ラップがトレチノインの皮剥けを促進させる
トレチノインに免疫がつく14日頃から、徐々に皮剥けしなくなっていく為、濃度を変えるか塗る頻度を増やす事になる。
だが、その前にラップで肌をパックする、「ラップパック」をすると皮剥けしなくなっていた状態からも、少しだけ皮剥けが促進されるようになる。
まだ全然トレチノインが残っているのに、もう皮剥けしなくなってしまった・・・という時には、このラップパック法をトレチノイン治療に取り入れることで、残っているトレチノインを無駄にせずに済むし、皮剥けを促進することもできる。
ラップでトレチノインに蓋をする
トレチノイン、ハイドロキノンを塗った後に、ラップをその上からかぶせると、肌と外気が遮断されてる為、トレチノインなどのクリームが乾燥せずに肌にだけ吸収されるようになる。
つまり、トレチノインを閉じ込めることで吸収率を上げているんだ。
このラップパックをトレチノイン治療に取り入れると、皮剥けしなくなっていた肌でも、皮剥けが少し回復していくだろう。
俺の場合は、スティーバ0.1%を使っていて、既に免疫がつき皮剥けしなくなっていたが、ラップパックを取り入れた事で一時的に緩やかに皮剥けするようになり、それで+7日は持った。
皮がふやける
ラップをするだけで、水分を外に逃がさなくなるから肌の保湿になるが、そのせいで、トレチノイン治療をする時は剥けた皮がふやけてしまう。
皮がふやけると、その剥けた皮を取り除きやすいというメリットもあるが、逆に、頻繁に皮を取り除くことで肌に刺激を出してしまう可能性もある。だから刺激を警戒するなら、皮がふやけても取り除かないでそのままにしておく事だ。
寝ている時にラップがとれないように気を付けて
夜寝る前にトレチノインとハイドロキノンをつけて、その後にラップをすると思うが、ここで気を付けてほしい事がある。
寝ている時に、寝相や無意識などでラップがとれ、それが体の他の部分についてしまうと、トレチノインが体の他の部分についてしまうという事だから、少し危険だ。
腕ならまだいいが、瞼などにつくと危険性はグッと上がる。
幸い俺はそういう経験はなかったが、朝起きたら何度かラップが剥がれている事はあったので、少しヒヤヒヤした。
具体的にどう気を付けるかと言うと、ラップを患部の範囲だけにつけるのではなく、顔全体につけると、ラップがとれにくくなり、寝ている時にラップがとれてしまうリスクが下がる。
図のように、ラップを広い範囲につけておくと、寝相などで少しラップがはがれても、ラップ全体が剥がれ落ちてしまうリスクを下げられる。
寝相が良い人でも、トレチノインのせいで痒みが出て、寝ている内に無意識に搔いてしまう可能性がある。その時にラップが剥がれてしまう可能性もあるから、なるべく広い範囲にラップを付けておくのが良い。しかも、ラップが搔いている時の刺激を緩和してくれる。
という事で、トレチノインで皮剥けしないから治療ペースが落ちている人は、ラップを使ってみるといい。