期待の新素材「第二の皮膚」
米マサチューセッツ工科大学が、シワやたるみを隠す「第二の皮膚」素材を開発したことが話題になっている。これを応用すれば、シワやたるみだけでなく、クレーター型のニキビ跡の凸凹を隠すことにも使えるかもしれない。
写真の左側が、その新素材を肌に用いてシワ、たるみを失くした結果だ。何も行っていない右側と比べると一目瞭然の差が見て取れる。まるでフォトショップで修正したかのような出来だ。
凸凹クレーターに用いれば、ケロイドなどの凸は肌になじませて目立たなくし、クレーターの凹は陥没部分を第二の皮膚で補うことで肌を平らに見せることができるかもしれない。
そうなればニキビ跡、凸凹クレーターの絶望感が大幅に小さくなり、日常生活でも人目を気にしてストレスを感じたりすることが少なくなり、より良い精神状態を保てるようになるだろう。
あくまで隠すだけで根本的な治療にはならないが、それでも死ぬほど悩んでいる人にとって、今まで隠せなかったものが隠せるというものはとても大きな希望になる。そうしてストレスが緩和されれば、クレーターを理由に消極的だった人間関係の回復や、社会復帰が果たせるようになるだろう。
第二の皮膚素材の使い方
具体的な使い方は、まずポリマーベースのクリームを肌に伸ばす、その上から触媒を塗る、の二段階。加えられた触媒の働きでXPL(cross-linking layer,架橋構造層)と呼ばれる結合構造に変化し、ほぼ見えず皮膚呼吸も妨げない薄膜でありつつ強く、落ちにくくなる点がポイントです。持続時間は約24時間。
塗るだけで簡単にクレーター、しわ、たるみを隠せるようだ。しかも効果は24時間持続するとの事だから、朝出かける前に使用すれば1日中隠せるからとても便利だ。本当にこの素材で人生が変わる人が続出するだろう。
研究では、痛み、不快感などを感じた人はいなかったとあり、安全性も高いようだ。また、こすったり水で洗っても落ちにくく、目にも全く見えないらしく安全且つバレずに使えるのも大きなメリットになると思う。
クレーターへの応用ができるかは定かではないが、それができれば凸凹に悩む人にとっての大きな希望となるだろう。一刻も早く実用化されてほしい。