重症ニキビの治し方専門ブログ

主に重症ニキビの治し方の考察や、トレチノイン治療についてなど、重症ニキビに悩んでいる人の希望となるような情報を発信している。

トレチノイン 使い方の疑問点

初トレチノイン治療の経過観察に学ぶ失敗リスクを下げる方法

投稿日:2015年6月2日 更新日:

トレチノインのリスク

私が初めてトレチノイン治療をした時は、かなりの不安と恐れが伴った事を覚えています。「これ以上肌が汚くなるなんて耐えられない」という気持ちでした。

しかし、トレチノイン治療は「適切な方法」さえ理解していれば、そこまで恐ろしいものでもないと今では思っています。その適切な方法を理解する為に、知識は勿論ですが、トレチノイン治療の実際の経過を知っておく事も重要だと考えています。

他人のトレチノイン治療の経過観察を見る事で、治療を疑似体験でき、注意点や改善点などの情報を自分の物にできます。この情報を沢山インプットしておけば、例えあなたが初めてでも、トレチノイン治療を安全・効率的に進められるでしょう。

幸い私のトレチノイン治療は、改善点ばかりだから反面教師にするにはうってつけです。自分の治療の為に、存分に情報を盗んで下さい。

トレチノイン治療開始・初月(11月)

経過1日目~2日目

ある程度のリサーチはしたが、今思えばかなり雑な使い方をしていたと思います。どれくらいの量を塗ればいいのか分からず、毎日大量のトレチノインを塗っていました。

1回ごとに1円玉大くらいの量のトレチノインを絞り出し、それを全てニキビ跡にベタベタ塗りたくるという暴挙。トレチノインは少量でも十分に効くので、最初の適切な量は、以下の画像くらいだと思います。

トレチノインの塗り方2

↑この量でも効く人には効きます。これで効果が出なければ、塗る量を増やすなり濃度を変えるなりすればいいだけです。

経過3日目「赤み・皮剥けが始まる」

多くの場合、トレチノインを塗ってから3日~4日で、赤みや皮剥けなどの副反応が起こります。これは通常の反応であり、肌に合わないから起こっている訳ではありません。

恐らく、かなりの赤みと皮剥けが見られると思います。真っ赤で、魚の鱗のようにバリバリ皮剥けしている筈ですが、それが通常なので、赤みが酷すぎて赤黒くなるようでなければ大丈夫です。

トレチノインの炎症
出典:Faith Grenade

↑トレチノインを塗った部分は、このくらい赤くなります。塗った量、濃度によってはこれ以上赤くなる事もありますが、「赤い」を越えて「赤黒く」なった場合は中止する事を推奨します。

そうならない様に赤みをコントロールしていく事が、トレチノイン治療を成功させる上で重要になります。

トレチノインの皮剥け
出典:skin care talk

↑これはまだ軽い方だと思います、最初の頃はこれ以上に皮剥けするでしょう。たくさん皮剥けするほどターンオーバーが促進されている証拠ですが、焦って塗りすぎると先述したように赤黒くなるので注意。

先述したように、私は0.1%の高濃度のトレチノインを、1円玉くらい大量に塗っていました。当然のように、激しすぎる炎症と皮剥けに見舞われ、塗った所は赤というよりも赤黒かったです

しかし私は、「トレチノイン治療では赤みが出るっていってたし、こういうものなのかな?」と、その赤黒さをスルーし、そのまま何日間も塗り続けていきました。これが第一の失敗だと思います。

最初に激しすぎる赤み(炎症)が起こってしまうと、炎症性色素沈着ができたり、炎症が慢性化して消えにくくなりますが、その条件を満たすような見事なスタートダッシュと言えます。

経過5日目「赤みがピークに達する」

事前のリサーチ通り、経過5日目あたりが一番赤みが酷かったです。3日目も赤かったですが、それよりも遥かに赤く、流石にこの顔を人前に晒す事はできず、予定もドタキャンしました。

この時点では、赤みが強すぎてニキビ跡が改善されているかどうかは全く分かりません。赤みでニキビ跡が隠れてしまっています。

しかし、トレチノイン治療は最低2週間くらいやらないと効果は薄いので、5日でどうにかなると思わずに、とりあえず最低2週間は続けるべきでしょう。

また、この頃は赤みを隠す手段がなかったんですが、後にミルバソゲルという最強の赤み隠しクリームを見つけました。これを使えば、経過5日目のピークの赤みでもほぼ完璧に隠すことは可能でしょう。

経過12日目「耐性がつきはじめ、皮剥け・赤みが弱まる」

経過12日頃から、徐々にトレチノインの耐性がついてきます。それにより、赤みだけでなく皮剥けも落ち着いてくるのが分かると思います。

私の場合は、最初の赤みが強すぎた為か、耐性がついても赤みはかなり残っており、皮剥けだけが落ち着いていきました。これ以降は、今までのように0.1%の高濃度トレチノインを大量に塗っても、あまり効果が出なくなります。

肝心の肌質ですが、ニキビ跡の改善具合は赤みでよく見えませんが、少なくともニキビ跡部分とその周辺は、新しい肌が作られてツルツルになっていました。

更に治療を続行する為、濃度を上げる

ですが、肝心のニキビ跡が良くなっているように見えない為、更にトレチノイン治療を続行していきます。しかし、皮剥けが弱まっていて効率的ではないので、治療効率を高める為に更に上の濃度を使う事にします。

私は最初から0.1%のトレチノインを使ったので、これ以上のトレチノインは0.4%のネオケア(現在は販売されていません)しかなく、恐る恐る0.4%を使う事にしました。

配達待ちをなくす為、最初に全て準備しておく

濃度を上げるにも、事前に注文していなかった為、ネオケアが届くまで14日も待つ事になります。この間も0.1%を塗ってはいましたが、完全に耐性ができているのか全く皮剥けしません。

貴重な6週間の内の2週間を、ただ待つだけで無駄にしてしまいます。最初から準備しておけば、すぐにネオケアに移行し、4週間たっぷりターンオーバーを加速できたので、この無駄な待ち時間は痛かったです。

この様に、最初から綿密な準備をしておかないと、貴重な治療時間をムダにします。これにより治療効率が損なわれ、1クールの間に最大の効果を発揮できなくなる為、数種類のブランド、濃度のトレチノインを最初に準備しておく事を推奨します。

後述しますが、トレチノイン初心者は、最低限以下のトレチノインを準備しておくといいと思います。これは私が、コストパフォーマンスが丁度いいと思った一式です。一番良いのは全種類・全濃度揃えておく事ですが、それは経済的ではないので、これ等の一式が妥当だと考えています。

  • BIHAKUENトレチノイン0.025%
  • BIHAKUENトレチノイン0.05%
  • a-retGELトレチノイン0.05%
  • a-retGElトレチノイン0.1%

これだけ準備しておけば、安全性と効率を兼ね備えた治療ができると考えています。

経過12日目以降「配達待ち」

ネオケア0.4%が配達されるまでの間、トレチノイン0.1%の塗る回数を増やし、皮剥けを狙いました。しかし、完全に耐性ができているのか以前のようにバリバリと剥ける事はなく、1週間で薄皮が剥けた程度でした。

そして、トレチノインの耐性ができたのにも拘らず、赤みは全く消える様子がありません

本来なら、耐性ができてトレチノインの効き目が弱まれば、それに伴って赤みも治まってくる筈です。しかし私の場合は、最初から強烈に炎症を起こした為、強い炎症が慢性化してしまったのかもしれません。

トレチノイン治療開始・2ヶ月目(12月)

ネオケアが到着し、使い始める

注文したネオケア(トレチノイン0.4%)が配達されるのに2週間かかり、治療時間が大幅に削られました。トレチノイン治療のターンオーバー期間は6週間なので、3分の1の時間を待ち時間にしてしまう最悪のミスです。

さっそくネオケアを使いましたが、ネオケアは他のトレチノインとは違い、濃い黄色でした。その色の濃さが濃度の濃さを物語っており、実際使ってみたら今までの耐性がウソのように爆発的に皮剥けしました

ネオケアの効果が強烈だからか、使用した次の日からバリバリと皮剥けしはじめ、初めてトレチノインを塗った時と同じような皮剥けと赤みが出ました。今思えば、ここで更に炎症を加速させてしまったのが、肌の赤みが消えにくくなった原因の1つなんだろうなと思います。

0.1%の後にいきなり0.4%を使うのではなく、0.4%と0.1%を混ぜたり、0.4%とハイドロキノンを混ぜる等して、濃度を緩和した方が良かったのかもしれません。

経過10日目~14日目「ネオケアも耐性がつきはじめる」

あれほど強烈だったネオケアの皮剥けも、使い始めてから10日も経過すると、かなり耐性がつき、落ち着いてきます。ただ、それでも0.1%を使っていた頃よりは緩やかにですが皮剥けしている様子でした。

6週間でターンオーバー期間は終了なので、14日経過した時点でネオケアを塗るのは終了。これからは肌をクールダウンさせていく為に、ハイドロキノンを塗っていく事になります。

本当だったらもっと塗っていたかったですが、一応ルールに則り治療を行うようにしていました。ネオケアの配達待ちに2週間とられた為、その分皮剥けを促進できませんでしたが、これは仕方ないので大人しくクールダウンに入ります。

トレチノイン治療開始・3ヶ月目

1月2週目「ターンオーバーを再開してしまう」

ネオケアの配達待ちで浪費した2週間が悔しかったのもあり、ここで再びネオケアを塗り、ターンオーバー期間を再開させてしまいました。

2週間くらい間を空けたから、耐性がなくなっているかな?と思いましたが、全く変わりませんでした。2週間程度では耐性は抜けきらないみたいですね。

この時点でも炎症は未だに続いていて、そのせいもあってかニキビ跡が治っているようには見えませんでした。だから余計焦って「もっとターンオーバーさせないと!」と思っていたのかもしれません。

しかし流石に過剰にターンオーバー期間を設けるのはマズイと思ったので、ネオケアの配達待ちで失った2週間分塗ったら、クールダウンに戻りました。

これ以降は、2ヶ月クールダウン

クールダウン期間は毎日ハイドロキノンと日焼け止めを朝夜に塗っていました。ただ、本来は日焼け止めは3~4時間に1回は塗りなおすべきですが、私はそこら辺を雑に行っていたので、1日に1~2回しか塗りなおしていなかったかもしれません。その雑なUVケアが、色素沈着などの原因になっていた可能性も考えられます。

また、1ヶ月も経つとトレチノインによる赤みは流石に少しひいてきました。しかし、完全に元の肌色という訳ではなく、普通にトレチノイン治療しているのが分かるくらいの赤みはありました。

あまりにも赤みが引かないので焦り、もしかしたらハイドロキノンが赤みの原因になっているんじゃ?とも考えました。2ヶ月のクールダウン期間が終わった後、ハイドロキノンを断ってみると、確かに多少赤みは軽減されました。しかし、本当に多少なので、ハイドロキノンが原因とは言い難いです。

やはり、最初から強烈な炎症を続けたせいで、炎症が慢性化してしまったのかもしれません。

私のトレチノイン治療の問題点おさらい

塗る量が多すぎた

今思えば明らかに塗るトレチノインの量が多すぎました。頬だけのニキビ跡に対して、顔全体を覆えるレベルの量の高濃度トレチノインを塗りたくっていたので、強烈な赤みが発生しています。

塗る量は、患部より一回り小さいくらいの量で充分だと思います。それで効果が出なければ、塗る量を増やしたり、濃度を変更していけばいいんです。最初はテストみたいなものだと割り切り、一番安全な濃度から少量で始めるべきだと思います。

 

濃度の急上昇により炎症ダメージ

私は初心者には0.025%のトレチノインを推奨していますが、それは私自身が初心者のくせに0.1%の高濃度のトレチノインから開始して失敗したからです。

いきなり高濃度のトレチノインを使う事で、肌に急激な炎症が発生し、しかもそれを塗り続けてしまった為、炎症が慢性化してしまったのだと思います。

更に、私が次に使ったトレチノインが0.4%のネオケアです。0.1%→0.4%という清々しいほどに高濃度なトレチノインリレーをする事で、強烈な炎症を2ヶ月間続ける事になりました。このネオケアによる炎症は非常に強烈で、これが赤みを残す決定打になったのかもしれません。

まとめ

私の初めてのトレチノイン治療はこのような経過でした。この中には失敗する要素がたくさん詰まっているので、私の経験を反面教師にすれば、トレチノイン治療の失敗確率はそこそこ下がるのではないかと自負しています。

トレチノイン治療の流れを知っておくことで、治療が有利になる事は間違いないので、色々な人の成功談・失敗談も見ておくといいかもしれません。

私の他のトレチノインに関する意見は、「俺の失敗経験に学ぶ正しいトレチノイン・ハイドロキノンの使い方」にも記載しているので、こっちも参考にして下さい。

-トレチノイン, 使い方の疑問点
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執筆者:


  1. あゆみ より:

    追記

    何度もすみません。
    あとトレチノインとハイドロキノンはネット購入のものでいいんでしょうか?
    手持ちのハイドロキノンは皮膚科でもらった高いものになります。
    処方される際には日中は塗ってはいけないと言われたのですが…。

    宜しくお願いします。

  2. あゆみ より:

    はじめまして。
    ニキビに悩んで、いろいろネットを徘徊している際にこちらのブログを拝見しました。

    元々ニキビ肌で悩まされていましたが、ここ2~3年は少し出るくらいで落ち着いていました。
    しかし半年くらい前から少しひどいのが出るときがあり、ニキビ跡のためにハイドロキノンジェルを使い始めました。
    効果があり使い続けていたのですが、今度はニキビ自体がひどく出るようになり、どうしようもなくなっている時、友達に進められ<角質柔軟化粧水・センシルビタミンC誘導体オイル・ルミキシル>を使い始めました。
    2週間使ってみたのですが効果がわからず、相変わらずニキビはできるしニキビ跡も濃く増えていきます。
    そこでやっぱり効果を実感できたハイドロキノンジェルをまた使おうと思ったのですが、トレチノインと一緒に使うとニキビ・ニキビ跡の改善に繋がるのを知りました。

    紫外線が始まるこの時期に始めるべきではないのでしょうが、一刻も早くこの顔をどうにかしたいです。
    あとはハイドロキノンジェルを余分に買っており、保管が3ヶ月と決まっているのでそれを無駄にしたくないのもあります。

    アドバイスをお願いしたいです。

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