました。(乳酸菌サプリを始めたきっかけは、別ページで紹介しています)
パントテン酸では皮脂が止まらない!という声もありますが、
「パントテン酸が皮脂を抑えない」と言っている人は、恐らく「吸収⇒CoA生成」が出来ていないのでは?
と思っています。
ビタミン剤を飲むと、尿が黄色くなることありますが、あれは体内に吸収されずに排出された結果です。
パントテン酸も同じで、吸収させなければCoAの生成に活かされず無駄になるだけです。
なので、その様な方も乳酸菌サプリを試してみることをオススメします。
パントテン酸でニキビや脂性肌が治ったという人はネットで結構見かけます。糖質を摂り過ぎていたり油ものが苦手(脂質代謝力が弱い)という人は、パントテン酸+乳酸菌の組み合わせを試してみる価値があるかもしれません。
「ニキビを治すweb」では、パントテン酸はGood's naturalを推奨しています。しかし現在在庫切れの様なので、その代わりに以下のnowのものを推奨していました。
ただ、栄養は全てを同水準でとらないと効果が出にくいです。(ドベネックの桶)

出典:ハッピープラス 栄養のお話し|Baby Health Care株式会社
パントテン酸(ビタミンB5)だけ摂るよりも他のビタミンなども一緒に満遍なくとる方が効果を実感しやすいと思います。それと同時に、ビタミンB群を消費する糖質の摂取量も、ほどほどの量にすることが望ましいでしょう。
乳酸菌に関しては、乳酸菌革命というものを推奨していました。公式サイトで購入するよう主張しているので、気になる人は乳酸菌革命公式サイトで。気にしないのであればamazonの乳酸菌革命のページでも販売しています。
1回きりのお試しなら、amazonの方が500円くらい安いです。定期なら公式サイトの方が安いですね。
自分に足りていない栄養をチェックする検査キット
先日、知人から栄養検査キットのことを教えてもらいました。私も以前から毛髪ミネラル検査キットや、遅延型アレルギー検査キットはやっていて、検査をすると意外なデータが出ることに毎回驚いています。
今回教えてもらったVitaNoteという検査キットではパントテン酸の過不足も検査できるようです。
パントテン酸だけでなく、皮脂コントロールに関係するビタミンB2、B6など7種類のビタミンと、ミネラル、たんぱく質、酸化具合なども尿を送るだけで検査できるようです。
まぁ、ただパントテン酸不足かどうかを知るだけならパントテン酸を飲んでみればいいだけです。
とはいえ、意外な栄養が足りていなかったという事実が発覚して、それが脂性肌ニキビを改善させるキッカケになる可能性もあります。私も、「まさか栄養不足なんて事はないだろう」「まさかアレルギーなんて事はないだろう」と思いつつも、他の多くの人が「まさか自分は大丈夫だろうと思ってたけど、やってみたら重度のアレルギーだったことが判明してショック」と口コミしていたので、ミネラル検査やアレルギー検査をやってみたら、重度の遅延型アレルギーや過度なミネラルの蓄積が発覚してショックを受けた経験があります。
そういう意味でも、一度自分の脂性肌がビタミンB不足によるものなのかをハッキリさせるという意味だけではなく、自分の健康状態を客観的に把握して美肌につなげる為にも、この検査キットもいいかもしれません。
亜鉛が少ないのも肌水分量増加や角質の遅滞により乾燥肌を引き起こすかも
また亜鉛の欠乏も、皮膚コラーゲンの低下⇒インナードライ(乾燥型脂性肌)になる可能性があります。
亜鉛が皮膚コラーゲンの維持に重要だというのは、徳島文理大学、昭和大学、理化学研究所らの研究グループが発表しています。
皮膚コラーゲンが多ければ肌水分量も増えます。先述したプロリンはコラーゲンを増やして肌水分量を増やし、インナードライ型脂性肌の解消しました。亜鉛も同じように肌水分量の維持に必要なので、インナードライ型脂性肌の人は、亜鉛を多くふくむ牡蠣や肉など(またはサプリ)を摂るといいと思います。
そもそも亜鉛は皮膚や髪を作るのに必要です。亜鉛欠乏で皮膚炎や脱毛が発生するというのはよく言われています。
私の場合、亜鉛をとりはじめてからフケがおさまりました。フケ、脱毛、皮脂が気になる人は、亜鉛不足の可能性もあるかもしれません。
他にも亜鉛欠乏の症状が日本栄養臨床学会の亜鉛欠乏症の診療指針PDFに記されていました。慢性的な腎臓肝臓障害、糖尿病の人などにも亜鉛欠乏がみられるそうです。
- 皮膚炎・脱毛
- 貧血
- 味覚障害
- 発育障害
- 性機能不全
- 食欲低下
- 下痢
- 骨粗鬆症
- 創傷治癒遅延
- 易感染性
男性ホルモンを増やすとも言われているので、それがDHTを増やして脂性肌を悪化させるというケースも考えられます。
また、後述しますが、射精をよくする人は、亜鉛不足による脂性肌も考えられるかもしれません。
プロリンを獲ると肌水分量増えて脂性肌が改善した
アミノ酸のプロリンをとることで肌水分量が増加し、脂性肌ニキビが改善したというのは先述しました。
非必須アミノ酸なので体内で作られる成分ですが、その材料となる栄養が必要です。だから栄養バランスの乱れた食生活を送っていると、プロリンが作られにくくなるかと思われます。
プロリンは、麩や豚ゼラチン、高野豆腐に多く含まれています。それ等の食品から摂るのも良いと思いますが、サプリから摂った方が楽でしょう。
粉末と錠剤の2タイプがありますが、どちらも一長一短です。私は慣れましたが、粉末は味が不味いので最初は飲みにくいかもしれません。錠剤は大きくて飲み込みにくいので、ピルカッター又は鈍器で割って飲むのがいいと思います。
乳製品の摂り過ぎも脂性肌の原因になる
乳製品は健康食品というイメージがあり、多くの人の生活に欠かせないものですが、乳製品の摂り過ぎも、脂性肌やニキビの原因の1つだと考えています。
乳製品をやめたらニキビが改善したという人はネットを調べてみても少なからずいます。乳製品のIGF-1で皮脂が増えたり、乳製品アレルギーだったり、乳糖不耐性だったり。
乳製品に含まれるIGF-1が皮脂線を刺激して皮脂を増やし、ニキビを増やすと言われています。IGF-1がインスリンの分泌を高めることで皮脂腺が刺激されます。だから、乳製品を摂ると皮脂がでたり、ニキビが増える人が少なからずいるようです。
私もお菓子を食べたり、アイスを食べたり、糖質や乳製品を食べた後は皮脂が出始めるという感覚がありました。それにい加えて牛乳をごくごく飲むとお腹が痛くなったので、乳糖不耐性気味なのかもしれません。
糖質と肉や乳製品の摂取の多い西洋食(Western diet)がにきびの発生を促進することが知られています。このような食事はインスリンやインスリン様成長因子-1(IGF-1)の分泌を高め、インスリン/IGF-1シグナル伝達系の活性化が皮脂腺の活動を盛んにするためと考えられています。
また、IGF-1の働きが遺伝的にない人は、ほとんどニキビができていなかったと言われています。
IGF-1の働きが欠損した遺伝疾患(Laron syndrome)の患者を思春期・青年期から長期間追跡調査した研究でも、にきびはほとんど認められなかったことから、にきびの発生にIGF-1の関与が強く示唆されています。(J Eur Acad Dermatol Venereol. 25(8):950-4. 2011年)
アメリカでニキビに悩んでいる人が、大好きな乳製品をやめたらニキビが改善したことを報告しています。
私は45歳のアメリカ人男性です。私は化膿したニキビにずっと悩んでいました。(中略)
先月、大きな嵐が私たちの地域を襲ったとき、私は7日間電気が使えませんでした。その時、私のニキビは、ほぼ完全に綺麗になっていました。私はそれを信じることができなかったが、私の食生活は私のニキビへの重大な原因になっていたことに気付きました。
嵐の前に、私は毎週牛乳を約2ガロンを飲み、チェダーチーズのブロックを食べました。(中略)
停電が治った時、私は出て行って、いつものように牛乳やチーズで食料品を買って、私はすぐにニキビが再び勃発しました。
腸と肌は密接に関わっています。乳糖不耐性の人は乳製品を分解する力が弱く、腸に負担をかけます。その結果、腸の乱れが肌に出てくるのだと考えられます。乳製品をとるとお腹が痛くなる、調子が悪くなるという脂性肌の人は、乳製品を控えるようにすると何か変わるかもしれません。
乳製品食べても全然大丈夫!という人でも、遅延型フードアレルギーの可能性もあります。遅延型フードアレルギーは、何週間か後に影響が出ると言われています。だからあの時摂った乳製品のせいだ!とは思いにくいです。原因不明の不調が続く人は遅延型フードアレルギーの可能性も考慮してみてはどうでしょうか。
私自身も「いやいや、まさかね」と思いつつ検査してみましたが、乳製品に対して重度の反応がありました。ネットでも、「まさかわたしがね」と言いながら遅延型フードアレルギーになっている人が多かったです。
だからといって特に乳製品を完全に断っているというわけではありません。牛乳はそんなに飲みませんが、チーズやアイスも食べています。特に不調があるというわけではありませんが、当たり前になっているから気付いていないだけかもしれません。今よりもっと調子が良くなるというなら乳製品完全カットを試してみたい気もしますが、かなり気を遣った食事になりストレスになりそうなので躊躇しています。
脂性肌に悩んでいる人で、乳製品をたくさん摂っている人は牛乳やチーズ、ヨーグルトの食べ方を見直してみてはどうでしょう。
甘酒で皮脂量が低下
甘酒は飲む点滴とも言われて、少し前に流行りました。その甘酒にも皮脂抑制の働きがあると、森永製菓と東京工科大学の共同研究チームが発表しています。
“ヒト試験”では、1 ヶ月の継続飲用の結果、皮脂量の測定装置を用いた評価で、甘酒群において「飲用前後で有意な皮脂量の低下」が認められました。
https://www.morinaga.co.jp/public/newsrelease/web/fix/file57313d4e1627c.pdf
継続的に摂ることで皮脂量を抑えられるのはいいですね。しかし、甘酒は血糖値が上がりやすく、インスリン分泌による皮脂線の刺激もあるのでは、そこら辺の兼ね合いはどうなのでしょう。
甘酒は糀を使った発酵食品なので、腸内環境に良い影響を与えたり、ビタミンやミネラルの補充は期待できます。それ等が良い影響を与えるのは事実なのかもしれません。
人によりますが、甘酒で脂性肌が改善したりニキビが治る人もいるようなので、試してみる価値はありそうです。
黒烏龍茶での皮脂量低下
かなりの脂性肌に悩んでいた人が、黒烏龍茶を飲みはじめてから皮脂が抑えられるようになったという話もあります。この方はかなり脂性肌について研究しているので、「10年かけて脂漏性皮膚炎とニキビを治した話」という記事も参考になるかと思います。その方が黒烏龍茶について述べています。
烏龍茶が効果あるというのは5年くらい前には知ってて一時期やってても効果なくやめたのですが、
黒烏龍茶に含まれる烏龍茶ポリフェノールに油の吸収を抑える効果があるとのことで、
まぁコンビニでかえるし、なんの手間もかからないからと、期待もせず試してみたら。ほんと効果すごい。
油止まった。トレチノインくらいの脱脂効果があります。
偶然かと思って酒飲んだり、油もの食べたり、いろいろ負荷テストしてみたけど、やっぱり効いてる。
中性脂肪が多い食生活の人は、黒烏龍茶を飲むことも検討してみるといいかもしれません。とはいえ、中性脂肪を減らすような食事をしたり、運動を行うことも重要になるでしょう。
漢方的で脂性肌が改善した例
脂性肌やニキビを治すために漢方を使うというのは定番の1つになっていますが、私はヨクイニンを飲んでからニキビが悪化した記憶があります。だからあまり良い印象を持っていませんでした。
ただ、上述した「10年かけて脂漏性皮膚炎とニキビを治した話」では、10年かけて得た知見で、最終的に漢方が脂性肌を改善するのに役立ったと書いてあります。
最初にも言いましたが、脂性肌改善やニキビ改善は、自分の原因とマッチした対策が重要です。漢方がマッチする人もいると思うので、上記ブログを参考にして下さい。
10年かけてありとあらゆる事をやったので話がすっごい長いので結論を先に言いますけど、前述のような状態に悩んでる人は、
【第2類医薬品】半夏瀉心湯エキス錠Fクラシエ 180錠
と
【第2類医薬品】清上防風湯エキス錠 150錠
を飲んでみてください、という話です。
体質によりどちらか片方が効く場合と両方あわさって聞く場合あると思います。
私は当初は両方ないと無理でしたが、次第に半夏瀉心湯のみになりなにものまなくなりました。効果は、私は3日で効果でました。
出来れば粉末の方がいいのですけど、最近は便利なので錠剤にしてます。
生活習慣的な問題
個人的に生活習慣は、肌質改善に超がつくほど重要だと思っています。
というのも、私が脂性肌になったのは、前述の過度なスキンケアに加え、睡眠不足・長風呂が原因になっていると考えているからです。
睡眠とらないと肌修復弱くなるから脂性肌を引き起こしやすい
ニキビや脂性肌に悩んでいる人は、なるべく夜更かししないようにしようと意識していると思います。それは正しいことです。
夜更かしすると肌水分が減りやすくなり、肌の再生力も弱まることが分かっています。
肌水分が減ればインナードライ型脂性肌になりやすくなります。また肌のバリア再生が遅れれば、肌水分は蒸発しやすくなり、やはりインナードライ型脂性肌を誘発します。

圧迫面接と徹夜、運動でストレスを与えた。圧迫面接と徹夜をした時は、肌水分量の低下・肌バリア回復の遅れが目立った。 Altemus M1, Rao B, Dhabhar FS, Ding W, Granstein RD.Stress-induced changes in skin barrier function in healthy women.
私が脂性肌になる前、夜中の3時、4時まで起きていることが増えました。しかもその頃ちょうど過度なスキンケアをやっていました。
今思えば、過度なスキンケアで肌のバリアを壊しつつ、睡眠不足でバリアを回復させない&肌水分を減らす・・・という最強のインナードライ型脂性肌コンボです。
どちらにせよ肌の回復には睡眠は重要なので、どんな脂性肌タイプの人も、とりあえず睡眠はちゃんととった方がいいのは確かでしょう。
私は最低6時間は寝るようにしています。また、アイマスクや耳栓をして睡眠の質を上げる対策も行っています。
ストレスも肌を乾燥させる
先にも挙げた図では、圧迫面接をすることで肌水分量が低下していることが確認されています。圧迫面接のストレスが良くないのでしょう。
慢性的なストレスを抱え落ち込んでいると、肌水分量が減り、乾燥肌になりやすくなります。それだけではなく腸内環境の悪化などにも繋がりかねません。
腸と肌が密接にかかわっている様に、ストレスを感じる脳と肌も密接にかかわっています。腸ー脳ー皮膚相関といい、これ等全てが繋がり合っていることを表しています。
ストレスは万病の原因とも言われているので、肌の乾燥によるインナードライ型脂性肌だけではなく、他の色々な観点から脂性肌を誘発する可能性もあります。なるべくストレスを抱え込まない様にすべきでしょう。
とはいえ、できるなら誰でもストレスを抱え込みたくないと思います。それができないから困っているのでしょう。
一番簡単なストレス対策は、「ストレスを悪いものだと思わないこと」です。つまり「ストレスは良い物」と考えてしまえばいいのです。
脂性肌の人は、脂性肌自体にストレスを感じていると思います。しかし、「そのストレスは自分を成長させるものだ!」とでも考えて前向きに考えることが建設的で、なおかつストレスの被害を被らずに済みます。
「ストレスが体に悪いのではなく、ストレスを悪いと思うことが体に悪い。アメリカの死亡原因15位は、ストレスが体に悪いと思うことだった。」と健康心理学者のケリー・マクゴニガルは述べています。
私自身も前向きに考えるようにしてから肌が綺麗になってきた経験があります。ストレスがなくなったら肌が綺麗になったという人は割と多いですよね。
脂性肌を改善する上で少なからず「ストレスは良い物」と思うことにも価値があると思います。
長風呂とかサウナが乾燥肌を引き起こしている
脂性肌になる直前の頃は、ストレスは良い物とは考えられませんでした。ストレスを発散するために、お風呂でボーッとすることが多かったです。1時間くらい入っている時もあったと思います。
そんなに長風呂していれば、肌水分が蒸発しやすくなってしまいます。インナードライ型脂性肌になるのも無理はありません。
また、脂性肌ニキビができてからも、「ニキビを治すにはサウナで老廃物を出すのがいい」と聞きかじりました。そのため、当時はよくサウナに通っていました。サウナから出た後は、肌がカサカサだったのを覚えていますが、当時はそんなに気にしていませんでした。
サウナや長風呂は肌水分を蒸発させやすいです。特に肌バリアがボロボロになっている人は。
インナードライ型脂性肌の人や、長風呂やサウナが好きで脂性肌の人は、なるべく肌水分が蒸発しないように心がけると良いと思います。
加えて、浸透力の高い化粧品や、肌内部からの保湿を行える製品で、乾燥肌(インナードライ)を改善していくという対策が大事になるでしょう。
日光の浴びすぎも間接的にインナードライ型脂性肌を引き起こしているかも
また、なるべく日光に当たり過ぎない様にするのが好ましいかもしれません。ニキビがある場合は特に肌へのダメージを増やし、瘢痕(クレーター)を助長する恐れもあると言われています。
適度な日光はビタミンDやセロトニンなどを生成します。健康的な心身には欠かせません。しかし、真っ黒になるまで日焼けすると、肌へのダメージになる恐れがあります。
紫外線を浴びすぎることで、基底膜の構成成分であるラミニン511が分解されやすくなります。ラミニン511が分解されると、皮膚が老化するので、ニキビや乾燥肌、脂性肌、シミなどを引き起こしやすくなると思われます。
夏場は特に、紫外線を浴びすぎない様に注意した方がいいと思います。
ただ、日焼け止めを塗ると毛穴に詰まってニキビができやすくなるかもしれません。そういう場合は、ウォータープルーフでさっと使えるものがいいと思います。私はコンビニで買えるウォータープルーフのものをたまに使っていました。
とはいえ、夏になる前に脂性肌を治してしまいたいですね。肌を気にしながらでは思いっきり外を楽しみにくいと思います。これ等の情報を活用して、早く脂性肌を治してしまって下さい。
テストステロンと脂性肌の関係
DHTと皮脂
オナニーによるDHT増加が皮脂を増やしているかもしれません。オナニーをするとDHT(ジヒドロテストステロン)が分泌されます。これはテストステロンの強力バージョンのようなもので、皮脂の分泌を助長すると言われています。
単純にオナ禁をすればいいというわけでもありません。オナ禁をしてテストステロンが少なくなってくると、テストステロンを補うためにDHTが増えるとも言われています。一説では、7日に1回行うくらいがテストステロン値の維持にはちょうどいいようです。
DHTを減らす方法として、以下が挙げられます。
- 汗や尿として排出する
- 5αリダクターゼを抑制する
- オナ禁をしながら筋トレなどでテストステロン値を維持する
DHTは汗や尿として排出されるようです。運動して汗を流すのが良さそうですね。運動をすれば性欲も一時的に消えますしね。
DHTは、テストステロンと5α―リダクターゼが結びつくことで発生します。結びつかない様にするために5αリダクターゼを抑制すると言われているノコギリヤシを飲むという対策を行っている人がいます。DHTは脱毛の原因にもなっているので、ノコギリヤシは脱毛抑制のサプリとしては一部では有名です。
また、オナ禁をするだけだと次第にDHTが増えてしまいます。だからオナ禁をしつつテストステロン値を高くするように、日々筋トレをするという対策を行っている人もいます。
「オナニーをすると皮脂がドロドロ出てくる感じがする」という人にはこれ等の対策が有効かもしれません。
射精により亜鉛が失われる
亜鉛不足がインナードライ(乾燥型脂性肌)を引き起こすかもしれないと、先述しました。
射精をすると亜鉛が失われるので、頻繁に射精している人は亜鉛不足になりやすいと思われます。つまり、過度な射精が、DHTの増加や肌水分量の低下にいより、乾燥型脂性肌を引き起こしている可能性もあるではないかと考えています。
サプリや食事で亜鉛を補充するようにすると共に、過度な射精をやめることも検討してみるといいと思います。
女性の場合は肌が綺麗になる?
ただ女性の場合はオナニーをすることで肌が綺麗になるとも言われています。女性の場合は亜鉛を消費することもないので、そこまで気にする必要はないのかもしれません。
ただ女性でもオナニーをしてからニキビが増えるという感覚がある人もいると思います。そういう人はホルモンバランスの問題なのかもしれません。
ホルモン治療はニキビ先進国では行われている
ホルモン療法は欧米では主要な治療です。しかし日本ではまだ認可されておらず、行っている皮膚科は少ないです。
難治性ニキビ治療に注力していてホルモン療法を取り入れている「肌のクリニック」のウェブサイトでは、以下の様に語られています。
ニキビに対するホルモン治療の有効率は95%以上であり、アキュテイン治療に次いで非常に効果が高い治療です。また、安全性は非常に高く、抗生物質や解熱鎮痛剤といった汎用薬よりも、重篤な副作用を起こす確率が低いことが知られています。
デメリットとしては、効果が現れるまで多少の時間がかかり、治療開始後、3ヶ月間は30%の患者さんで一過性にニキビの増悪がみられます。平均して4ヶ月目から、徐々にニキビが改善していきます。また、再発率が約60%と高いことも欠点です。再発した場合は、治療前のレベルに戻ってしまう患者さんも10%~20%の割合でいらっしゃいます。
肌が綺麗になってからも継続していただくことが多く、平均して1年~2年程度の治療期間になります。安全性が非常に高いことが最大のメリットであり、きちんと副作用チェックを行えば、5年以上の長期間服用することも可能です。
ホルモン治療は、できるだけ副作用が少ない薬で治療したいという方におすすめします。特に生理不順、月経困難症、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症、生理痛といった婦人科系の病気や症状を改善する働きがあるため、それらの症状で悩んでいる方へもおすすめです。
ホルモンバランスの乱れを薬だけで整えるのは難しいのかもしれません。とはいえ、効き目は良いようです。
私の知人でも、ピルを使ってホルモン治療をした人がいます。ピルをやめると再発するけれど、使っている間はかなりニキビが良くなったそうです。
最近、ホルモンの問題を根本的に解決するためには、体の柔軟性も大事なんじゃないか?と考えはじめています。整体に通うことで、自律神経が整ったり、生理不順が治ったりという例があります。体は全て繋がっていると考えれば、整体で体の柔軟性や姿勢を整えることは、ホルモンなどの問題を解決する手段になりえるのかもしれません。
ニキビダニと脂性肌ニキビ・酒さ
何をやっても治らない脂性肌ニキビの場合、ニキビダニによる酒さを疑ってみるといいかもしれません。
以下の画像Aは、イソトレチノイン(アキュテイン)を使って改善したものの、やめたら再発。その後に、イベルメクチンという薬を服用した所、Bのように改善しています。
この原因が、ニキビダニだったとされています。

https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/fullarticle/1784334
ニキビダニは誰の皮膚にもいますが、それが増えすぎて毛穴に詰まるようになるとニキビになると言われています。
また、ニキビダニのエサとなる皮脂が増えると、ニキビダニも繁殖すると言われています。
「副腎皮質ステロイド剤を顔面に外用したり免疫不全を生じる疾患に罹ると、著しい過剰増殖が起こり、皮疹を形成するに至ることがあると言われている」(wikipedia)そうです。
ニキビダニ自体が皮脂の原因になっているかは分かりません。ただ、上の例だとイベルメクチンを使ってニキビダニを取り除いた結果、ニキビが改善していますし、肌もサラサラになっています。
トレチノイン
私がニキビ跡治療に使ったトレチノインも、脂性肌改善が期待できると思います。具体的には以下のような働きがあります。
- 皮膚のターンオーバーを促す
- 皮脂線の働きを抑制する
- 肌水分量を高める
トレチノインを使って7日ほど経つと、明らかに肌のハリがよくなります。コラーゲンが産生されて肌水分量が高まるからだと思われます。
また、トレチノインを使うと確かに皮脂も少なくなります。ただ、トレチノインを中止するとまた皮脂が増えてくるとも言われています。
トレチノインを使うと皮が剥けるので、肌のバリア機能が弱まります。その結果、水分も蒸発しやすくなります。なので、トレチノイン治療終了後にしっかりと肌のバリアを回復させることが必要だと思います。そうしないとコラーゲン産生により肌水分量が増えても、再び肌水分が蒸発して、脂性肌に戻ってしまうかもしれません。
また、他の原因で脂性肌になっている場合は、トレチノインはその場しのぎにしかならないのでしょう。
トレチノイン治療をして脂性肌とニキビを改善しつつ、食生活や生活習慣を同時進行で改善がする必要があるのだと思います。
アキュテイン
重度の脂性肌や重症ニキビの改善には、アキュテインが有名ですね。ただ、アキュテインは適切に使わないと大きな副作用に悩まされる事になりかねません。
私はアキュテインを使ったことはありません。ただ、アキュテインでニキビを治したという例はネットで沢山見てきました。アキュテインはそれほど重症ニキビに悩む人を救っている有効な医薬品なのは確かです。
「アキュテインは副作用が怖い」と敬遠している人も多いようです。しかし肌のクリニック院長の岩橋さんによると、血液検査などの副作用チェックをしっかり行えば、治療を途中で中止しないといけないほどの副作用を起こした患者は10年間で10人以下だそうです。
このことから、アキュテインを行う時は、個人で行うのではなく、アキュテイン治療に精通している病院・クリニックで行うことを推奨します。
アキュテインをやめたら脂性肌やニキビが再発したという人もいます。(先にあげたパントテン酸治療の提唱者や、イベルメクチンで改善した女性のように。)
アキュテインは皮脂腺の働きを弱める作用があります。一時的に脂性肌が改善するのはそのためでしょう。
しかし、皮脂腺が発達してしまった原因を解消しているわけではありません。それが生活習慣や食生活などの中にあれば、アキュテインを使うだけで、何も生活習慣などを改善していない場合、脂性肌が再発してしまうのは当然だと思います。
確かにアキュテインは、脂性肌や重度のニキビを治す有用な薬だと思います。しかし脂性肌になってしまった原因が何か分からないのであれば、アキュテインを使って脂性肌を治したその機会に、生活習慣や食事を改めることが重要だと考えています。
一朝一夕でできることではありませんが、そうした意識をもつことは、脂性肌の再発を防ぐ上で大事だと思います。
そして、もしアキュテインを使うなら、その治療に精通した病院・クリニックで行うことを推奨します。(肌のクリニックはその1つだと考えています。)
ネットで紹介されているコスメとか化粧品は不要だと思う
「脂性肌対策に!」「脂性肌に効く化粧品!」とアピールしているサイトはたくさんありますが、ほぼステマなので期待できないでしょう。
最近はインスタグラムでも広告が出るようになりましたが、そこでもニキビを治すクリームみたいな感じにアピールしています。いかにも効くかのように宣伝していますが、大体そんな派手に広告している化粧品に限って成分は普通です。使っていたとしても、グリチルリチン酸2Kなどの普通に使われている成分をドヤ顔で表記しているくらいです。
↓こんな広告も多いです。私がインスタグラムを見ている時に出てきました。しかも私の画像が無断転載されていました。
脂性肌に困っているあなたも、今まで色々な脂性肌やニキビを治すと謳う化粧品を見てきたと思います。しかし、それ等を使う必要はありません。
余計な化粧品やクリームを使うことで、更に肌のバリアが壊れる可能性もあります。先述したように、インナードライ型脂性肌の人であれば、逆効果です。
そうでなくても、脂性肌ニキビは日に日にニキビが増えていきます。だから早めに改善しないと治すのが困難になっていくことが考えられます。余計なステマ化粧品や、普通の成分でしかなく作用の弱い化粧品類で時間を浪費するのはもったいないです。
自分の脂性肌の根本的な原因にアプローチする
ここまで色々な脂性肌の原因を挙げてきましたが、これに限らずまだまだあるかもしれません。情報が入り次第更新していくつもりです。
脂性肌は私たちに何かを伝えてくれているだけです。あくまで何かの原因の結果です。脂性肌という病気ではありません。
私たちが脂性肌になった結果、その脂性肌を引き起こしていた何らかの病気(糖尿病など)に気付けるかもしれません。脂性肌は健康のアラートでしかないので、敵視し、治す必要はないのではないでしょうか。
私たちがすべきなのは、脂性肌を治すことではなく、その根本的な原因を解消すること。つまり真の健康を手に入れることではないでしょうか。
脂性肌を一朝一夕で治すことは容易なことではないでしょう。ただ、その間、暗い気持ちで情報収集をするのは、脂性肌にも悪影響だと思います。
だからこそ、前向きに考えることが必要になると思います。先述したように、ストレスを良い物だと考えている人にはストレスはダメージにならないからです。
努力できることが才能とも言いますが、努力できる人は楽しいから努力し続けられるというのに異論はないと思います。
私たちが脂性肌について調べる時も、それを苦しい気持ちで行っていれば続けられません。前向きな気持ちで情報収集、試行錯誤をするからこそ続けられて、脂性肌を治せるのではないでしょうか。
真の健康を手に入れるために、脂性肌を治すために、まずは心を健やかにすることも意義のあることだと思います。
2017年5月6日 2:21 AM (編集)
先日コメントさせて頂いたyuuです。早速のご返信有難うございました!!
サプリが届いてから10日程経ちます。シンイチさんの投稿を見て毎日続けてるのですが、とにかく調子が良いです!!!感動です!!!まず皮脂の量が格段に減りました!今まではメイクをしてもすぐ皮脂でよれよれだったのが、ほとんど気にならなくなりました!最高です!!笑 ただ、まだニキビは出来たりするので治療中ですが、これはしばらく続けて見たいと思います!今まで何をやっても目に見えた効果が表れなくて落ち込んでいましたが、プロリンは効果抜群でした!このサイトを見つけて良かったです。シンイチさんがブログを書いてくださったことに本当に感謝しています!皮脂や肌荒れで悩む人の目に少しでも多く止まってほしいです。。 本当にありがとうございました!
2015年10月31日 9:20 PM (編集)
初めまして。
長年、何をしても良くならない超脂性肌に悩み続けてきました。
こちらでプロリンを知って、早速注文し、約1ヶ月、1日4カプセルを飲み続けました。
私も明らかに皮脂が減り、肌質も若干ですが変わってきたように思います。きめ細かくなってきたような・・・。
シンイチさんのブログとの出会いに感謝です!本当にありがとうございます!
これからも飲み続けます!
ところで、別にご相談したい点があり、自己紹介の記事にあったシンイチさんのメールにお送りしたのですが、エラーで戻ってきてしまいました。
詳細な点をご相談したい場合、どちらにメールすればよろしいでしょうか?
2015年10月8日 3:03 PM (編集)
初めまして。
ある日突然ニキビがおでこに大量に出来、色々試しても止まらず
(某大人ニキビケア商品・ビオチンサプリ等々…)
一生このままだったらどうしよう…と不安に思いながら
毎日ネットで調べていたところ、こちらにたどり着きました。
私のおでこが載ってる?!と思うくらい同じ症状で、
早速プロリンを購入したところ
1週間でサラサラな部分が増えてきました。
(私は1日2カプセル試しました。ちょっとかゆくなったけど手触りが全然違う…!)
何をしててもおでこのニキビのことが気になる日々から救われました。
まだ完治ではないものの、不安が消えてきて、本当に助かりました。
私のおでこの恩人です。
記事を書いてくださりありがとうございました!
私はまだ完治しておらず、ニキビが出来なくなった!という状態ではないけれど、
シンイチさんは、9日以降もプロリンを飲み続けたのですか?
サラサラになり、一旦飲むのをやめるまで、どのくらい続けられたのでしょうか。
よければ教えて頂きたいです。宜しくお願いします。
2015年9月21日 8:17 AM (編集)
はじめまして。
二年ほど前から突然酷い肌荒れが起こり、ネットで必死に治す方法を探していたところ、こちらでプロリンの存在を知り、二ヶ月ほど前から飲んでいます。
プロリンを飲み始める前は、肌が凸凹でブツブツ、触るとザラザラしていたのに、飲み始めて二ヶ月経ったいま、肌表面が本当にサラッサラになりました。
プロリンの存在を知らずにいたらいつまでも汚い肌に悩まされていたんでしょうね…
毎日が本当に辛かったので、こちらのサイトには心から感謝しています、本当にありがとうございます!
ひとつ質問があるのですがよろしいでしょうか?
肌表面はサラサラになったものの、赤や紫の色素沈着が結構あります。
塗り薬で一時的に改善することはできるかもしれませんが、根本的に治したいです。
ちなみに、いまのスキンケアは手作りの化粧水(+プロリン)のみです。あとビオチンを飲み始めようかなと思っているところです。
根本的な解決方法をご存知でしたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
2015年11月5日 3:44 AM (編集)
ご無沙汰しております。
プロリンを1日3粒飲み始めてから1ヶ月が経過しました。確かな効果を感じることができたのでご報告いたします。
私の場合は、飲み始めて2~3日で皮脂の量が明らかに減ったと感じ、その後は徐々に改善していきました。
あと保湿クリームを塗るようにしたら、さらに改善しました。超脂性ということで、今までは化粧水ぐらいしか使っていませんでしたが、うまく保湿できていなかったようです。
頭皮にも同様に効果があり、以前は触ると指がベタベタになったのですが、今ではうっすら付く程度にまで改善しました。
さらなる改善を目指して飲み続けていこうと思います。
シンイチさん、素晴らしい情報をありがとうございました。
2017年8月3日 11:01 PM (編集)
20歳の娘が重症のニキビと皮脂過剰に悩んでいて、処方薬、塗り薬、サプリ
漢方とあらゆる方法にも、次から次へと大量のニキビ発生。 また、髪の生え際の皮脂分泌も髪がベタベタになり困っていたところ、このブログにたどりつき、
プロリンを試したところ、3分の2くらい飲んだところであきらかに、髪の生え際の皮脂はなくなり、顔の皮脂も
かなり少なくなりました。まだニキビの発生はありますが、とにかく皮脂が減ったことにとても喜んでいます。
ニキビブログはほとんどが、商品や病院のPRで正直半信半疑だったのですが、
余りの効果にシンイチさんに感謝の気持ちと、使用に悩んでいる方にどうしても伝えたくてコメントさせてもらいました。
まだまだニキビとの戦いですが、皮脂が減ることがまずは第一歩だと思っていたので娘の前髪がサラサラしてることが、
プロリンの効果をあらわしています。
また、新しい情報があればよろしくお願いします。