トレチノインで炎症後色素沈着になった時は、アフターケアが重要
トレチノイン治療で、何か失敗をすると炎症後色素沈着になってしまう可能性が高まる。せっかくリスクを我慢して、肌をキレイにするためにトレチノイン治療をしたのに、逆に肌が汚くなってしまうのはなんとも絶望的な気持ちになるものだ。
だが、トレチノインによる炎症後色素沈着はアフターケア次第で早期に改善できると俺は思っている。
俺は、トレチノインの炎症を強くしすぎたり、ハイドロキノンを塗らない日があったり、日焼け止めを疎かにしたり、色々な失敗要素を積み重ね、失敗するべくして失敗したが、危機感にかられてアフターケアだけは怠らなかった為に重度の炎症後色素沈着は免れた。
では、トレチノイン治療で炎症後色素沈着ができた場合には、どのようなアフターケアが大事なのか?それについて説明していこう。
早期に「炎症」と「炎症後色素沈着」に対してアプローチする
あなたは、せっかくのトレチノイン治療で炎症後色素沈着ができてしまった絶望感により、炎症後色素沈着のケアだけに囚われてしまっているだろうが、大事なのは大元の「炎症」に対してケアをすることだ。
炎症後色素沈着に対してケアをしていたとしても、その色素沈着を生み出している炎症自体がおさまらないと無限ループしていく事になる。諸悪の根源である炎症から解決していくことで、結果的にスピーディーに炎症後色素沈着を改善できるのだ。
更に、炎症後色素沈着に対しても同時にアプローチすることで、完全に沈着しきる前に改善していく。その為に、「炎症」と「炎症後色素沈着」に対してアプローチできる薬・化粧品などを使うことが重要になる。
そういう名目のアイテムは世の中にたくさんあるだろうが、本当に効果が期待できるものは少ない。だから、俺がトレチノインによる炎症、及び色素沈着に悩んだ時に使ったもの良質なものを紹介しよう。
俺が「トレチノインによる炎症後色素沈着」に悩んだ時に使ったもの
トラネキサム酸
トラネキサム酸は炎症を抑えてくれる内服薬で、俺が、トレチノインの赤みが残っていた時に飲んだら、次の日にはかなり赤みがおさまっていた。それ程のポテンシャルを持っている。
しかも、肝斑に対しての特効薬とも言われており、何故かトラネキサム酸を飲んだ人が美白になるという報告も多数あり、美白のための薬としても使われている実績がある。つまり、「炎症」と「炎症後色素沈着」に同時にアプローチでき、よりスピーディーに白い肌を取り戻すポテンシャルがある。
俺の炎症後色素沈着がそこまで重症にならなかったのも、トラネキサム酸の効果によるものが大きかったのかもしれないと今では思う。
トラネキサム酸はドラッグストア等には置いていないから、病院で処方してもらうか、俺の様にオオサカ堂などで個人輸入して入手してくれ。
- 【オオサカ堂】トラネミック(Tranemic)250mg
システイン
システインはアミノ酸のサプリメントだ。炎症を改善する効果はないが、その代わりに炎症後色素沈着に対しての美白効果は中々だと思う。
俺がはじめて使った時は、1週間程度でシミが少し薄くなってきた。目立った副作用もないし、継続して飲み続けるデイリースキンケアとしてはコスパ含めてかなり優秀だと思う。
幸いドラッグストア等にも置いてあるが、含有量が少ないくせに価格は高い為、Amazonかオオサカ堂で購入する方が安上がりだ。だがすぐ使いたいならドラッグストアいこう!
- 【Amazon】L-システイン 500mg 100タブレット
- 【オオサカ堂】Swanson N-アセチル・システイン600mg100錠
Cセラム
Cセラムは、数少ない「使える化粧品」だと思っている。
ビタミンC誘導体に特殊な技術を加えて、更に肌の奥まで届きやすくする事で、「炎症」と「炎症後色素沈着」に効率的にアプローチできるのが、他の化粧品には無いCセラムのユニークな強みだ。
今回の様な、トレチノイによる炎症後色素沈着に対するアプローチにうってつけだ。
尚、塗った後に顔が火照ったような感じになり少し赤みが増すが、Cセラムが浸透している証拠だから安心してほしい。俺はトレチノイン治療の時にCセラムをビタミンC誘導体化粧水の代わりに使っている、高いけど良い品だ。
迅速な対応が、炎症後色素沈着を軽減させる
今回のように、炎症による外的要因でできた色素沈着は、スピーディーに治療することで治る可能性は高くなる。
逆に、放っておいたり、質の悪い化粧品でチンタラとケアしていると慢性化してどんどん治りにくくなるだろう。それを防ぐためには、なるべく早めに、効果的なアフターケアを施す事が重要だ。
上で紹介した3つ、トラネキサム酸、システイン、Cセラム、全てを買うのはお金がかかりすぎて辛いという人は、せめてCセラム1、2本だけでも使ってみるといい。
そして、それが届くまでも、届いてからも、炎症がおさまるまではハイドロキノンは塗り続けよう。炎症後色素沈着をこれ以上悪化させない為にはハイドロキノンの美白効果もかなり有効だ。
炎症後色素沈着ができてしまって慌てているだろうが、落ち着いてアフターケアに望んでくれ。そうすれば、トレチノイン治療の失敗は取り返せるし、わざわざ「トレチノインでトレチノイン治療による炎症後色素沈着を消す」という二度手間な事態にはならないだろう。